らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【数寄です!】漫画家、「和風」ではない「和」の生活を目指して数寄屋作りの家を建てる! 猫4匹との共存は?

 

家を建て、一部始終をコミックエッセイに描く漫画家も珍しくなくなってきた。

 

しかし、今回作者の山下サンが建てるのは、 ただの家ではない。数奇屋なのだ。そして、「山下和美数寄者(すきしゃ)計画」が発動する一。

 

数寄です! 1 (クイーンズコミックスDIGITAL)

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山下サンはマンション暮らしだったけれど、リフォーム工事でマンション全体を揺らしたり、飼い猫のいたずらで下の階を水浸しにしたりしたこともあり、一軒家を建てることに。

 

そし て、どうせなら、と和の生活へダイブする決心をした。

 

 

若き建築家との出会いをきっかけに、茶室をベースとした数奇屋作りの家を建てる。

 

お寺の庭を借景とし、家は木を選ぶところから始めて、電灯も和紙で柔らかく覆う。

 

おかしかったのは、いざ家の工事が始まってからの話で、地鎮祭が物珍しかったり、大工さんのおやつをどうするか悩んだりしてたこと。

 

これ、 同じ漫画家の伊藤理佐さんも、同じところでカルチャーシヨックを受けてたなあ。

 

 

 

ちなみに山下サン家の地鎮祭では水晶玉を地面に埋めておりました。いろんなやり方があるもんだ。

 

数寄です! 2 (クイーンズコミックスDIGITAL)

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建築中に東日本大震災があったけれど、山下サンの建築中の家は瓦から骨組まで全く問題なく、集まった大工さん同士で自慢しあってたのはさすが伝統の数奇屋作りだ。

 

いまどき数奇屋作りにかかわる大工さんたちは宮大工のようなもので腕自慢ぞろいなのだろう。

 

数寄です! 3 (クイーンズコミックスDIGITAL)

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家が建っても、数寄者計画は終わらない。数奇屋での暮らしぶりが描かれる。

 

 

やはり数奇屋作りの弱点は気密性のようで、冬はシンドいと正直に描かれている。

 

また、猫の知恵は計り知れないようで、わざわざ猫には開けられないタイプのドアの鍵に変更したにもかかわらず、奴ら(計4匹!)は突破するのであった。

 

猫が暴れまわると数奇屋も何もあったものではない。

 

 

それでも11月の夕方、淡い陽の光が家の中に差しこみ、障子にもみじの影がうつり、やがておぼろとなって消えていく。

 

陰影礼賛を地で行くような生活を堪能することは数寄者ならでは、だ。

 

 

 

作者はその後、表装――掛け軸づくりをやるようになったり、母から譲られた雛人形を修したりと和の生話を続けていく。

 

 

数奇屋作りでコンビを組んだ若き建築家は、その後、ビル作りに嫌気がさして会社を辞める。

 

数奇屋作り専門の建築事務所を立ち上げ、六本木ヒルズの中庭で、文楽の組立式檜舞台を手掛けるまでになる。この一部始終もレポートされる。

 

続 数寄です! 2 (愛蔵版コミックス)

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  • 作者:山下 和美
  • 発売日: 2017/02/24
  • メディア: コミック
 

 

 

それでも、作者は数奇者のメインパート、茶道や華道や骨董、着物までには手を出せていない。

 

なにしろ過酷な漫画家商売なのだ。時間を捻出するのも大変だ。

 

 

でも、 それは、まだ当分は楽しめる、恐らくは死ぬまで続く愉しみなのだ、と言うこと。

 

山下和美数寄者計画は継続中。ぜひ続巻を望む。

 

現在はどこまで進んだろうか?

 

猫たちとの共存は?  などなど。

 

 

 

【プロフィール】

 

夢とか夢中になれることは特に無いので、嫌いなこと、やりたくないことを回避するライフスタイルと、がんばらないためのライフハック がテーマ。

空いた時間はKindle読み上げで本を聴き(週1~2冊)漫画を読んでいく生活(週50冊)。

 

 

・片道1時間の自転車通勤中

・食事は糖質制限中。MEC食&高脂質食。ボトルでプロテインEAA&メガビタミン。

・ホットクック 1.0Lで自炊中

・服は制服化済み

・住まいは断捨離してミニマリスト

スマホiPhoneからPixel 3a XL へ移行

・マンガと歴史好き 

(特に世界史へ進攻中)

 

 

これから、やりたいこと――。

・英語で読み書き

古武術介護

小笠原流礼法

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・積み立て投資

【自転車通勤】2020冬用ギアは安定のラインナップ。マイナス5℃までなら余裕の仕様だ!

