らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【漫画でフラメンコと人間浄瑠璃】どちらも三位一体芸術。漫画で伝統芸能&舞台芸術に触れる!

 

 

鉄楽レトラ (1) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

鉄楽レトラ (1) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

 

 

フラメンコなんて自分とは最も遠い世界のことなんだけど、漫画だと読めてしまうから不思議。好きな作家さんだし、男の子が主人公なんで自分でもついていけそうだったし。

 

 

この作家さんはイラストレーターの仕事も忙しいようで多作じゃないんだけど、それだけに、たまに出る作品を読むのが楽しみ。特に、こちらの作品が好きだった。

 

マイガール 1

マイガール 1

 

 

突然現れた娘と父親との家族もの。最近、マイノリティ家族の漫画についてブログを書いたけど、この作品を上げるのを忘れていた。これを機会に再読しよう。全5巻。

 

マイガール 5

マイガール 5

 

 

 

「鉄楽レトラ」に戻ると、このマンガは、ダメな男子校生のリボーン物語であり、会えないけれどおたがいを思い合うじれったい恋愛ものであり、駄目駄目トリオの友情の物語だ。

 

そのあたりの面白さは他の人のレビューを読んでもらうとして、ここではフラメンコの世界について書いてみたい。

 

どうも、フラメンコと言えば、カルメ~ンなイメージで、バラの花を口にくわえて踊っているシーンしか思い浮かばない。

 

 

一度だけ、公民館だったか生涯学習センターだったかで、趣味のサークルの文化祭みたいなやつで、フラメンコの団体が踊りを発表しているのを観たことがある。

 

なぜか全員背が高くてガタイの良い美人ばかりで、踊っている人以外は全員手拍子をしていて、上手い下手は分からないけど、やたらと迫力があった。

 

ホントに奇麗な人ばっかだったけど、ヘタレな草食男子の自分は「怖い……」と思ったっけ。

 

そんなことを思い出しながら読んだ訳だけど、なるほどフラメンコとはこのようなものであったか、とこの漫画は教えてくれるのだ。

 

 

フラメンコは踊りばかりが目につきがちだけど、唄・踊り・ギター、三位一体の芸術らしい。

 

そして、踊りが目立つけど柱は唄(カンテ)とのこと。

 

詩(レトラ)に乗って即興で歌うようなもので、まるでラップ?

 

基本、ギタリストは自分で作曲。

 

手拍子の打ち方もちゃんとしたやり方があるようで、どうりでド迫力な手拍子だった。

 

 

今度、フラメンコを観る機会があれば、前回よりは落ち着いて堪能出来そう。

 

こちらが最終巻――。

 

 

そういえば、「鉄楽」って何のことだか検索しても分からなかったな……。

 

 

フラメンコと打って変わって、こちらは文楽――。

 

火色の文楽 1巻

火色の文楽 1巻

 

 

なんでいきなり文楽、人間浄瑠璃? 洋物から和物? と言う疑問が生じるかもしれないけど、まぁ、聞いてほしい。

 

 

人間浄瑠璃って、400年以上も続いてる伝統芸能らしいけど、この文楽は、太夫(たゆう)という人が、三味線の演奏にあわせて物語のストーリーや登場人物のセリフを語り、それに合わせて人形を動かす劇だ。

 

フラメンコではついつい踊りに目がいくけど柱は唄なように、文楽でも人形遣いではなく「語り」が中心軸。こちらの主人公はメインの語りだ。

 

 

物語は凸凹トリオで人間国宝を目指す? かどうかは分からないけど、太夫と三味線と人形遣いの三人が登場。

 

三位一体なのはフラメンコと同じだ。芸術ってのは東西に関わらず似てくるのかもしれない。

 

最終巻はこちら――。

 

火色の文楽 3 (ゼノンコミックス)

火色の文楽 3 (ゼノンコミックス)

 

 

 

実は、今のところ、無料漫画アプリでも読める。

 

 

この作者はこちらのシリーズも好きだったな~。再読しようかな――。

あさめしまえ(1) (BE・LOVEコミックス)

あさめしまえ(1) (BE・LOVEコミックス)

 

 

 

舞台芸術とは縁が無かったし、自分から進んでアートに触れようなんて向上心は皆無だけど、少なくとも、フラメンコや文楽に関しては何かきっかけがあれば断ったりしないで観てみようと思うし、そう思えることって悪くないと自分では思える。

 

寝転んで漫画を読んでるだけで、様々な世界とつながれる機会が増えるんだから有難いやね――。

 

 

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【漫画で肉食】グルメ漫画にもMEC食や糖質制限の波が……。

 

 

肉極道 1巻 (芳文社コミックス)

肉極道 1巻 (芳文社コミックス)

 

 

 

グルメ漫画の多様性・細分化っぷりには少々引き気味なんだけど、なんだかんだと読んでもいるし楽しんでもいる。


ただ自分の場合、現実の世界では、肉・卵・チーズのMEC食を実践していて、肉食で糖質制限中だ。こちらはMEC食のエッセイコミック。

 

肉・卵・チーズをたっぷり食べて 1年で50kg痩せました

肉・卵・チーズをたっぷり食べて 1年で50kg痩せました

 

