らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【理系クン イクメンできるかな?】育児を理系脳で漫画化、男脳で言語化!! 子ども連れに今よりもう少し優しくなれそう

 


このコミックエッセイ、あまたの育児本の中ではベストワンじゃなかろうか。

理系で研究者なオタク気質の旦那がイクメンを目指すとこうなるのだ――。

 


IT系研究開発の専門の理系男子から見ると、我が子も研究対象の一環となる。

育児は奥さんと「互換性」を持たせて「冗長システム」を構築するもの。

 

2ch で情報収集した育児方法は妻の母力さえ圧倒する。

ドライヤーのゴーって音は胎内の音に似てるから寝かしつけに効くとか、授乳の時に抱っこで手首が痛い時は「添え乳」すれば良いとか。


その一方で、母乳ばかりでミルクあげてないと「そーゆー互換性のないことはしないで下さいッ!」とキレるし、子供の遊びに付き合って頑張りすぎると文字通りフリーズして動けなくなる。

 

まぁ、多少調子っぱずれのところはあるけれど、これだけ熱心に家事や育児に取り組んでくれたら奥さんも本望ではあるまいか。
漫画家の奥さんも人見知りでママ友がいない人。

おっぱいと同等のサービスを研究開発する、と宣言する旦那。

得難いパートナーには違いない。

 


旦那さんはイメージ的に逃げ恥に出てたヒラマサさんをパワフリャにした感じ。

育休も半年スルッと取得してるし。

 

そう言えば逃げ恥続編もこれで完結。

子供を出産するというのは同じく大変なようで、「泣きたいのはこっちですよ!」と言いながら地に伏すヒラマサさんと、同時に天を仰いで泣くミクリさん二人のシーンが印象的。

PK 外したのか(笑)。


どちらの作品もエンタメとして十分面白いけど、ちゃんと育児の参考になるところもすごい。

 

 

「理系脳で見た育児」の漫画化は、男脳での育児の言語化みたいなところがあって、「子供の予防接種=セキュリティソフトの更新」ネタは思わずか目からウロコが落ちた。

今時の子供ってものすごく複雑なスケジュールでたくさんの予防接種をするんだよね。

こういう言い方してくれると実感出来る。

 


読んだ後、育児中の親や子供連れの人たちに、今よりもう少し優しくなれそうな気がした。

 

最後に、この理系クン、シリーズになってるので他のもリンク張っときます。

図書館で借りられるので全部借りて読んでみるつもり。

 

 


【プロフィール】

年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。


のんびり暮らすライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ!


・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトル飲みでプロテイン&メガビタミン
・電子レンジの時短料理で自炊中
・服は制服化&コンフォート命!
・断捨離後、ミニマリスト
・歴史と地理とニュースの社会科好き!


これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
古武術介護
小笠原流礼法
・沈没バックパッカー外こもり?!)

 

【レンチン】電子レンジで作るとん平焼きは糖質制限・MEC食の人にオススメの時短料理!

 


電子レンジでとん平焼き、二日目。

材料余ってるし――。

昨日つくったのはこちら。

 

二回目の今日の薄焼き卵はこうなった。


f:id:rakuda95:20210321131150j:image

(自分にしては)だいぶ薄くて黄色くて丸くなってきた。

電子レンジは600 W で2分だった。

 

溶き卵を作る時に和風だしを入れてみた。

心なしか昨日より美味しい気がする。

やっぱり、大事、ダシ!


豚バラ肉ともやしとえのきとキャベツは昨日と全く同じ。

 

f:id:rakuda95:20210321131233j:image


出来上がりもほぼ昨日と同じだ。


f:id:rakuda95:20210321131304j:image

相変わらずもやしとえのきのシャキシャキさ加減がすごい。

今度からもやしとえのきは常備デフォルトだ。

キャベツの代わりにレタスや白菜でもいけるのかな。


あっ、今日も天かすを入れるの忘れた。

普段使わない食材を買うとつい使わないで終わってしまう。

まあ賞味期限は長いのでそのうち使うだろう。


手際が悪いし、休みの日なのでのんびりやっていたから20分かかったけど、短縮すれば10分ぐらいでできるようになるかも。

そうなったら平日の朝の料理としてメニューに入れてもいいかもしれない。

材料からキャベツを外せばさらに時間短縮できそう。

 

とん平焼き、ヘビロテの予感。

レベルが上がった気がする。

 

 

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【レンチン】漫画「パパと親父のウチ呑み」のとん平焼きを電子レンジで作ってみた

 


無料漫画アプリで「パパと親父のウチ呑み」18話を読んでいた。

 

ちなみに単行本はこちら――。

パパと親父のウチ呑み 1巻: バンチコミックス
 

 

 