 

 

今週になってからいきなり寒くなってきた。職場でもセキこんでる人間がやたらと多い。うつされないか心配だ……。

 

 

最高気温が 10℃より下がると日中が寒くてシンドいし、最低気温が5℃より下がると自転車通勤 が辛くなる(地元ではマイナスになることはめったにない)。

 

そんなわけで今年も早々と真冬仕様で自転車通勤してる。

 

 

ルームウェアのフリース上下の上に、 モンベルのレインウェア上下を着こみ、その上に UNIQLOのウルトラライトダウンを羽織る。

 

 

ちなみに今年の冬のルームウェアは去年と少々変わった。

 

フリースの上下なのは同じだけど、上着がフリースからブイネックのダウンになった。

 

家の中なのにダウンかよ、て気がしないでもないけど、今やインナーでもダウンを着る時代だ。

 

重くてかさばったはんてんを着るよりはダウンの方が薄くて軽い。ブイネックだと歯磨きの邪魔にもならないし――。

 

 

いちいちパジャマに着替えたりしないので、このルームウェアのまま寝て起きて、その上に着こんで自転車通勤に出発する。これは今までと変わらない。

 

いちいちサイクルウェアに着替えていた時は、まるで正装している気分で、それなりに気分が引きしまったけれど、毎日毎日、自転車通勤をしているとはっきり言って面倒くさい。

 

ルームウェアにさっと羽織って出かけるようになってから、どれだけ気分的に楽になったことか……。

 

 

ルームウェアの上に着こむモンベルのレインウェアは、そろそろ10年近く使っていることになる。

 

ゴアテックスでバカ高かったけれど、いいかげん元は取れたような気がする。

 

蒸れないし、脇の下のジッパーを開ければ涼しいし、パンツの裾はマジックテープで絞ることが出来る。

 

なにより意外と防寒力がある。だから夏以外はずっと着てる。途中で雨に降られても安心だし――。

 

 

残念なのは、どうやら生産中止になってしまったこと。値段が高すぎて、ブルベ者ぐらいしか買わなかったんだろうか。今は値段も下がった廉価版のようだ。

 

 

 

さらに上に羽織るウルトラライトダウンは MA1 タイプだ。

 

もともと2~3年前には普段使いしていたけど、くたびれたので自転車通勤で使っている。

 

職場やオフで着ているダウンはヘタってきたら自転車通勤用に落とすことにしている。

 

以前はジッパーが壊れたり、木の枝に引っかけて破れた りしていたのだが最近は長もちするようになったので自転車通勤用のダウンが順番待ちしてる状 態だ。

 

 

 

あとはグローブとソックス。

 

どちらもシールスキンズ。これは変わらず。

 

シールスキンズほど防水力と防寒力を併せもつブランドはまだ見つかってない。防水力に関してはバケツの中にグローブやソックスをつけこむ動画を見た人もいるのではなかろうか。

 

防水力だけでなく、防寒力に関しても、少なくともマイナス5℃ぐらいまでなら耐えられることは自分が実証済みだ。

 

 

今ぐらいだと、グローブはまだ軍手タイプのストレッチの効いたやつを使っているけど、真冬になったらフラッグシップの極厚グローブにチェンジ。どちらもあと軽く5年はもちそうな頑丈さだ。値段は高いが、それだけの価値は保証する!

 

 

 

冬用のギア関係は変わり映えしないラインナップとなってしまったけど、その分、安定している。

 

これから寒くなっていく一方だけど、特別、不安を感じることもない。むしろ、そのあとの花粉症 シーズンの方が面倒くさいぐらいだ。

 

 

寒がりな人は防寒ギアにこだわってみると、自転車通勤が長続きするかも。

 

冬の朝、漂とした空気の中走るのは、けっこう気分が良いものだし――。

 

 

 

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【自転車通勤】新しい通勤コースは空気の美味しさが今回のテーマ?!

 

 

久々に通勤コースを変えた。

 

最近寝つきが悪いので運動不足なのではないかと思い、少し距離を長くしてみ たのだ。

 

 

新しいコースは自動車が入ってこれない川沿いの細い道が中心になる。 ところどころ舗装されていない。なので自動車だけでなく、他の自転車やランナ ーやウォーカーもあまりいない。


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このコースは以前にも走っていた。穴場な道だと気に入っていたのだが、砂利道などを走っていると、どうしてもパンクする確率が高くなるので、フェイドアウトしてしまっていた。

 

いまはロードバイクにノーパンクタイヤを履かせて走っているのでパンク の心配もない。

 

 

 

スピードは出せないけど、他にほとんど人がいない。 雨の日に走っていると、この世界でもしかして一人ぼっち?  みたいな気分になるほどだ。

 

ともかく久々に走ってみた。

 

 

実際に走ってみると、かなり快適だった。自分の場合、ごちゃごちゃした街中をすり抜けていくことにスリルを覚えるタイプではなく、 誰もいないところをだらだらと走る方が好きなのだ、 と改めて思い知らされた。

 

 

そしてなにより空気が綺麗なことに驚いた。走り終わったあと、何か良い物を身体の中に入れた気がした。併せて、有酸素運動後の独特の感覚、頭がぼうっと した風呂上りのような気分を久々に味わった。

 

このところ寝坊気味で道路が渋滞した街中を走ることが多かったので、なおさらそう感じたのかもしれない。

 

 

しかし、よく考えてみると、空気が美味しいなんてことは以前の自分だったら全く感じなかったはずだ。

なんでこんなことが気になるようになったのか?