 


だから、ラーメンなど炭水化物がバンバン出てくるグルメ漫画は正直目の毒なんである。面白いんだけど。

 

ラーメン発見伝(1) (ビッグコミックス)

ラーメン発見伝(1) (ビッグコミックス)

 

 

 

そんなことを考えてるときに「肉極道」に出会った。こりゃいいや、と。

 

しかし、グルメ漫画で二度揚げをするのはデフォルトになってるみたいだけど、4度も揚げるのは初めて見た。パリパリ、ジューシーにするためには「何度でもやりゃいい」とまで言う。


「揚げ」だけでなく「焼き」でも、肉を焼いては休み焼いては休みする。これも驚いた。肉をヤケドしないように焼く? なんのこっちゃ。美味そうだけど――。

 


普段の自炊では揚げ物なんか絶対やらないし、最近は焼くよりも鍋ばかりになってしまったので、あまり参考にはならないけど、少なくとも、この漫画を読んでから、家に帰ったら、真っ先に冷蔵庫から肉を出して常温に戻しておくという作業はやるようになった。


肉のファンタジー漫画として読み進めていこう。まだ1巻を読んだばかりなので先が楽しみ。こちらは最終巻。それにしても、肉だけで5巻まで出せるほどのネタがあったのか……。

 

肉極道 5 (芳文社コミックス)

肉極道 5 (芳文社コミックス)

 

 

 

肉漫画で読んだことがあるのはこちら――。

 

ネイチャージモン(1) (ヤンマガKCスペシャル)

ネイチャージモン(1) (ヤンマガKCスペシャル)

 

 


牛肉を極めようとすると、牛を育てるところからになってしまうのが凄まじい。


熊肉料理も凄かった。熊は日本最強の動物なので、美味いものを食っていて、だから熊肉はうまいと言う理屈には納得だ。


大阪の郷土料理、牛のホルモンを揚げた「油かす」は機会があったら食べてみたいなぁ。

 

こちらが最終巻――。

 

ネイチャージモン(9) <完> (ヤンマガKCスペシャル)

ネイチャージモン(9) <完> (ヤンマガKCスペシャル)

 

 

 

もちろん女子も肉を喰らう。

 

 

冒頭、朝からハンバーグを食べる女の子が、そのせいで彼氏にふられたエピソードにはいきなり噴いた(笑)。いや、どうなんだろ。自分の場合、朝から豚バラ肉200グラム食べてるけど。

 

こちらが最新刊。まだ読んでない。最終巻なのかな?

だとしたらちょっと残念――。

 

 

 

今回、検索してみたら肉漫画はけっこう出ているのでびっくりしてしまった。しかもみんな女子寄りだ。

 

三十路飯 肉(1) (ビッグコミックス)

三十路飯 肉(1) (ビッグコミックス)

 

 

お肉ガール(1) (Ruelle COMICS)

お肉ガール(1) (Ruelle COMICS)

 

 


グルメ漫画の世界にも、肉食や糖質制限の波は来てるのかな。次々と読んでいこう。読んでてラーメン食いたくなる心配もないし(笑)。

 

 

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【漫画でリノベ】生活への不満が形となって噴き出すのがリノベ! 嫌でも人生を考えさせられるぞ!

 

 

魔法のリノベ : 1 (ジュールコミックス)
 

 


嫁と弟にかけおちされたリフォーム会社の営業マン(シングルファーザー)。テコ入れに採用された女性の営業ウーマン(前の会社は恋愛がらみの人間関係のもつれで退社)。この二人の恋愛ものといえば恋愛ものなんだけど、それよりもはるかにリフォームの話が面白い。

 

それもそのはずで、作者がこの漫画を描くきっかけになったのは、家のリフォームをしたときにやってくる営業マンがいろんなタイプがいて面白かったからだと言う。

 

 

確かに、いろんな人がいて、いろんな人生があって、いろんなリフォームがある。

 

動線とかキッチンの使い勝手とか防犯対策とかは想定内だったけど、嫁姑問題や家族内の力関係や、挙げ句の果ての風水やら、そんなことまで影響が出てくるとは知らなかった。風水は建築関係ではデフォルトなようで、それもまた驚き――。

 

 

そして、どちらかと言えば、家族内では弱い方の、あるいは普段は黙っててあまり物を言わない方の人達の不満が一気に表面化してしまう。それはもう爆発と言っても良いかも。普段は静かで大人しい人だと、なおさら落差が激しい。

 

「リフォームはこれからの人生をどう過ごしたいかを想像する」ものだと言うようなセリフが出てたけど、むしろ、今の人生や生活に対しての不満が、リフォームと言う形で「噴火」したのでは? と思わせる。

 

 

自分の場合、築40年以上経っている一軒家に暮らしているけど、はっきり言って、空き家の一歩手前で、せめてゴミ屋敷にならないようにするのが精一杯だ。

 

将来、一人暮らしになってしまったら、建物も庭も維持するのは、とても無理だと諦めている。土地の買い手もつかなそうだし、更地にする金もない。空き家にしてアパート暮らしをするしかないか、と言う感じだ。

 