もともとこれは「パパと親父のウチご飯」のスピンオフ作品だ。


シングルファーザー同士がシェアして子育てをする漫画で親父手作りの料理が家族を結びつけている。

 

 

今回読んだ話では、関西のとん平焼きが紹介されていた。

これは卵だけのお好み焼き、うすいオムレツのようなもの。

これなら自分にもできそうだった。

 


今日は休みの日で時間も余裕があることだし早速試してみることにする。

そっくりそのまま真似するとフライパンで焼くことになるけれど、自分の場合はレンチン料理がメインなので電子レンジで作ってみた。

 


もやしとえのきとキャベツをレンチン。

600 W で3分ぐらい。

それから豚バラ肉をレンチン。

こちらは600 W で2分ぐらい。

混ぜ合わせたのがこちら――。

f:id:rakuda95:20210320153825j:image

 


次に卵の薄焼きを作る。

皿にサランラップを敷いて、溶き卵3個を流し込む。f:id:rakuda95:20210320153915j:image

初めての試み。

レンチン初心者の自分も、このような小技を使うようになったのだ。

なんだか感慨深い。

思えば遠くへ来たもんだ。

けれども結果出来上がったのがこちら。

600Wで2分ほど。

f:id:rakuda95:20210320153941j:image
もうちょっと薄くて丸くて黄色いものができると思っていたのだが……。

 


ともかくひっくり返して、肉野菜の上に乗せて、マヨネーズとソースとケチャップをかける。

f:id:rakuda95:20210320154045j:image
白・黒・赤・黄色のコントラストでインスタ映えする?

 


なんだか予想外の物ができてしまったけれど、味は、まあ、良かった。

もやしとえのきがシャキシャキと歯ごたえ良くてグッド!

 

漫画ではビールがいるやつ、だったけれど、自分の場合は焼酎の炭酸割りで――。

休みっていいな~。


漫画では肉や野菜を炒める時に塩コショウして下味をつけていたけれど面倒くさくて省いていた。

おまけにわざわざスーパーで天かすを買ってきておいたのにすっかり忘れてしまっていた。

もちろん青のりもない。

いろいろ課題は多いけど、これ、リピートするやつだ。

 


自分の場合、肉や卵やチーズをメインにしているMEC 食者なんだけど、時々1日3個の卵を消化するのがしんどい時がある。


でも、とん平焼きだったら軽々とこなすことができそう。

 

それに漫画で覚えたレシピって、長続きすることが多いのだ。

 

それにしても、うす焼き卵をもうちょっときれいに作れるようになりたいなぁ。

 

 

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【図書館で借りられるレンチン本もう5冊】とりあえず保存容器を買ってきて冷凍作り置きかな

 

また図書館でレンチン本を5冊借りてきた。

似たようなメニューがあっても微妙に違ってるし、同じことを書いているのかもしれないけど、書き方によって自分にヒットしたりしなかったりする。


まず、コレ。

この本では角型のプラスチック容器を推奨している。

これまで耐熱の丸皿でチンしてきたけれど、スーパーで電子レンジ用の容器を買ってこよう、と決意した。

汁がこぼれないようにある程度深さのあるものを、てのは盲点。

なんとなく平べったい方がいいような気がしてた。

 

作者が男なのでガッツリメニューが多いのは嬉しいところ。

わざわざゆで卵にしなくても作れるタルタルソースは試してみよう。

 

 

家庭料理がかんたん! 保存容器だけでレンチン「おハコ」レシピ

家庭料理がかんたん! 保存容器だけでレンチン「おハコ」レシピ

  • 作者:検見崎 聡美
  • 発売日: 2019/12/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

この本でも角型のプラスチック容器推奨。

本のタイトルにまで含まれているし、レンチン業界では保存容器がスタンダードなんだろうか?

耐熱の丸皿にふんわりラップをかけるのがアホらしくなってきた……。

でも、冷蔵庫にも並べやすいし、管理しやすくもなるのかな。

 

レシピではビーフストロガノフに驚いた。

レンチンで出来るのか。

ワンランク上の料理を作ろうと思ったら生クリームは必須のようだ。

 

 

以前、「作り置き」には挫折したことがあったけれど、「冷凍作り置き」というのは盲点だった。

土日にスーパーに買い物に行って買ってきた肉はいったん冷凍してしまうので、それなら冷凍作り置きと変わらないかも。

作り置きの時には、せっかく作っても、翌日には食べたくなくなったり、食べないままほったらかして腐らせたり、休みの日が料理だけで潰れてしまったりしたけど、冷凍作り置きならできそうかなぁ。

 

レシピでは豚肉とニラの炒め風が美味そうでした。

 

 

村上祥子の電子レンジでシニアごはん (TJMOOK)

村上祥子の電子レンジでシニアごはん (TJMOOK)