 

 

考えてみたら、これは新型コロナウイルスの影響だ。

 

 

今ぐらいだと、まだ、 暖房をつけて、同時に窓を開けて換気しながら洗面所で歯を磨く、なんてことを

日常的にやっている。

 

今年一年間はとにかく窓や戸を開けてひたすら換気して

きた。これまでの人生では無かったことだ。

 

 

たまに朝寝ぼけながら洗面所にいるときなど、うっかり換気せずに過ごしてしまうことがあって、 そんな時、 妙に息苦しいような気がして、窓を開けてないことに気づいたりする。この一年で、新鮮な空気に敏感な体質になってしまったようだ。

 

渋滞のクルマの列の排気ガスにうんざりするようになったのも今年に入ってから増えた気がする。

 

 

デリケートになってしまったことが自分の人生に好影響を与えてくれるのかどうかは微妙だけど、とりあえず、しばらくは空気の美味しい通勤コースを走るつもりだ。

 

夜も良く眠れるようになったし――。

 

 

 

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【野原ひろし 昼メシの流儀】サラリーマンひるめしの問題あるあるネタ満載!

 

 

今回の漫画は「クレヨンしんちゃん」のスピンオフ作品。クレしんパパが主人公 のグルメ漫画。テーマは「ランチ」だ。

 

 

すでに作者がお亡くなりになっていて別の人が描いており、しかも主人公を変えてのスピンオフ作品なので最初はなんだかイロモノな気がしてたけど、なかなかどうして面白かった。

 

サラリーマンのひるめしの問題。 かなり共感できるネ タが多かった。

 

 

はじめて牛カツを食べたときに調味料がやたらとあることに驚いたりするところは自分と一緒。

 

回転寿司でもコーンマヨやカニカマ軍艦を食べたときに、なにやら一線を越えてしまって暗黒面に落ちたような気がしたのも同じ。

 

なかでも「冷やし中華」についてのエピソードについては共感あるあるだった――。

 

 

餃子をこしょうだけとか酢だけとか、いろんな調味料で食べてみるというのは、 今度、自分でも試してみたい。

 

わざわざ店からマヨネーズを借りるというのはさすがに遠慮したいけど――。

 

 

あと、寒くて身体が凍えてどうしようもない日には鍋焼きうどんを食べて身体を温めるのは真冬の風物詩だけど、こういう日に食べるものとして「ほうとう」 があるってのは目からウロコだった。

 

かぼちゃが煮崩れて甘くなっているスープを思い出してツバがわく。ぜひ今年の冬には実行したいものだ。ただ生活園内にほうとうを出す店があるかどうか……。

 

 

クレしんパパの偉いところは、たとえ午前中に仕事のミスがあって落ちこんでるときでも、美味しいランチを食べて気持ちを切り替えて、店を出るときには 「午後もガンバルぞ~」と前向きになってるところだ。

 

簡単なようでいて、なかなか出来ることではない。同じリーマンとして見習わねばならない。

 

 

自分も午前中に何かトラブルがあったり嫌なことがあったときには、ちょっとランチを贅沢してストレスをその場で解消して、午後には気持ちを新たに仕事できるような人間になりたいものだ。

 

うんざりした気分を引きずるよりは美味しい物を食べるに如かず。

 

 

今回は第6巻まで読んだ――。

 

 

 

 

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【池上彰のまんがでわかる現代史 東アジア】気がつけばいつの間にか反日国家に囲まれていた理由

 

 

気がつけば日本はすっかり「反日」に囲まれている。

 

もともと反日だった中国はともかく、最近の韓国の反日っぷりはドン引きするほどだし、北朝鮮はミサイルをポンポン飛ばすし、ロシアとは北方領土問題でケリがついてない。親日的なのは台湾ぐらいか。

 

そもそも何でこんなことになってしまったんだろう?

 

 

この疑問に答えてくれるのが池上さんの「現代史」だ。 今回は東アジア版 ――。

 

 

 

東アジアの現代史の漫画版なのだが、そのまんま「反日の歴史」となっている。

 

日本で平和ボ ケして暮らし、世界と言ってもほとんどアメリカしか見ていないと気づかなかったが、隣国をぐるっと見回してみると、ほとんど反日国家に囲まれている。

 

ホントいつの間にこうなってしまったんだろう?