 変な話、この作品を読んで、リフォームについては、きっぱり諦めがついた気がする。「選べない~」と絶叫するキャラが出てたけど、ホント、こんなにたくさんのことを選択し続けることは無理ゲーだ。

 

ちきりんさんのリフォーム本が話題になってるし、面白そうなので、そのうち読んでみて、リフォームについて考えてみるかなどと思ってたけど、「世間一般の人には出来るような当たり前の事でも自分には出来ない」類いの事ですね。

 

徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと

徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと

 

 

 

そもそも、建物以前に、家の中にあふれる不要な物を少しずつ処分していこうとしていたけど、最近はキリがなくて諦め気味。

 

もう、貴重品だけ持ち出して、あとは建物ごと更地にしてもらうようになってしまうのかな。解体費用があればの話だけど。実際、近所で空き家の解体があるのを見ると、そんな感じだ。

 

 

一軒家を出ても、マンションだと老朽化した場合、リフォームしたくても管理組合で意見が一致しなくて出来ないって話も良く聞くようになった。

 

アパート借家暮らしになるのかな~。

 

それとも今の家の小さな庭に小さな小屋を建てて無理矢理小屋暮らしをするか、トレーラーハウスにするか、キャンピングカーにしてトイレと水回りだけ母屋でするか。でも、水回りが壊れたらこのライフスタイルもオシャカだな。

 

 

いや、面白い漫画だったけど、それよりは、これからの人生について思いを馳せてしまった。ホント、住まいって、人生に直結するわ。

 

 

今回は1~3巻まで読んだけど最新刊はこちら。

 

魔法のリノベ  : 4 (ジュールコミックス)
 

 

 

今気づいたけど、1~3巻はKindle unlimited 読み放題 で0円で読める。入会してる人はオススメ! ホントいろいろ考えさせられる――。

 

魔法のリノベ : 3 (ジュールコミックス)
 

 

 

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【漫画でUターン】負けても帰りやすい町でバツイチ同士の恋愛が始まる

 

虎蛇とブー子 : 1 (ジュールコミックス)
 

 

バツイチ同士、生まれ育った町に戻ってやり直そうとする二人の恋愛もの。


元ガキ大将でホットドッグ屋を始めるトラジャ。実家の駄菓子屋に戻って店を手伝いながらキルト作家を目指すブー子。

 

二人とも散々傷ついたばかりだし、燃え上がるというよりは、寄り添うような付き合いだ。

 

 

こう書いてると恋愛ものみたいだけど、いや恋愛ものなんだけど、どちらかと言うと、外へ出て行ったけど、結局うまくいかなくて、自分が生まれ育った町にU ターンしてきた人達の気持ちや生活を淡々と描いていることが印象に残っている。

 

「大人だって道草食う時間があっていい」
そんな気持ちがこの作品を描かせたんだろうなと今頃になって実感してます。


そう、作者みずから言うように、この作品は「道草」が裏テーマなのだ。

 

物語は、作者の地元、千葉県の船橋市を舞台にしていて、第一巻の扉絵には「地元へ帰ろう」のキャッチコピーが大書きだ。物語本筋とは関係ないけど、返って印象的。

 

一章が終わるたびに、公園などで子ども達が遊んでるイラストページが挿入される。ごく普通のなんてことない風景ばかりだけど、何となくほっこり。


作者の静かな地元愛が伝わってくる漫画だ。

 

にしても、ここんとこ多いよな
地元戻り組

負けても帰りやすいんだよなこの町
都心から1時間だし


う~ん。なんか船橋に好感を持ったなぁ。電車で通り過ぎるだけだったけど。

 

漫画のキャラクターとは言え、こんなセリフを屈託なく言わせる町と言うのは、ただ者ではないような気がする。そういえば、ふなっしーもいたっけ。

 

 

作者の話だと、船橋の居酒屋や駄菓子屋をモデルにしていて、新聞地域版や地域誌で取り上げられたり、地元本屋にサイン色紙を置いたりと本当に地元密着したそうだ。

 

もうこれは、Uターン漫画だ。いや、ちゃんと恋愛もするし、住まいの問題や嫁姑問題や出産立ち会い問題や昔の女やらも、ちゃんと出てくるんだけど。

 

 

恐ろしく余談になるけど、作者自画像イラストに目の下のクマやほうれい線(ほうれい点?)が描かれていて驚いた。

 

確かにベテラン作家だけど、こんな自画像を描いた女性漫画家、初めて見た。飾らない人なんだなぁ。わざわざ描かなくても良いような気がするけど、自分は好感を持った。

 

一度、体調不良で漫画を休んでいたけどカムバックしたそうで、肩の力が抜けたのかもしれない。

 

何度かリピート読みしそう。あと船橋にも寄ってみたい。たまに電車で通過することはあるんだ。

 

全2巻――。

 

虎蛇とブー子 : 2 (ジュールコミックス)
 

 

 

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【漫画で八重の桜】大河ドラマの「その後」が知りたい!