  • 作者:村上 祥子
  • 発売日: 2020/02/15
  • メディア: 大型本
 

レンチンに興味を持った理由の一つに、これなら年をとっても続けられそうだというのがある。

ホットクックに挫折したのも、洗い物が面倒だったから。

レンチンだと、保存容器から直接食べれば、味気ないけど、洗い物は少なくなって楽かも。

 

レシピでは、炒め玉ねぎをレンチンで作る、が面白かった。

玉ねぎのみじん切りに油を混ぜて4分レンチン。

時間のある時に大量に作っておけば、カレーとかパパッとできそう。

 

 

もしかしたら、レンチン料理には、いやレンチンじゃなくても、片栗粉と言うものは欠かせないものなのだろうか。

なるべく炭水化物や糖質を減らしたいのでプロテインで代用できないものか?

 

レシピではニラのマヨ醤油ゴマ和え、鶏胸肉の味噌マヨ蒸し焼きが美味そうだった。

マヨネーズからは抜け出せそうもない……。

 


これで図書館から借りてきたレンチン本を合計10冊ほど読んだことになる。

とりあえず保存容器を買ってきて冷凍作り置きを試してみよう。


自分の家の電子レンジも、150 Wから800 W まで変更できることが分かった。

結構高機能だった?

使いこなしていかねば――。

 


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小笠原流礼法
・沈没バックパッカー外こもり?!)

 

 

 

 

【司馬遼太郎】長編と短編とで印象が違う作品ベスト3!

 


司馬遼太郎短編全集を少しずつ読み進めていたのだが、ようやく最後まで読み終えることができた。

司馬遼太郎短編全集 全12巻 完結セット

司馬遼太郎短編全集 全12巻 完結セット

 

 

短編を一通り読んでみて改めて思ったのは、長編とは違った面白さがある、てことだ。

同じ人物を主人公にしていても長編小説と短編小説では視点が違っていたり、戦国時代や幕末時代という激動の時代に、英雄ではない無名の人がどう動いたとか、才能がありながら世の中に出ることがなく終わってしまった人たちにスポットを当てていたり。

 

今回は、その中で、長編小説でも短編小説でも主人公になっているケースの3作品を取り上げたい。

司馬さんは、戦争に負けた戦後の日本人を力づけたいという思いから、素晴らしい日本人がいた、こんな男たちがいた、とポジティブな面を長編小説に書く事が多かった。

 

けれども、同じ主人公で短編小説を書く場合は、客観的に、どちらかといえば辛口な視点で描くことがあった。

この二つを読み比べてみると、そのギャップが面白い。例えば他の小説家でも、短編小説を書いて、それをベースに長編小説へ膨らませるということがあるけれど、ほとんど同じ視点で書かれている。

長編小説と短編小説と、視点を変えて書き分けるのは、司馬さんならではの凄さというところではないだろうか。

 

さて、最初に紹介するのは、幕末の越後藩は長岡の産、河井継之助

短編全集では第8巻。タイトルは「英雄児」。

司馬遼太郎短篇全集 第八巻 (文春e-book)

司馬遼太郎短篇全集 第八巻 (文春e-book)

 

 

文庫本形式だとこちらに収録されている。

馬上少年過ぐ (新潮文庫)

馬上少年過ぐ (新潮文庫)

 

 

長編小説バージョンはこちら――。

峠(上) (新潮文庫)

峠(上) (新潮文庫)

 
峠(中) (新潮文庫)

峠(中) (新潮文庫)

 
峠(下) (新潮文庫)

峠(下) (新潮文庫)

 


河井継之助は、越後長岡藩を、勤王でも佐幕でもなく「中立」にしようとしたが、残念ながら失敗。

長編では、河井継之助が志半ばで死んでしまうシーンで終わっているので、その後の悲惨な状況は書かれていない。

 

でも短編では書いている。

河井継之助は、一人の男としては筋を通したけれど、藩の重役としては、無理な中立を保とうとして、無謀な戦争に藩を引きずりこんでしまった。

このため河井継之助が死んだ後も、わざわざ墓にやってきて鞭打つ人が多かったらしく、河井継之助の奥さんはいたたまれずに長岡から出て行ってしまったと言う。

 

英雄というのは、時と置きどころを天が誤ると、天災のような害をすることがあるらしい。

 

 

次に紹介するのはタイトルそのまんまの「千葉周作」、北辰一刀流創始者だ。

司馬遼太郎短篇全集 第七巻 (文春e-book)

司馬遼太郎短篇全集 第七巻 (文春e-book)

 

 

文庫本形式だと、こちらに収録。

新装版 宮本武蔵 (朝日文庫)

新装版 宮本武蔵 (朝日文庫)

 

 

長編はこちら――。

新装版 北斗の人(上) (講談社文庫)

新装版 北斗の人(上) (講談社文庫)

