らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

―漫画と本と自転車通勤。そして、がんばらないライフスタイル―

「日本人は『やめる練習』がたりてない」 完璧か玉砕か、それ自体が問題だ。

 


何ていう衝撃的なタイトルだろう。

 

このタイトルが全てを表している。

 

日本人は「やめる練習」がたりてない (集英社新書)
 

 

twitter がバズったのがきっかけで本書は刊行されたようだけど話題になったのもうなづける。

 


確かに自分自身、やめることはよくない、途中で投げ出すのは悪いことだ、と刷り込まれてきた。

 

けれども間違ってると気づいた時に、やめないとどうなるか?

 

ブラック企業に勤めていたら、倒れるか心の病になるまでは続けてしまうことになる。

 

昔のバブルの時だって、ちょっと変だなと思いながら、バブルが弾けるまではやめられなかった。

 

さらにさかのぼれば、太平洋戦争の時だって、次々と戦線を広げ続けて破綻するまでは拡大することを止めなかった。

 

朝ドラ「エール」に出てきたインパール作戦を思い出す人もいるだろう。

 

 

もっともっとと向上心を持つのはいいけれど、この辺でやめておこう、という発想がどうも日本人にはないらしい。

 

完璧か玉砕か、なのだ。

 


それに比べると、本書で紹介されているマレーシアの教育事情は、かなりフレキシブルだ。

 


まず驚いたのは、生徒が次々と学校を転校することだ。

 

この学校は自分には合わないと思ったら即転校。

 

周りもそれを咎めるどころか、むしろ褒める。

 

もっと良い環境に移れたことを評価する。

 

 

そして部活動に対する考え方。

 

日本人なら一つの事を長年続けると良いという考え方があるけれど、マレーシアではむしろ逆。

 

なるべく色々なことをやった方が良いという考え方があるし、学校の先生も、去年は音楽をやったんだから今年は美術をやってみたらなどとアドバイスする。


子供のうちになるべく多くのことを経験して、自分の得意・不得意を把握しておいた方が良いという考え方があるのだ。

 

 

う~ん。なんて自由な考え方なんだろう。


最初、これはマレーシアだから、東南アジアだから、ユルいんだろうと思い込んでいたけど、多民族国家として長年試行錯誤を繰り返してきたからたどり着くことができたのだ。

 

多民族国家では、他者に寛容であることが何よりも重要とされる。

 

 

この点が日本と大きく違う。


作者の子供は、日本では元気がなかったけれど、マレーシアではすっかり生き生きと学校生活を送っているという。

 


もちろんマレーシアのやり方がいつも正しいというわけではないだろうけど、こういう考え方もある、こういうやり方の国が実際に同じアジアにあるのだ、と知ってるだけでもかなり気が楽になる。

 


みんなと同じじゃなくて良いのだ。

 

同調圧力」という言葉に嫌悪感を覚える人に強くお勧めしたい。

 

 

【プロフィール】

 

年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。

 

 

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