 

 

八重の桜 1 (Cheeseフラワーコミックス)

八重の桜 1 (Cheeseフラワーコミックス)

 

 

う~ん。混乱してる……。

(*_*)

 

今回読んだのは大河ドラマにもなった作品。さすがに大河だけあって複数の作家が漫画化してる。読み比べてみるのが楽しみだったんだけど……。

 

 

もともと最初に読んだのはこちら。

 

八重~会津の花~ (A.L.C.DX)

八重~会津の花~ (A.L.C.DX)

 

 

こちらは会津が陥落するまでがメインストーリー。八重は女だてらに城で鉄砲を撃ちまくり「ジャンヌダルク」と言われる。銃撃シーンが迫力あった。

 

1巻完結なのでしゃーないと思うが、その後、洋行帰りの新島襄と出会ったり、大学作ったり、ナイチンゲールみたいに看護師やったりするらしい話はナッシング。

 

 

幕末と明治とで、パートナーもやることも真逆な人生送ったようなので、どんな心境の変化があったのか知りたかった。今回読んでみたのは全3巻だったので安心してた。

 

八重の桜 3 (Cheeseフラワーコミックス)

八重の桜 3 (Cheeseフラワーコミックス)

 

 

けれども、それは甘かった。

 

「八重」は夫と、「八重の桜」は夫よりも隣の幼なじみとの恋愛がメインって違いはあるけど、結局、明治になってからの物語は無し。

 

それに、最初の夫との別れのいきさつもよく分からない。なんか、うやむや。

 

 

フラストレーションたまりまくりで、検索してたら、ジャンプコミックスでも発行してた。

 

八重の桜 1 (ジャンプコミックス)

八重の桜 1 (ジャンプコミックス)

 

 

今度こそ、と思いながら、さすがに学習したので、事前にAmazonのサイトを見たところ、全3巻で完結、そしてやっぱり会津陥落までだった。

 

おまけに、どうやら途中で打ち切りになった様子。はぁ……。

 

八重の桜 3 (ジャンプコミックス)

八重の桜 3 (ジャンプコミックス)

 

 

 

実はまだエンタメ系で八重を主人公にした漫画はあるし、学習漫画まで対象にすると、さらに数冊は増えそう。

 

凛々と咲く 八重の桜 壱

凛々と咲く 八重の桜 壱

 

 

学習漫画 世界の伝記 NEXT  新島八重   幕末、明治をかけぬけたハンサム・ウーマン

学習漫画 世界の伝記 NEXT 新島八重 幕末、明治をかけぬけたハンサム・ウーマン

 

 

 

でも、なんか、心折れてしまったなぁ。大河ドラマになったほどの物語だと言うのに、漫画雑誌ではアンケート取れないのかな。まぁ、戦闘シーンの方が盛り上がるけど。

 

 

そもそも、大河ドラマ自体もあまり視聴率が良くなかったそうなので、しかたないのかもしれない。検索してみたら、特に明治以降の視聴率はかなり低調だったし。

 

「いだてん」が最低記録を更新するようなので、あまり目立たなくはなるのが救いか。

 

 

自分の場合、じっと座ってテレビをずっと見続けるのが苦痛なので漫画読みになった口で、何より、ドラマの「その後」が気になるたちだ。

 

ドラマや映画だとクライマックスやらハッピーエンドで終わるけれど、リアルワールドでは、様にならない人生や生活が続いていて、時には、シャレにならない晩年を迎えてたりする。

 

龍馬の恋人だったお竜さんはどこぞの愛人になって飲んだくれていたようだし、「項羽と劉邦」の劉邦だって部下思いの人気者だったけど、項羽を倒した後は猜疑心が強くなって仲間だった連中を次々と殺ってたりする。

 

 

八重の場合は、新島襄ともわりと早く死に別れてしまうけど、最後まで「ハンサムウーマン」な人生を貫いたようだし、その辺りを漫画で、エンタメで読みたかったなぁ。

 

 

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【漫画で家族】生産性の低い駄目な大人はマイノリティ家族に惹かれる。

 

 

違国日記 1 (フィールコミックス FCswing)

違国日記 1 (フィールコミックス FCswing)

 

 

 

なぜかマイノリティな家族の話が大好きだ。


世間一般でいうところの家族とは違うけど、本当の家族よりも家族っぽかったりする。世の中ではマイノリティに属する生きづらそうな人たちが身を寄せ合って暮らすような。

 

あなたは
15歳の子供は
こんな醜悪な場にふさわしくない
少なくともわたしはそれを知っている
もっと美しいものを受けるに値する

この日 この人は群れをはぐれた狼のような目で
わたしの天涯孤独の運命を退けた

 


両親が死んだ朝(中3女子)は、叔母でライトノベル作家で人見知りする不器用な大人らしくない大人(友達とはバカ笑いする)の槙生ちゃん(アラサー)に引き取られる。

 

 

もうどうしようもなく大人になってしまったので、どうしても槙生ちゃんの目線で読んでしまう。

 

かろうじて仕事の時は報告連絡相談ぐらいするけど、仕事以外はほとんど人付き合いもせず引きこもり気味のインドア生活。

 

いきなり誰かと暮らせと言われるのは恐怖に近い。

 

立派にダメな大人だ~。

 

アルプスの少女ハイジ」を引き取ったら1日で鬱病になるかも。ロッテンマイヤーさん、えらかったなー。

 