 
新装版 北斗の人(下) (講談社文庫)

新装版 北斗の人(下) (講談社文庫)

 


合理的な思想の持ち主で、古臭くて迷信的だった当時の剣術を近代的なスポーツに近づけた人だ。

体が大きくて悠然と見えるせいか、小説や漫画の主人公の「先生役」として出てくることが多い気がする。

「理想の師」歴史ランキングがあれば軽くベスト10には入るんじゃなかろうか。


こんな周作でも、短編では、のっけから、顔が異様に長いだの、お床がしつこい、などと散々な言われようだ。

他流派との抗争においても、かなり優柔不断な姿勢を見せている。

剣の腕も先輩の寺田五郎右衛門の方が優れている、と手厳しい。

(だが、誰にでも学びやすい剣の技術体形を作り上げた、と言う評価)

 


長編ではここまでシビアなことは書いていない。

言わば、田舎を出てきた無名の青年が自分の流派を立てるまでのサクセスストーリー。

最初に婿養子で入った師匠の家では苦労したけど、その後、一流を立て、家を出て、気立ての良い奥さんと再婚してハッピーエンド。

 

 

最後に紹介するのは、幕末の長州藩村田蔵六、別名、大村益次郎だ。

タイトルは「鬼謀の人」。

司馬遼太郎短篇全集 第九巻 (文春e-book)

司馬遼太郎短篇全集 第九巻 (文春e-book)

 

 

文庫本形式だとこちらに収録。

人斬り以蔵 (新潮文庫)

人斬り以蔵 (新潮文庫)

 

 

長編はこちら。

花神(上中下) 合本版

花神(上中下) 合本版

 

 


村田蔵六は、元々幕末時代の洋学者で、後に翻訳で得た知識を使い兵学者として鳥羽伏見の戦いを指揮した。

根っからの研究者で、およそ対人スキルのないコミュ障だった。


このあたり、短編では容赦なく書かれている。

と思っていたけれど、今回もう一度読み返してみたら、短編でも長編でもコミュ障に関してのエピソードはどちらもてんこ盛りだった。

さすがの司馬さんも村田蔵六に関してはかばいようがなかったのかもしれない。

長編においては、シーボルトの娘との淡いロマンスらしきものが書かれているのが救いかも。


関係ないけど、村田蔵六の話を読むと、いつも豆腐が食べたくなる。

村田蔵六、豆腐大好き人間。

人間味があるエピソードって、これくらいかも(笑)。

 

 

短編全集を一通り読んでみて、今思いつく3作を取り上げてみた。

よく探せば他にもあるかも。

 

それに司馬さんは、ある人物を主人公にして長編小説を書いている時は、基本的に良い面にスポットを当てているけれど、別の長編小説に脇役として登場させるときには辛辣なことを書いていることが結構ある。

こうした違いを読み込んでいくのも再読の楽しみだ。

 

司馬遼太郎短編全集、多分もう一周はすると思う。

司馬遼太郎長編全集も Kindle 版で出してほしいなぁ。

紙版ではもうあるんだから、出来ないことはないはずなんだけど……。

司馬遼太郎全集 第68巻 評論随筆集(全巻完結)

司馬遼太郎全集 第68巻 評論随筆集(全巻完結)

 

 


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【女ひとり海外で働いてます!】アジアで花咲く驚異の発想と行動力! そしてノマド漫画家!! ※図書館で借りられる。

 


今回読んだのは、それぞれカンボジアとタイとモンゴルとマレーシアで働く日本人女性のドキュメント漫画だ。


東南アジア最大の湖に船を浮かべて水上生活を送るカンボジアの人々、そしてそこで働く看護師の日本人女性。


次に、タイで移動図書館を運営する日本人女性。

この方は何と目が見えない方。

ただでさえハンディを背負っているのに、さらに外国で働くなんてアグレッシブ!


そして、モンゴルでファッションブランドを経営する日本人女性。

なんでモンゴル? て不思議に思ったけど、カシミヤと聞いて、なるほど、と。

最近モンゴルは中国からの圧が強すぎるので、自分と同じ日本人が力になってると聞くのは何となく嬉しい。

彼女はモンゴルで問題になっているマンホールチルドレンの話を聞いて、実際にマンホールで生活してみたと言う行動派だ。

マンホールの中は暖かいらしい……。


最後に、マレーシアで子供用の室内遊戯施設を経営している日本人女性。

なんでマレーシアで? と思ったけど、マレーシアって日中は気温が爆上がりするので、とても子供が外で遊べるような環境ではなく、家でお菓子食べながらゲームをするぐらいしかやることがないらしい。

目の付け所が違うなぁ。

 