 

 

まず、中国は天安門事件をきっかけに反日に転じた。国民の中国への不満をそらすためだ。

 

 

そして、韓国――。

 

韓国が日本を嫌うのは、①支配されていたから、②北朝鮮と韓国は戦勝国側なのに分断されてしまったが、日本は敗戦国なのに分断もされてない、③朝鮮戦争で大変な思いをしているのに日本はこの戦争をきっかけに経済復興を遂げた、だからなのだそうだ。

 

 

もっと驚いたのは、そもそも韓国の建国神話や憲法にまで「反日」を謳っていることだった。

 

これは全く知らなかった。反日教育にも力が入るわけだ。

 

 

このあたりが同じ反日でも、中国と韓国との違いのように思える。

 

中国の一時的な方便としての反日と、韓国の文化的にも法律的にも永続的に続く反日。思っ てたよりも根が深いことに愕然としてしまう。

 

 

願わくば中国のように、日本に観光して爆買いしているうちに日本への嫌悪感が無くなれ ば良いのだが……。

 

 

ロシアとの外交も、 シベリアや樺太の資源をめぐり、ロシアと日本とで共同開発していこうと いう姿勢をロシア側が示している。明るい材料だ。

 

そして、親日的な台湾――。

 

 

実際、地方郊外都市にあるローカルで小さな自分の職場でさえも外国人のお客は増えており、時にはスマホの翻訳機能を使って対応をしたりもするようになった。

 

よく知らない人間はとにかく怖く感じる。でも、よく知ることによって、 冷静な対応が出来るようになるかもしれない。

 

社会派なんてガラでもないけど、 そんなことを思った。

 

 

それに、今まで新聞やテレビのニュースを見てもいまいちよく分からなかったことが分かるようになると言うのは、とても楽しいことだ。

 

特に歴史好きならニュース解説本はハマるし、さらに現代史にはドハマりするだろう。戦国時代や幕末だけが歴史じゃないのだ。

 

池上彰さんに感謝!

 

出版社も、池上彰本をどんどん漫画化してほしい。日本のために、 世界の平和のために!

 

 

 

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【おしゃべりは、朝ごはんのあとで。】不規則寝不足の漫画家が「美味しい朝ごはんを食べたい!」と号泣するのは魂の叫びだ

 

漫画家と朝ごはん。ミスマッチな組み合わせだ。 でも、不規則で寝不足な漫画家 が「美味しい朝ごはんをゆったりと食べたい!と言うのは魂の叫びと思えるの だ。

 

 

それにしても、連載第一回からいきなり自腹でパリで朝食と言うのは凄まじい。 自腹で取材するコミックエッセイは多いけれど、よほどに印税収人が無ければ漫画家にとって割に合わない商売なんじゃないのか?

 

 

作者はパリだけでなく、沖縄、ハワイなど、かなりあちこちに出かけている。 もっとも、ラストのニューヨークに関しては出版社から金が出た。

 

このニューヨーク、作者にとっては、大ファンだった漫画「BANANA FISH」の聖地なのだ。めでたし、めでたし。

 

 

作者は編集者とタッグを組んで世界中のごはんを食べ歩いたけれど、一番美味しそうだったのは、 東京の隣、千葉県の百姓屋敷での朝ごはんだった。

 

 

築300年というクラシックな百姓屋敷での朝ごはんは、かまどで炊かれた自家米がおひつに入れられてぴかぴか。ただの卵焼きや野菜の漬物がやたらと美味くて、編集者サンはこんにゃくの美味さに絶句してしまう。「卵が卵の味がする!」と言いたくなるのも無理はない。 現代の食べ物って、 昔と比べて全体に味が薄くなってるのかもしれない。

 

 

百姓屋敷での珍しいメニューと言えば、牛の初乳を酢で固めたものがあった。 特別な名前がついてない所が素朴で良い感じ。牛が初めて出した乳は成分がとても濃いのだそうな。 これってニワトリが初めて産んだ初卵と同じ考え方だな。

 

 

百姓屋敷とは別の店だけど、ピーナッツのソフトクリームも美味そうであった。千葉、やるなあ!