 

おかーさんがよく言うやつだ!
「こんな当たり前のことも出来ないの?」


はい。自分も槙生ちゃんと同じ。落ち込みやすいクズで圧は弱めが良いです。

 


そういえばタイトルでものすごい勘違いをしていて「建国日記」だと、しばらく思い込んでた。生きづらい世の中の中で二人だけの王国を作る物語かと。

 

 

「違国日記」を読んだ時、こちらの作品を思い出した。

 

Papa told me 1 (YOUNG YOUコミックス)

Papa told me 1 (YOUNG YOUコミックス)

 

 

 

シングルファーザーで難しい本を書いているお父さんと小学生の女の子の話。


驚いたんだけど第1巻を出版したのはもう30年も前になってる。

 

当時はシングルファーザーやお一人様のアラサーや男らしさに違和感を覚える女装小学生男子は今よりもっと生きづらかったんだろうなぁ。

 

ビルに囲まれた都会でのライフスタイルも新鮮だった。


もっと驚いたのはこの連載が不定期のようだけどまだ続いていたこと。これは読まねば。こちらは最新刊。

 

 

 

マイノリティの家族と言うとこちらもわかりやすい。

 

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

 

 


まさかテレビドラマ化されてブレイクするとは思ってなかった。LGBTなんて言葉を知ったのもつい最近だ。


男二人で1ヶ月の食費が25000円というのはとてもすごいと感心したっけ。筧さんのやりくりと自炊力は真似できそうもない。

 

こちらは最新刊。

 

きのう何食べた?(15) (モーニング KC)

きのう何食べた?(15) (モーニング KC)

 

 


今でこそ、生きづらいとまでは感じてないけど、2年前のブログを読むとしょっちゅう鬱っぽくなってるし、仕事以外では人付き合いも苦手だし引きこもり気味のインドア生活も変わらない。


生きづらい人やマイノリティの人が身を寄せ合って世の中に向かい合っていく物語に共感してしまうのかもしれない。


よく考えたらお一人様じゃないだけ羨ましい話だけど。

 

 

最後におまけ。漫画じゃなくて絵本だけど。お爺さんと猫だし。かの村上春樹翻訳。年を取ってから猫を飼うのも良いかも――。

 

ポテト・スープが大好きな猫 (講談社文庫)

ポテト・スープが大好きな猫 (講談社文庫)

 

 

 

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【漫画で孫子】異形の孫子! 裸甲冑から文化論・哲学まで登りつめるエンタメの底力を見よ!

 

 

ビン ~孫子異伝~ 1 (ジャンプコミックス デラックス)

ビン ~孫子異伝~ 1 (ジャンプコミックス デラックス)

 

 

 

全21巻。一気に読んだ。「キングダム」を読んだ後に同じ中国ものつながりで読み始めたけど、負けず劣らずのド迫力。異様なエネルギーに満ち満ちている。タイトルの「異伝」に偽り無し!

 

ちなみに、キングダム作者との巻末対談もある。

 

 


兵法書孫子」って、以前は作者がはっきりしてなかったようだけど、孫武が作者で、その子孫が孫臏ってのは、いつの間にか定着していたようだ。今回は孫臏の方が主人公。

 


最も「異伝」だけあって、かなりの部分がフィクション。


もうこれは史実がどうだこうだという方がヤボであって、情念あふれる表情や異形な投射兵器や異様な展開を楽しむしかない。

 

 

少なくともオンリーワンなことは間違いない。

 

 

いろんなタイプの女の子がやたらと出てきて女性兵士として活躍するのはご愛敬。ただ、メイド服みたいな鎧はともかく「裸甲冑」は「ルオジアツォウ」と中国語読みしたところでやりすぎかも(笑)。

 

 

 

まぁ、ジャンプ系漫画雑誌でアンケート結果を取ろうとしたら、やむを得ないのかもしれない。エンターテイメント(エロ?)と歴史ものとの両立を図るのは大変だ。

 

 


それでもクライマックスの対決シーンにはぶっ飛んだ。週に50冊ペースで漫画を読んでいると大抵のことには驚かなくなるけど、今度ばかりは圧倒された。

 

ご存知 貴方の軍師ですよ

 

空を飛んでおるぞ

 

孫臏は飛べるんですよ

 

 


もちろんフィクションばかりではなくて当時の歴史的豆知識も――。

 

 

なんでいつも中国は草原の騎馬民族にやられっぱなしなのか不思議に思っていたけど騎馬を軽んじる風潮があったのは初めて知った。

 

文化文明の中心を自負する中原中華の人々は
馬に乗って戦う事を未開の蛮族や人ならぬ匪賊の業と決めつけ蔑んでいる

 

いつの時代も革新というものはなかなか受け入れられないものなのだなぁ。

 

 

 

もちろん「孫子」の引用文や解説もあちこちに散りばめられている。

 

孫臏という人物は軍勢の陣形(略)
「フォーメーションの概念」に着目し分類 著述をなした人類史上初の研究実践者であった

 

 

戦闘シーン描写でも「キングダム」に負けてない。

 

戦における鉄則の一
敵の攻めを凌げ

 

戦における鉄則の二
「攻めを凌ぐ者」に隣する者が敵を衝け


身体が大きく力の強い豪傑ならいざ知らず、名もない平凡な兵士の戦いとはこんなものだったんだろう。とてもリアル――。

 

 

同じ兵法書であるクラウゼヴィッツの「戦争論」との比較もあった。

 

孫子――孫備の「勝利の概念」は近代西洋に見られる全滅主義のように敵を討ち滅ぼすことではない

孫子は味方を
――さらには敵側の民衆、都市、資源を――
保全することをもって勝利と見なしているのである

 


う~ん。深い。東西文化比較論にもなってるような。

 

なんとなく同じアジア人としてちょっと嬉しい。

 

 

そして文化論から哲学へ。人はなぜ戦争をするのか? 