常識にとらわれない発想と、驚くほどの行動力には圧倒されっぱなしだけど、最後の最後に、作者である漫画家のひうらさとるさんについて――。

自称ノマド漫画家の彼女が言うには、タブレットiPhonewi-fi があれば、世界中どこででもマンガが描けるらしい。

そのおかげで彼女は1年に7~8回も海外旅行へ行くと言う。

今や漫画を描く作業もすっかりデジタル化が進んでいると聞いてはいたけれど、そこまでコンパクトになっていたとは知らなかった。

実は本書で一番驚いたのはコレかもしれない。

 

ひうらさんといえばベストセラーを出したこともある漫画家。

世界中を旅して面白い漫画を描いてほしい。


ちなみに海外で働く日本人女性の「なでしこシリーズ」は、NHK とのタイアップ企画で、他の漫画家さんも描いている。

ひうらさんは3番手の漫画家だ。

順番が逆になったけれど、他にまだ4冊出版されているので、全部読んでコンプリートしたい。

 

 


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【アラスカ・ワンダホー!】オーロラと犬ぞりだけじゃないアラスカのアメリカンなキャンパスライフ!※図書館で借りられる。

 


今回読んだのはアラスカの生活を綴ったコミックエッセイ――。

アラスカ・ワンダホー!

アラスカ・ワンダホー!

 


作者は父親の転勤がきっかけで家族そろってアラスカへやってきた。

そう、旅行しに来たのではなく実際に住みにきたのだ。

 

 

日本人漫画家と言う人種は、世界中のありとあらゆるところに進出したり、様々な国の人と国際結婚をしたりと意外にアグレッシブな人生を送る人が多いのだが、そういう人たちが次々とその国や人のことをコミックエッセイや漫画で描いてくれるのはとてもありがたい。

 

 

そしてついにアラスカにまで進出してしまったのだなぁ。

なんだか感慨深い。

いや、作者は単に父親の転勤についてきただけなのだが……。

 

さてアラスカといえば、オーロラに圧倒されたり、ヘラジカ(とにかくデカい鹿)が普通に庭に入ってきたり、友達とオールで遊んでいて午前3時になっても日が暮れない白夜があったり――。


日本人がイメージするアラスカのエピソードを作者も思い切り満喫したようだ。


サーモンとイクラを飽きるほど食べたり……。

 

 

とは言え、非常識な寒さと雄大大自然に圧倒されつつも、アラスカは結局アメリカなので、結構、多民族。

 

作者は英語を母国語としない外国人のための特別クラスのお手伝いをするたのだが、高校生ぐらいの歳の子達がすでに結婚していたり子供がいたりすることにカルチャーショックを受けたりもして何だかおかしかった。

 


その一方で、このコミックエッセイを読んでいると、アラスカの高校でも、パジャマデーがあったり、ハロウィンの仮装があったり、卒業パーティーのプロムの目玉がダンスだったり、卒業式で帽子を空に投げたりとアメリカナイズされてるのにかえって驚いたりもした。

いや、アラスカってアメリカなんだからむしろ当然なんだけど。

 

日本人である自分は心のどこかでアラスカとアメリカは別物だと思ってしまっているのかもしれない。

少なくても例外扱いぐらいに。

オーロラや氷河などの大自然を除けば、人の営みというものはあまり大して変わらないようだ。

 

そんなわけで、アラスカと言うよりも、アメリカのキャンパスライフ、多民族国家ならではのエピソードが印象的。

案外、犬ぞりについてはテンション低かったりする(笑)。

 

 

ところで作者は、すんなりとアラスカの高校生活に溶け込んだようだけど、これはネガティブな面をあえて作品に描かなかったというだけなんだろうか?

もしそうじゃないとしたら、よほど英語が達者で、コミュ力の高い人なのかもしれない。

アラスカに移住してきて、嫌な目にあったことや落ち込んだこともあったに違いないんだけど、もし続編があるとしたら、そっちの方面についても読んでみたいと思った。

 

 

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【みんなの遊べる軽トラ】電動化と自動運転化が実用化されたら視野に入れたい。※図書館で借りられる

 


この本は図書館で借りた。

 

何しろ表紙の写真のインパクトがすごくて「ジャケ買い」してしまったのだ。

みんなの遊べる軽トラ (扶桑社ムック)

みんなの遊べる軽トラ (扶桑社ムック)

  • 発売日: 2020/11/21
  • メディア: ムック
 

 


それにしても軽トラ。

タイトルに「みんなの」とあるように身近な存在。

値段的にもお手頃だ。


ともすれば、農作業や建築現場のイメージが強い軽トラだけど、カラーリングに気を使い、車高を上げたり、ロールバーを付けたり、キャンピングカー風に改造すれば、元が軽トラには見えないくらい。