 

 

他にも朝食の定番、築地や中華街や京都のお粥などはきっちり押さえている。

 

 

意外だったのは韓団の朝食のソルロンタン。 とんこつスープの牛肉版といった感じで濃厚なんだけど、なぜか味はついてない。キムチを入れたり、テーブル上の調味料で味を調えたりして食べる。もちろんご飯を投入しても良い。 かなりフリ ーダム。

 

韓国版の朝食って、考えてみたら、あまり聴いたこと無かった。ちょっと物珍しかった。

 

 

朝食をテーマにした漫画は他にもいくつかあって、どれもなかなか面白い。

 

あさめしまえ(1) (BE・LOVEコミックス)

あさめしまえ(1) (BE・LOVEコミックス)

 

 

 

慌ただしくて一年中寝不足気味な現代人にとって、ゆっくりと美味しい朝食をとれるというのは、一部の特権階級しか出来ないことになってるのかも。

 

自分も、いつまでもスマホをイジってないで、 さっさと寝て、 美味しい朝飯を食べるようにしよう。

 

 

 

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【ニュースじゃぽん】フランスはじゃんぽ~る西さんのコミックエッセイとパリパリ伝説さえ読んでおけばフォロー出来る!

 

 

すっかりフランスの大家となったじゃんぽ~る西さんのコミックエッセイ――。

 

ニュースじゃぽん

ニュースじゃぽん

 

 

 

何だかフランスに関しては西さんと、あと「パリパリ伝説」さえ読んでおけばフォロー出来るような気がしてきた。

 

パリパリ伝説 (1) (FEEL COMICS)

パリパリ伝説 (1) (FEEL COMICS)

 

 

面白おかしく読んでるだけでグローバルになるのだから漫画って素晴らしい!

 

 

さて、「ニュースじゃぽん」では、編集者のフランス女性カレンさんが日本についての文章を書き、 西さんが4コマ漫画を描いている。

 

この二人、やがて夫婦になるのだが、この連載の時はどうだったのかな?

 

二人 の国際結婚とハーフ(今はダブル?)の子育てもコミックエッセイになっている。

 

 

ほんと、フランス関係はコミックエッセイ読んでれば十分そうだ。

 

 

「ニュースじゃぽん」はフランスのウェブサイトで連載されていて、日本の社会状況やテクノロジーが主なテーマ。読む人はオタク寄りでテクノロジー大好きのフラン人だ。

 

 

一つおもしろい趣向があって、ウェブで連載していたとき、フランス人による掲示板への書き込みがあったのだが、これも本に掲載している。

 

フランス人が興味を持つところと日本人にウケるところとのズレっぷりが面白い。

 

バカンスシーズンになると書き込みが一切なくなるところなんてフランス人らしい。日本人なら休暇中でもスマホをイジってそうだ。

 

その一方で、ニンテンドーやアップルやソニーについて、「○○はもう終わり」「△△の方がクール」などの意見が飛び交うのは日本人と変わらない。オタクは世界 中にいるようだ。

 

 

4コマ漫画で一番面白かったのは「コンピュータとおばあさん」。

 

iPad をもらったおばあちゃんが、最初は懐メロを聴いたりしてたけど、そのうち「日本のためにマスゴミを つぶさないけんね!」とネトウヨ化していく。案外ホントに実在しそうで怖い (笑)。フランス人にもウケてたようだ。

 

 

ウィズコロナ時代のフランスも気になるし(だいぶ感染広がってる…)、 フランス系のコミックエッセイはこれからもチェックしていこう。

 

 

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【いぶり暮らし】ゆっくりと時間をかけて人生に香りをつける。それが燻製――。

 

グルメ漫画の細分化の多様さについては常々驚きのブログを書いてきたけれど、 今回は「燻製」がテーマの「いぶり暮らし」 だ。

 

いぶり暮らし 1巻 (ゼノンコミックス)

いぶり暮らし 1巻 (ゼノンコミックス)

 

 

 

漫画を読む楽しみの一つに、興味はあるけれど「自分では絶対にやりそうもないこと」の世界を垣間見れることがあるけれど、この漫画はまさにどストライク!  読む前から楽しみだったけど期待が裏切られない面白さだった。

 

 

主人公の二人は同棲カップル。男前で年上でカフェ店長のよりちゃんと、乙女だけど社交的で年下でフリーターの巡。

 

慌ただしい二人の休みが重なるのは一週間で日曜日のみ。この日曜日をゆったりと二人で過ごすためのツールが「燻製」 なのだ。

 

毎日がバラ色ってわけでもないので、忙しかったり、クレーマーの対応をしたりとやりきれない日もある。そんな時こそ、二人はゆったりと燻製をして美味しい物を食べて明日への活力をゲットするのだ。

 

 

燻製というと、熱燻しか知らなかったが、低温でいぶす温燻や氷を使う冷燻もあったりして奥が深い。

 

 

そして、意外だけれど、 燻製は場所を選ばない。折りたためる箱があれば出来てしまう。

 

二人は家のベランダだけでなくあちこちで燻製する。防波堤で釣りをしながら、キャンプ場でBBQをしながら、公園フェスで、旅行先の旅館でさえいぶしてしまう。

 

 

いぶせるものも思ってたより範囲が広い。定番の肉・魚だけでなく、 スイーツ系のシュークリームやチョコレートに駄菓子まで、インスタント乾麺の焼きそばに加えて、調味料のしょうゆ、オリーブオイル、マヨネーズまでいぶせるのだ。

 

想像以上に傾製の世界は広かった一。

 

 

こんなに深くて広い燻製だけど、要は煙で香りをつける、 ただそれだけ。実にシンブル!