 

戦争が起こる理由
3つ目の解

これが最も重要且つ根源的

それはな
赤子の心だ

 


赤子の心と戦争? エンタメも極めるとここまで辿り着くのだ!

 


しかし残念ながらこの作品は諸般の事情により途中で終わる。

 

しかもこの物語、とても長い長い物語のごく一部のようだ。

 

作者によれば全7章の物語のうち第5章に当たる部分だそうな。

 

商業誌で連載を続けていくのはつくづくと大変なことなのだなぁ。

 

それでも是非続きを読んでみたい!

 


【漫画化計画】

漫画化計画とは、世界中のあらゆる事象に漫画を始めとするエンタメからのリンクをはって、面白おかしく楽して世界を理解できるようにすることです。

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【漫画で三国志】横山三国志の神格化された孔明も良いけど、ヘタレで戦ベタな孔明も良さそう!

 

 

 

孔明のヨメ。 10巻 (まんがタイムコミックス)

孔明のヨメ。 10巻 (まんがタイムコミックス)

 

 

このシリーズも読み続けてきたけど、ついに10巻の大台に乗った。

 

ようやく劉備玄徳に仕えることになったけど、かの有名な三顧の礼も、この漫画では、孔明の間の悪さが感じられるシーンとなっていた。

 

このヘタレな孔明も最初は違和感ありまくりだったけれど、ようやく慣れてきた。と言うか、ホントの孔明って案外こっちの孔明だったんじゃないかと最近は思えてきた。

 

 

なにしろ、横山光輝三国志があまりにも偉大すぎて、つい、三国志と言うとこれを基準にしてしまう。

 

三国志 (21) 孔明の出廬 (希望コミックス (74))
 

 

 

そして横山三国志では、孔明は呉の周瑜が「孔明とは人か魔か」と嘆くほどに神格化された絶対的な存在。

 

 

けれども、自分の場合、孔明には二つ疑問があった。

 

一つは、孔明劉備玄徳から息子をよろしくと頼まれていたわりには、とんでもないバカボンに育ててしまったし、晩年の孔明は宮廷の中心からはハジかれていたようだったことだ。

 

横山三国志ではその辺を悲劇の主人公として描いていたけれど、神のごとき孔明にしては? と不思議に思っていた。

 

 

もう一つ。それでも孔明は「出師の表」を書き、魏と一大決戦をすべく北伐を開始するが、その際、進路として何度も同じ五丈原コースに固執したことだ。

 

三国志 (49) 出師の表 (希望コミックス (147))

三国志 (49) 出師の表 (希望コミックス (147))

 

 

 

結局、北伐は果たせぬうちに寿命となる。

 

ここでは珍しく、武将たちが孔明に対して、なぜ五丈原コースにこだわるのかと詰問する場面が描かれていた。横山三国志では珍しい。「反骨の士」魏延じゃなくても文句の一つも言いたくなる。

 

 

これまでは、神のごとき孔明と、この二つの疑問は上手くつながらなかった。

 

 

そこで「孔明のヨメ。」。この孔明なら上手く重なるような気がする。

 

孔明のヨメ。 1巻 (まんがタイムコミックス)

孔明のヨメ。 1巻 (まんがタイムコミックス)

 

 

 

頭は良いけど、ややコミュ障気味。分かる奴には一目置かれるけど、その他大勢には煙たがれる。

 

今の所、行政方面での能力は発揮してるけど、軍事に関しては未知数。どちらかと言えば農業への関心が高い草食系だ。

 

 

何年か前、朝日新聞の連載企画で、歴史上有名な事が果たして本当だったかどうか検証する、といったものがあって、そこで孔明が取り上げられたとき、軍事ベタで、むしろ内政や外交が得意だった、と書かれていた記憶がある。

 

(もう一度読みたくて検索してみたけど、引っかからなかった。)

 

 

そんなこんなで、「孔明のヨメ。」の孔明は、自分の思い浮かべる孔明像にジャストフィットしそう。

 

この孔明だったら、宮廷でハブられたり、戦ベタだったりしても納得出来る。融通きかなくてタイミング悪い所も(笑)。

 

 

作者も、もちろん横山三国志を読んでるだろうし、神格化された孔明ではなく、「人間」な孔明を描こうとしてるんだろうし、今後の展開が楽しみだ。

 

 

まー、ヨメちゃんに慰められ、イチャつきながら一歩ずつ前へ進んでいくんだろうけど。

 

 