これってスーパーカブで、余計なパーツを取り除いて、レトロ風にカラーリングしたやつに似ている。


このブログの筆者の場合、できるだけシンプルに暮らしたいという願望があるので、車はすでに処分してしまったけれど、将来的に、電動カーや自動運転が当たり前になってきたら、また車を買ってみてもいいかなと思っている。

 

電動カーは、ソーラーシステムの備蓄電池代わりにもなるし防災対策にもなる。

実際、軽トラを改造して、ソーラーシステムを設置したオーナーも本書では紹介されている。


自動運転も、まだまだずっと先のことだと思っていたけれど、勝間和代さんのブログを読んでいると、一部はすでに実用化されていて、もうここまで来ているのかと驚いたりもする。

車線変更や車庫入れはかなり楽になったようだ。

 

もし軽トラで、電動で、自動運転のものが発売されたら買ってみようか、自分だったらどう改造しようか、考えてみるのが楽しい。

とりあえずソーラーシステムをつけて、キャンピングカー風にして……。


この頃はバンライフや車中泊もポピュラーになりつつある。

#離婚して車中泊になりました (ソノラマ+コミックス)
 


家を買うのは無謀としても、軽トラをベースとした移動基地を持つってのは自分にも手が届きそうだ。

いいかもしれない、軽トラ――。

 

 

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【中年マンガ家ですが介護ヘルパー続けてます】介護現場よりもさらに過酷な漫画家の仕事。「半漫半X」で描き続けて欲しい。※Kindle unlimited 読み放題

 

 


今回読んだコミックエッセイは介護がテーマ――。

↑  今ならKindle unlimited 読み放題で読める。

 


作者はベテラン漫画家だけど仕事がなくなってしまい介護の仕事をするようになった。

そして介護の現場についてのコミックエッセイを描くに至る。

取材ではなく作家自身が現場で働いているので説得力がハンパない。


もともと、介護の仕事って、タブーみたいなところがあって、あまり赤裸々に語られることもないし、介護システム自体複雑で、施設やサービスも細分化されていて何が何やらさっぱり分からない。

実際、作者は訪問看護の仕事をするのだが、ヘルパーさんて、料理や掃除などをしてあげる仕事だと思っていたけど、あくまでヘルパー、お手伝いだったりする。

認知症対策のためにも、認知症の人がなるべく自分で料理や掃除をするようにして、あくまでヘルパーさんは補助作業に止まるのが理想なのだ。

たぶん介護現場では当たり前のことなんだろうけど、自分の場合、そんなことも知らなかった。


もっとも、そんな理想通りに行くことはむしろ珍しいようで、ヘルパーさんが何もかもやることになってしまうし、本来ならサービス外のことまで気軽に頼まれてしまったり、普段は使わない IH レンジの使い方に四苦八苦したりする。

訪問看護の仕事の内容すらもよくわかってなかったんだなあ、と軽くショックを受けた。


介護の仕事は他にも、発達障害児のためのデイサービスみたいな施設があったり、精神病院でひたすらおむつを取り替えたり(看護師でなくとも働けるのだ)、障害児の移動支援(一緒に移動するだけでめっちゃ大変)に特別養護老人ホームでの仕事など本当に様々だ。

作者は武者修行のように色々な介護の現場へ出向くことになる。

 

 

それにしても介護とは過酷な仕事だ。

作者本人も言っているように、長年引きこもっていた漫画家によくもまあこんなきつい仕事ができたものだと感心してしまう。

 

 

そしてさらに過酷なのは漫画家の仕事――。

作者はほのぼのとした四コマ漫画を描いていて、自分もも何冊か読んだことがあった。

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クセのない可愛らしい絵柄に、人をイジったりディスったりせず読者を不愉快な気分にさせない作風には好感を持っていた。

そりゃ、「ONE PIECE」 のような大ヒット作は無かったけど、ずっと職人的に四コマ漫画を描いていく人だと思っていたのだ。

 

 

それでも年を取っていくと、仕事は少なくなり、ついには無くなってしまうのだ。

厳しいなぁ……。

 

 

しばらく前に、漫画の仕事がなくなってしまって、遺跡発掘の仕事を始めた体験漫画を読んだこともあった。

遺跡の人 (アクションコミックス)

遺跡の人 (アクションコミックス)

 

読者はゲラゲラ笑いながら気楽に読んでいるだけでいいけど、漫画家は命を削って描いているのだ。

 


吉田さんの場合、介護の世界という新たなジャンルを新規開拓したのだから、介護の仕事と並行して、介護の漫画を描き続けて欲しい、そして読者に介護の現場をわかりやすく面白く伝えて欲しい、と思う。

 

 

介護の世界を漫画でエンタメ化したヒット作だってある。


半農半X」なんて言葉もあったけど、何か副業を持ちながら漫画を描き続ける「半漫半X」、てのもアリだと思う。

半農半Xという生き方【決定版】 (ちくま文庫)

半農半Xという生き方【決定版】 (ちくま文庫)

  • 作者:塩見 直紀
  • 発売日: 2014/10/08
  • メディア: 文庫
 

 

副業の世界を漫画にフィードバックさせれば良いし。

 

 

本当に大変そうだし、気軽には言えないけど、漫画好き読者としては、いつまでも漫画を描き続けて欲しいなぁ。

 


【プロフィール】

年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。


のんびり暮らすライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ!