 

でも、この香りが食材を劇的に変えるのだ。香りも味の一部ということだろう。

 

 

こんな煉製の特徴は二人の関係やライフスタイルにとてもフィットしていたようだ。

 

そろそろ結婚の話も出る微妙な年頃だけど、この二人の結末ははっきりしないまま終わる。

 

それがとてもこの物語らしい。

 

次のステージへ雄々しく向かうのも良いけれど、時間をかけてゆっくりと二人で過ごして、成果としての燻製を、いま現在を味わうのもまた良い。

 

「遅れたものが勝ち」て訳じゃないけど、燻製は時間をかければかけるほど美味しくなるのだ。

 

 

二人の今後の生活に幸あれ、と祈りたくなる。読んでて気持ちの良い漫画だった。

 

 

最後に、推しの脇役について――。

 

 

 

 

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【池上彰の世界の見方 15歳に語る現代世界の最前線】日本列島は大陸にへばりついた半島で日本海は湖?

 

 

最近は池上彰さんの本を読むことが増えた。

 

何よりニュースを分かりやすく解説してくれる。

 

特に本書は中学生を相手に授業をしたときの内容がベースになっているので、 さらに分かりやすかった気がする。

 

 

 

もともとこのシリーズは池上彰さんの現代史漫画版を読んでいたら巻末で紹介されてたシリーズ。

 

この現代史も分かりやすい解説がさらに漫画になったので分かりやすさマシマシだった。

 

 

 

池上彰本を読んでいて分かったのだが、歴史とニュースをつなぐのが「現代史」ということだ。

 

ふだん新聞で書かれているニュースは、なぜこのようになったのかを突き詰めていくと現代史になり、さらに遡っていくと歴史になる 。

 

「原因」が書かれたものが歴史で、「結果」 がニュースってことになる。

 

 

今まで、歴史とニュースは全く別ジャンルな印象だったけど、池上さんのおかげでつながった気がする。

 

さて、「池上彰 世界の見方」は、地図、お金、宗教、資源、 文化、 情報の6分野から世界をざっくりと見た、言わば「入門編」だ。

 

 

もっとも印象的だったのは、 最初の章の「地図」 から見た世界だった。

 

よく地図をひっくり返して見ると世界が違って見えるというのは知っていたっ もりだったが、さらに南半球のオーストラリアで一般的な地図を見ると、もう日本列島はアジア大陸にへばりついている小さな島にしか見えない。一瞬、大陸とながっているように見える。

 

中国の一部だと誤解されてもしょうがない気さえする。

 

日本海も下手すると湖に見えてしまう。海水と淡水が入り混じる海際の湖――。

 

オージーが日本を知っていることを祈る……。

 

 

ちなみに、この日本海、当然だけど、 日本人から見た呼び方だ。

 

韓国はこの呼称を用いず、単に「東の海」と表記するらしい。

 

それでは、日本と韓国とを往復する飛行機の壁に貼ってあった世界地図には何と書かれていたか?

 

実は何も表記されていないそうだ。

 

飛行機会社の苦労がしのばれる。

 

 

こんなことはあるある話なようで、イスラエルと呼ぶかパレスチナと呼ぶか、アラブ湾と呼ぶかペルシャ湾と呼ぶかは微妙な問題で、下手をすると国際問題となりかねない。

 

日本にいるとつい平和ボケしてしまうが、世界全体で見ると緊張感に満ちている地域のほうが多い。

 

 

こんな風に身近な教材で視覚的にも分かりやすい地図を使って解説してくれる池上彰さんに感謝!

 

中学高校のときにこんな先生がいればもっと歴史や政治経済が好きになっていたかも。

 

 

思い切ってシリーズで購入して良かった。

 

最後に、シリーズ次巻はこちら。アメリカ大統領選挙で大騒ぎ中なのでタイミング良いかも――。

 

池上彰の世界の見方 アメリカ: ナンバーワンから退場か
 

 

 

 

【プロフィール】

 

夢とか夢中になれることは特に無いので、嫌いなこと、やりたくないことを回避するライフスタイルと、がんばらないためのライフハック がテーマ。

空いた時間はKindle読み上げで本を聴き(週1~2冊)漫画を読んでいく生活(週50冊)。

 

 

・片道1時間の自転車通勤中

・食事は糖質制限中。MEC食&高脂質食。ボトルでプロテインEAA&メガビタミン。

・ホットクック 1.0Lで自炊中

・服は制服化済み

・住まいは断捨離してミニマリスト

スマホiPhoneからPixel 3a XL へ移行

・マンガと歴史好き 

(特に世界史へ進攻中)

