気がつけば日本はすっかり「反日」に囲まれている。
もともと反日だった中国はともかく、最近の韓国の反日っぷりはドン引きするほどだし、北朝鮮はミサイルをポンポン飛ばすし、ロシアとは北方領土問題でケリがついてない。親日的なのは台湾ぐらいか。
そもそも何でこんなことになってしまったんだろう?
この疑問に答えてくれるのが池上さんの「現代史」だ。 今回は東アジア版 ――。
東アジアの現代史の漫画版なのだが、そのまんま「反日の歴史」となっている。
日本で平和ボ ケして暮らし、世界と言ってもほとんどアメリカしか見ていないと気づかなかったが、隣国をぐるっと見回してみると、ほとんど反日国家に囲まれている。
ホントいつの間にこうなってしまったんだろう?
まず、中国は天安門事件をきっかけに反日に転じた。国民の中国への不満をそらすためだ。
そして、韓国――。
韓国が日本を嫌うのは、①支配されていたから、②北朝鮮と韓国は戦勝国側なのに分断されてしまったが、日本は敗戦国なのに分断もされてない、③朝鮮戦争で大変な思いをしているのに日本はこの戦争をきっかけに経済復興を遂げた、だからなのだそうだ。
もっと驚いたのは、そもそも韓国の建国神話や憲法にまで「反日」を謳っていることだった。
これは全く知らなかった。反日教育にも力が入るわけだ。
このあたりが同じ反日でも、中国と韓国との違いのように思える。
中国の一時的な方便としての反日と、韓国の文化的にも法律的にも永続的に続く反日。思っ てたよりも根が深いことに愕然としてしまう。
願わくば中国のように、日本に観光して爆買いしているうちに日本への嫌悪感が無くなれ ば良いのだが……。
ロシアとの外交も、 シベリアや樺太の資源をめぐり、ロシアと日本とで共同開発していこうと いう姿勢をロシア側が示している。明るい材料だ。
そして、親日的な台湾――。
実際、地方郊外都市にあるローカルで小さな自分の職場でさえも外国人のお客は増えており、時にはスマホの翻訳機能を使って対応をしたりもするようになった。
よく知らない人間はとにかく怖く感じる。でも、よく知ることによって、 冷静な対応が出来るようになるかもしれない。
社会派なんてガラでもないけど、 そんなことを思った。
それに、今まで新聞やテレビのニュースを見てもいまいちよく分からなかったことが分かるようになると言うのは、とても楽しいことだ。
特に歴史好きならニュース解説本はハマるし、さらに現代史にはドハマりするだろう。戦国時代や幕末だけが歴史じゃないのだ。
池上彰さんに感謝!
出版社も、池上彰本をどんどん漫画化してほしい。日本のために、 世界の平和のために!
【プロフィール】
夢とか夢中になれることは特に無いので、嫌いなこと、やりたくないことを回避するライフスタイルと、がんばらないためのライフハック がテーマ。
空いた時間はKindle読み上げで本を聴き(週1~2冊)漫画を読んでいく生活(週50冊)。
・片道1時間の自転車通勤中
・食事は糖質制限中。MEC食&高脂質食。ボトルでプロテイン・EAA&メガビタミン。
・ホットクック 1.0Lで自炊中
・服は制服化済み
・住まいは断捨離してミニマリストへ
・マンガと歴史好き
(特に世界史へ進攻中)
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法
・楽天ポイ活
・積み立て投資