・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトル飲みでプロテイン&メガビタミン
・電子レンジの時短料理で自炊中
・服は制服化&コンフォート命!
・断捨離後、ミニマリスト
・歴史と地理とニュースの社会科好き!


これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
古武術介護
小笠原流礼法
・沈没バックパッカー外こもり?!)

 

 

 

 

【ベトナムのフォー】肌寒い日はインスタント食品も炭水化物も別腹だ


今日は一日中雨。

 

ついさっきまで天気アプリの雨雲レーダーを見ると、青を通り越して真っ赤だった。

 

今週は仕事がハードだったせいか、ついうっかりして長めに昼寝をしてしまった。

 

気がついたら夕方。

 

今日は1日外へ出なかったなぁ。

 

 

腹が減ったので、この間スーパーで値引きになっていたのを買ったベトナムのフォーのインスタントを食べることにする。


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鶏肉のせせりをたっぷり。

 

パクチーとライムがないのはしょうがない。


半分以上食べた後、味変に納豆入れてみたけど、なかなかイケた。

 


麺と肉を食い終わった後、スープにご飯を投入しておじやを作っても良かったかもしれない。

 

インスタントラーメンのスープの残りで作るおじやってうまいよね。

 

卵を落として、刻み海苔や黒ごまをたっぷり振りかけて表面を真っ黒にして……。

 

何だか、また腹が減ってきてしまった。

 


インスタント食品も炭水化物も食べない方がいいんだろうけど、こんなに肌寒い日は別腹だ。


体の内側から十分に温まったおかげで、一日中外出もせず寝てばかりいたのに良い休日だったような気がする。


明日は晴れるみたいだし出かけよう。

 

 

 

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年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。

 

 

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【スマホで確定申告】マイナンバーカードを持たない人間のスマホ確定申告は時代から取り残されていきそう

 


今年も無事に確定申告が終わって、還付金が振り込まれたという通知が届いた(いまだに紙で)。

 

 

今年の確定申告は、ノートパソコンではなく、スマホでやった。

 

スマホでの確定申告は、お手軽だけど、その分、入力が面倒くさい

 

 

でも、今回の確定申告は入力作業が少なかったのでスマホで申請することにした。

 

去年は新型コロナウイルスの年だったけど、医療費がほとんどかからなかったので、控除を申請するほど医療費がなくて、ふるさと納税の分だけだったのだ。

 


さて、国税庁の確定申告のページを開いて、早速、確定申告の入力を始めていったけれど、最初と最後に戸惑う事が一つずつあった。

 


と言うのは、確定申告をする場合、事前にマイナンバーカードを作っておくことが強く推奨されているのだ。

 

確定申告用のサイトもマイナンバーカードの番号を始めに入力することでサクサクと進んでいくようになっている。

 


自分の場合、まだマイナンバーカード作っていなかった。

 

そして、スマホで確定申告できるように、一度税務署に行って手続きをすませてもいた。

 

 

今回はそちらのID やパスワードを使ってログインする。


まぁ、結局、確定申告はできるんだけれど、自分のやり方がすっかりオールドファッションになってしまったことを思い知らされる。

 


f:id:rakuda95:20210313120737j:image

 


入り口でいきなり気分がダウンしたけれど、入力作業は快適だった。


記入例が分かりやすく表示されているし、入力もノートパソコンほどではないにせよストレスは感じない。

 

このままスマホが5Gになって画面の切り替えが早くなれば、ノートパソコンを使おうという気持ちはなくなるかもしれない。

 

スマホの推測変換も年々進歩しているし。

 


しかし、一通り入力が終わって、もう終わりかなと思ったところで、突然マイナンバーカードの番号を入力しろ、と表示が出た。


へ、なんで、今さら?  と戸惑いながら無視して次の画面へ行くと、そのまますんなりと終了した。

 

なんだったんだ?