 

 

これから、やりたいこと――。

・英語で読み書き

古武術介護

小笠原流礼法

楽天ポイ活

・積み立て投資

【トイレ用洗剤】ゴシゴシ掃除より泡で汚れを分解する時代になっていた。トイレ掃除のストレスが大幅に減った

 


トイレがどうにもこうにも汚いのでスーパーでトイレット洗剤を買ってみた。

 

 

あまり期待してなかったので一番安いやつを買った。


f:id:rakuda95:20201101091842j:image

 

 

そして使ってみたらこれがまた実に綺麗に汚れが落ちた。


今まで一生懸命トイレをゴシゴシ磨いていたのは何だったんだろう。


今時は汚れをこすって落とすというよりは化学的な反応で分解するというのが主流なようだ。


おまけに値段も安いのだからありがたい。

 

 

早速リピートしようと思って買いに行ってみたら、もうすでに売り切れていた。人気あるのかな。

 


でもしばらく経ってもなかなか棚に新しいのが置かれない。


ならばネットで買おうかと検索してみたけれど、似たようなものは見つかるものの、全く同じ物は見つからなかった。

 

https://iyec.omni7.jp/detail/4903367305855

 

後継製品への入れ替えの時期だったのかな。

 

 

仕方がないので棚に並んでいるトイレ用洗剤をよく見てみると、他にも泡で汚れを分解するタイプの洗剤があった。

 

なるほど汚れは泡で分解する時代なのだ。


中にはゴム手袋をつけて取り扱わなければいけないような過激なものもあった。

 

ちょっと怖いけれど慣れてきたらそのうち使ってみよう。

 

 

今まで嫌で嫌でしょうがなかったトイレ掃除で、嫌だからサボりがちで、ますます汚れて掃除が嫌になるという悪循環だったけれど、最近は面白いように汚れが落ちるので、週一ペースでトイレ掃除が続くようになった。

 

頑張ってトイレ掃除をしようと思ってた頃がウソのようだ。

 

 

もし同じようにトイレ掃除が嫌で嫌でしょうがない人がいたら、トイレ用洗剤を変えてみよう。


結構カルチャーショックだよ――。

 

 

 

【プロフィール】

夢とか夢中になれることは特に無いので、嫌いなこと、やりたくないことを回避するライフスタイルと、がんばらないためのライフハック がテーマ。
空いた時間はKindle読み上げで本を聴き(週1~2冊)漫画を読んでいく生活(週50冊)。


・片道1時間の自転車通勤中
・食事は糖質制限中。MEC食&高脂質食。ボトルでプロテインEAA&メガビタミン。
・ホットクック 1.0Lで自炊中
・服は制服化済み
・住まいは断捨離してミニマリスト
スマホiPhoneからPixel 3a XL へ移行
・マンガと歴史好き
(特に世界史へ進攻中)


これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
古武術介護
小笠原流礼法
楽天ポイ活
・積み立て投資

【街道をゆく 17 島原・天草の諸道】珍しい司馬遼太郎のディスり。島原の乱と言う愚行!

 

 

司馬遼太郎さんの街道をゆくシリーズをちょこちょこと読み進めている。全43巻。読んでも読んでも終わらない……。まあ、気長に読む。

 

 

読んでいると書いたけど、実際はAndroidスマホのtalkback機能を使って

kindle語を読みあげさせて聴いている。 「く」だったがら始めることが出来た。 「読む」 だったら、いつかは読みたい と思いながら、いつまで経っても読み始めることは無かっただろう。あまりにも 長いシリーズは手を出す前に恐れをなしてしまいがちだ。

実際に聴いていると、 何と言うか心地よい。 可馬遊太郎さんは良く言われるよう

に談の名手なので、聴いていると、 親成の物知りの父さんの話を聴いている ような気がしてくる。 旅の話だと思うと、いつの間にか歴史の話になっており、歴史の話だと思って聴

いていると、いつのまにか地理の話になっていためする。

思いがけないところから始まったと思っていると、いつの間にか話題が切り替 わっている。でも、だからこそ出せずに聴きつづけてられる。そんな感じ

さて、本書は「島原天草」がテーマだけれど、シリーズの他の本と比べると、

かなり司馬さんの力が入っており、そういう意味では 異買の本だと思う。

 

街道をゆく 17 島原・天草の諸道 (朝日文庫)

街道をゆく 17 島原・天草の諸道 (朝日文庫)

 

 

 

 

まず、現地での旅の話がほとんど出てこない。歴史の世界へ行きっぱなしだ。

 

これは、島原の乱を引き起こした圧制者松倉氏への怒りが並々ならぬものだったからだろう。

 