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【漫画で古典】人気ブロガー清少納言はリア充、人気同人作家紫式部はこじらせ女子! 古典の漫画版は発掘しがいがありそう。

 

読書が好きな人間なら、日本人に生まれたことだし、古典文学は、一度くらいは読んでみたいと思うものだろう。

 

もちろん、能力さえあれば古文で読んでみたいけど、学生時代はコテンコテンだったわけで、口語訳ならなんとか、と思いつつ、まだ、読んでない。そんな人も多いのではなかろうか。もちろん、自分も、その一人だ。

 

 

で、漫画版。最近は古典文学の漫画版もずいぶんと出版されるようになってきて、たんなる漫画訳というだけでなく、かみ砕いて、面白おかしく分かりやすく解説してくれる作品が増えてきた。  

 

今回読んだやつも、そのうちの一冊。 

 

 

 

最近は、清少納言紫式部の立ち位置も、ほぼ決まってきたような気がする。

 

平安時代の人気ブロガー清少納言は、講演を聞くならイケメンの方が良い、ブサイクなカップルがイチャついてるのは許せないなどとストレートに書いていて、令和時代のアラサーにも受けそう。

 

職場で男からディスられても鮮やかなリアクションで周りを感心させる。そして、華やかで知的で天皇から愛される皇后、中宮定子に仕えていた。ハンパないリア充ぶりだ。

 

その後、定子は藤原道長の台頭により落剥していくし、清少納言もアホ可愛い体育会系の旦那と離婚したりと色々あったけど、あくまで枕草子清少納言が愛して止まない定子のリスペクト本として楽しい思い出だけを書いたようだ。

 

清少納言が再評価されてるのは、意外に一途だからかも。

 

 

反面、紫式部は、世界的に見ても偉大な作家なのに、作者本人は「こじらせ女子」キャラが定着しつつあるような気がする。併せて読んだのがこれ。

 

もしも紫式部が大企業のOLだったなら

もしも紫式部が大企業のOLだったなら

 

 

 

初めて宮中へ出たときは、かなり生きづらかったようで、バカのふりして空回りのあげく引きこもったりしてるし。まぁ、これはこれで親しみやすくはなったけど。

 

 

当時、藤原道長は、中宮定子を追い落とそうと、自分の娘、中宮彰子を入内させた。

 

彰子は後に国母として慕われる人になるけど、若かりし頃は何というか地味で中宮定子と比較されて辛い思いをしたらしい。

 

そこで、道長は、紫式部を始めとする文人たちをブレーンとして彰子の傍に置くようになる。

 

 

そんなこんなで、清少納言紫式部は入れ違いで接触はなかったようだが、紫式部の方は清少納言をライバル視していたようで、うっかり書いてしまった悪口が後世に残っていたりする。

 

このあたりの人間模様は、ほんっと平安時代も令和時代も全く変わらない。

 

 

とりあえず、これら2冊を読んでみて、古典文学がずいぶんと親しみやすくなった気がする。

 

 個人的には、紫式部のこじらせぶり以外だと、方丈記の作者、鴨長明の意外な駄目っぷりと、和泉式部の魔性の女っぷりが印象に残った。

 

このあたりも、これから読んでいきたい。

 

 

思えば、学生時代の古文・漢文の成績はヒドいもんだった。あの頃に、こんな面白い漫画版があったら、成績もずっと良かっただろうし、その後の人生も違ってたかも。

 

まぁ、今さら言ってもしょうがないことなので、せいぜいこれからは古典の漫画版を楽しんでいこうと思う。

 

 

この分野は受験生の需要があるからか、ずいぶんな成長産業となってるようで、「枕草子」の漫画版を検索してみたら、ずらずらとたくさん出てきて驚いてしまった。

 

2~3冊なら読み比べてみようかと思ってたけど、そんな思いも吹き飛ぶぐらい。

 

 

代わりと言ってはなんだけど、最後に、これから読んでいきたい作品を紹介。

 

暴れん坊少納言1 (ガムコミックスプラス)

暴れん坊少納言1 (ガムコミックスプラス)

 

 

 

さすがは清少納言。漫画版だけでなく、エンタメの世界でも主役をはれるキャラだった。う~ん、姐さん!

 

「古典」の漫画版の世界は発掘しがいがありそう。意外な鉱脈を見つけたかも――。

 

 

 

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【漫画で狩猟】狩りガールや銛ガールにおすそ分けして欲しい! 「山賊ダイアリー」他


自分には全く縁のない世界だからこそ憧れる。ひきこもり気味のインドア派なので、特にアウトドアな人に。で、アウトドアの頂点にいるのが猟師ではないかと思うわけだ。


今回読んだのはこちら。

 

山賊ダイアリー(1) (イブニングコミックス)

山賊ダイアリー(1) (イブニングコミックス)

 

 


読んでみないと分からないことがいっぱいあった。猟をしていいのは冬の間のわずか2~3か月であることや、罠猟と鉄砲猟とで別々に免許がいることとか、罠でイノシシを捕まえることができても刃物でとどめをさすのは大変なので結局は鉄砲が必要になること、などなど。全7巻。

 

山賊ダイアリー(7)<完> (イブニングKC)