 

 

これはとにかくマイナンバーカードを作らせようと言う政府の意識が働いているのだろうと思う。


まあ、気分的にちょっと引っかかるところはあるけれど、これも時代の流れというやつか。

 

そろそろ潮時だ。

 

自分もマイナンバーカードを作っておこう、と決意したことだった。

 

 

そして、3週間後には還付金が約2万円振り込まれていた。

 

早くなったなあ。

 

紙で確定申告をしていた時は、振り込まれるまで軽く1~2ヶ月はかかっていたような気がする。

 

 

あと、領収書の束と一緒に郵送しなくてもよくなったのはありがたい。

 

初めの頃は領収書のコピーもいちいちとっていたっけな。

 

 

ところで、確定申告の入力作業の途中、内容をPDF ファイルでスマホに保存したけれど、正直、スマホのどこに保存されてるのか自分はよく分かってなかった。


今回検索してみたところ、アクロバットリーダーアプリをインストールして、アプリから開けば良いことが分かった。

 

実際やってみると、確かにちゃんと保存されていた。

 

こりゃもうノートパソコンで確定申告することはなくなりそうだな。

 

 

最後に、ふるさと納税だけだったら、ワンストップ特例制度を使えば確定申告で手続きしなくてもいいんじゃないかと思う人がいるかもしれないけど、あれって、紙に手書きで記入して郵送しなければいけないので、かえって面倒くさいと思う。

 

医療費控除があるかもしれない人だったら、ふるさと納税も合わせて確定申告で済ませた方が合理的だ。

 


まあ、医療費控除とふるさと納税だけな人は、確定申告もスマホで十分なんじゃないだろうか。

 

 

【プロフィール】

年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。


のんびり暮らすライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ!


・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトル飲みでプロテイン&メガビタミン
・電子レンジの時短料理で自炊中
・服は制服化&コンフォート命!
・断捨離後、ミニマリスト
・歴史と地理とニュースの社会科好き!


これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
古武術介護
小笠原流礼法
・沈没バックパッカー外こもり?!)

 

「日本人は『やめる練習』がたりてない」 完璧か玉砕か、それ自体が問題だ。

 


何ていう衝撃的なタイトルだろう。

 

このタイトルが全てを表している。

 

日本人は「やめる練習」がたりてない (集英社新書)
 

 

twitter がバズったのがきっかけで本書は刊行されたようだけど話題になったのもうなづける。

 


確かに自分自身、やめることはよくない、途中で投げ出すのは悪いことだ、と刷り込まれてきた。

 

けれども間違ってると気づいた時に、やめないとどうなるか?

 

ブラック企業に勤めていたら、倒れるか心の病になるまでは続けてしまうことになる。

 

昔のバブルの時だって、ちょっと変だなと思いながら、バブルが弾けるまではやめられなかった。

 

さらにさかのぼれば、太平洋戦争の時だって、次々と戦線を広げ続けて破綻するまでは拡大することを止めなかった。

 

朝ドラ「エール」に出てきたインパール作戦を思い出す人もいるだろう。

 

 

もっともっとと向上心を持つのはいいけれど、この辺でやめておこう、という発想がどうも日本人にはないらしい。

 

完璧か玉砕か、なのだ。

 


それに比べると、本書で紹介されているマレーシアの教育事情は、かなりフレキシブルだ。

 


まず驚いたのは、生徒が次々と学校を転校することだ。

 

この学校は自分には合わないと思ったら即転校。

 

周りもそれを咎めるどころか、むしろ褒める。

 

もっと良い環境に移れたことを評価する。

 

 

そして部活動に対する考え方。

 

日本人なら一つの事を長年続けると良いという考え方があるけれど、マレーシアではむしろ逆。

 

なるべく色々なことをやった方が良いという考え方があるし、学校の先生も、去年は音楽をやったんだから今年は美術をやってみたらなどとアドバイスする。


子供のうちになるべく多くのことを経験して、自分の得意・不得意を把握しておいた方が良いという考え方があるのだ。

 

 

う~ん。なんて自由な考え方なんだろう。


最初、これはマレーシアだから、東南アジアだから、ユルいんだろうと思い込んでいたけど、多民族国家として長年試行錯誤を繰り返してきたからたどり着くことができたのだ。

 

多民族国家では、他者に寛容であることが何よりも重要とされる。

 

 

この点が日本と大きく違う。


作者の子供は、日本では元気がなかったけれど、マレーシアではすっかり生き生きと学校生活を送っているという。

 


もちろんマレーシアのやり方がいつも正しいというわけではないだろうけど、こういう考え方もある、こういうやり方の国が実際に同じアジアにあるのだ、と知ってるだけでもかなり気が楽になる。

 


みんなと同じじゃなくて良いのだ。

 

同調圧力」という言葉に嫌悪感を覚える人に強くお勧めしたい。

 

 

【プロフィール】

 

年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。

 

 

のんびり暮らすライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ!

 

 

・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトル飲みでプロテイン&メガビタミン

・電子レンジの時短料理で自炊中

・服は制服化&コンフォート命!

・断捨離後、ミニマリスト

・歴史と地理とニュースの社会科好き!

 

 

これから、やりたいこと――。

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古武術介護

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