 

もともと司馬さんは戦後の日本人に自信を取り戻してほしい、 と言う願いから小説を書き始めたと聞いた。

 

だから、 歴史上の男の典型を良い面から描くことが 多かった。

 

ここまでディスるのはかなり珍しい。その意味では希少価値だ。

 

 

司馬さんの嘆きは、心ならずも島原の乱に巻きこまれてしまったキリシタンではない普通の百性や、 無理な命令を受けて弱小大名なのに諸大名を統率しようとして失敗した板倉重昌にまで及ぶ。

 

 

このような愚行にいたってしまった経緯を克明に記すことで、日本人の愚かさ、人間の痛ましさを描こうとしたのではあるまいか。

 

悲惨な「乱」であることは教科書その他の本で知ってはいたけれど、これほどまでとは思ってなかった、本当の痛みなど分かっていなかった、 そんな気分にさせられる。

 

いつもの飄々としたユーモアは見られないが、司馬さんの熱量を強く感じさせる一冊だ。

 

 

 

【プロフィール】

 

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・片道1時間の自転車通勤中

・食事は糖質制限中。MEC食&高脂質食。ボトルでプロテインEAA&メガビタミン。

・ホットクック 1.0Lで自炊中

・服は制服化済み

・住まいは断捨離してミニマリスト

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(特に世界史へ進攻中)

 

 

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【池上彰のまんがでわかる現代史 欧米】歴史とニュースをつなぐ現代史。分かりやすい池上彰本が漫画でさらに分かりやすく!

 

 

池上彰さんのニュースものは分かりやすいのでよく読んでいるが、それが漫画化されるとさらに分かりやすくなってありがたい。

 

池上彰のまんがでわかる現代史 欧米

池上彰のまんがでわかる現代史 欧米

  • 作者:彰, 池上
  • 発売日: 2020/09/28
  • メディア: 単行本
 

 

 

「現代史」は馴染みがないし、学校でも授業の最後の方で駆け足で通り過ぎた記億がある。

 

だからこそ、池上さんの本や漫画を読んでいると、ふだん耳にするニュースと歴史とをつないでくれるのが「現代史」なのだ、 と分かる。

 

 

本書がアメリカの大統領選挙にあわせて出版されたのは実にタイムリーだった。

 

移民・難民の問題が、白人の低所得者層に与えている影響の深刻さについて読む前よりも身近に感じるようになった。

 

自分たちの生活がおびやかされるのであれば簡単にウェルカムと言うことはできない。

 

 

移民離民側も切実な問題を抱えていて、アメリカで子どもを産めば自動的に 子どもはアメリカ国籍が取れるし、親は合法的にアメリカへ逃げこむことが出来るのだ。

 

作中、妊婦が川に飛びこんで国境を越えようとするシーンがあって驚いたけど、それだけのリスクを冒して国境を越えるメリットが移民・難民側にもあるのだ。

 

 

それにしても、移民の国、フロンティアスピリッツの国アメリカが今度は移民を否定する側に回る。

 

アイデンティティは揺らがないんだろうか?

 

 

これって、結局、世界がグローバル化自由主義化して、人々が行きたいところ、 住みたい国へ大移動したから起こったことだし、この移動を否定することは自 由を否定することにもなってしまう。 差別にもつながるし。

 

アメリカだけでなく、これからの日本人も、 今まで目をそらしてきた差別問題に向かいあわねばなくなってきたことを強く感じさせる。

 

 

その他、てっきり国民が大統領を直接選ぶと思いこんでたのが選挙代理人を介しての選挙だったり、州ごとに集計方法が違っていたり、なぜスーパーチューズデーが火曜日なのかといった素朴な疑問が一気に解決した。

 

 

本書はアメリカだけでなく、EUにも触れており、中でもイギリスの EU離脱問題、ブレグジットも取り上げられていた。

 

 

こちらの問題も根が深いのはアメリカと同じ。 ちょうど同時期にブレイディみかこさんの本を読んでいたので印象深かった。

 

こちらは「おっさん」目線で EU離脱問題を読むことができる。ブレグジットが以前よりも身近に感じられるだ

ろう。

 

 

 

 

【プロフィール】

 

夢とか夢中になれることは特に無いので、嫌いなこと、やりたくないことを回避するライフスタイルと、がんばらないためのライフハック がテーマ。

空いた時間はKindle読み上げで本を聴き(週1~2冊)漫画を読んでいく生活(週50冊)。

 

 

・片道1時間の自転車通勤中

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・ホットクック 1.0Lで自炊中

・服は制服化済み

・住まいは断捨離してミニマリスト

スマホiPhoneからPixel 3a XL へ移行

・マンガと歴史好き 

(特に世界史へ進攻中)

 

 

これから、やりたいこと――。

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