山賊ダイアリー(7)<完> (イブニングKC)

 

 


最近はニュースで鹿や猪が増えすぎて農家が被害に遭うことが多くなってることも知られてきたけれど、世間一般の人たちからの理解を得ることは、まだまだ、だいぶ難しいようで、特に獲物の運搬や解体の場面は神経を使うようだ。


特に恋人や奥さんなど女性の理解を得ることはミッションインポッシブルなようで、まあそれは無理もない気がする。


読んでいるだけの自分でさえも、カラスやヌートリアを食べるシーンでは正直引いた。カラスのウンコは真っ黄色だし(補色だ!)、ヌートリア岡山県に多い外来種の巨大ネズミ。イメージとしてはビーバーに似てる。



それはともかく、自分の場合、蕎麦屋へ行くと鴨汁蕎麦や鴨焼きを注文するような人間だけど、猟師の人達に言わせると、あんなものはアヒルだ! ということらしい。本物の鴨肉を是非食してみたい。


MEC食をやっている関係で肉食だからジビエなどにも大いに興味があるけれど、食べたことがあるのは、ふるさと納税でお取り寄せしたイノシシの肉と期間限定の鹿肉バーガーぐらいだ。

 

ちなみにMEC食についての漫画はこちら。

 

肉・卵・チーズをたっぷり食べて 1年で50kg痩せました

肉・卵・チーズをたっぷり食べて 1年で50kg痩せました

 

 


イノシシの肉は普通に焼いて食べるとたいそう硬かった。何日かヨーグルトに漬け込んで炊飯器調理して食べたら濃厚でとても美味くなったけど。


鹿肉バーガーを食べた時の記憶は全く残ってない。猟師の人達にとっては鹿肉は淡白すぎて価値がないらしく、イノシシの肉だけが対象みたいな雰囲気だけど、あっさりの肉なことは確かなようだ。

 

本格的なジビエ料理をレストランで食べてみたいけれど値段が高すぎて手が出ない。まあでも狩猟の手間を考えると仕方がないことでもある。この漫画を読んで諦めがついたような(笑)。

 

 

猟期の冬以外には何をやっているんだろうという疑問もあったけれど、うなぎを捕まえたりスッポンを釣ったり楽しくやってるようだ。


野生のなめこ(スーパー売りとは別物らしい)を採ったり山芋掘ったりクレソンを刈ったり植物性にも余念がない。

 

こちらは、これから読むやつだけど夏には漁もやっている。海ではどんな感じか読むのが楽しみだ。

 

 

 

狩猟漫画では、「狩りガール(この言葉、定着してる?)」が主人公のものもあり、こちらは何とクマを狙う。ガチ過ぎる……。

 

クマ撃ちの女 1 (BUNCH COMICS)

クマ撃ちの女 1 (BUNCH COMICS)

 

 


主人公はクマに対して何かトラウマがあるようで、クマ撃ちなのは仇討ちらしいけど、理由は物語が進展していくと明らかになるだろう。

 


物語の本筋とは関係ないけど、イマイチやる気のない猟師が出てきて、車を走らせながら流し撃ちするシーンがあり、なんだか、とてもリアルに感じた。現実の猟の世界も、まあ、こんな感じなんだろうなぁ。

 

 

さて、漫画の世界では狩りガールだけでなく銛ガールもいる。多数、実在するのかどうかわからないけど。

 

ほとんど食べたことない魚がどんどん出てきて、その場で料理して食べるのは実にうまそうだ。イシダイ、食べてみたい……。

 

銛ガール(1) (電撃コミックスNEXT)

銛ガール(1) (電撃コミックスNEXT)

 

 

 

自分で狩猟の世界へ飛び込もうとはとても思えないけど、出来ることなら猟師さんと友達になって、「冷凍庫がいっぱいだからやるよ」などと言われたいもんだ。

 

ちなみに、自分の場合、鹿肉でも十分おいしくいただけます――。

 

 

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【漫画で大阪ストラット】夢より楽、シンドないボチボチ人生をグダグダに生きる! 「サライネス」


読んだのはこちら。

 

 


独特のペンネームに独特の絵に独特のストーリー。アニメ化されたりゲーム化されたりすることは万が一にもなさそうだけどオンリーワンなことは間違いない。


自分など大阪在住のアジアン系外国人が描いた漫画だと思ってたぐらいだ。それぐらいに個性的。ペンネームも。

 


登場人物は関西弁がデフォルト。作者は、最初、大阪を舞台にしてたけど、コテコテ過ぎたと思ったのか、東京在住の大阪人を描くようになる。

 

こちらは大阪時代の作品。

 

 


サライネスの漫画はストーリーなんてあってないようなもの。ボテボテの関西人がしょうむない話を関西弁でしゃべりまくる。ただそれだけ。だから、この作者のは全部ショートストーリーだ。


漫画雑誌の中でも、失礼な言い方になってしまうが、箸休め的存在だろう。


けれどもこれがまた絶妙な箸休めなのだ。何試合も登板できるセットアッパーのような。だからこそ長く続いているんだろう。このシリーズは17巻まで続いた。

 

誰も寝てはならぬ(17)<完> (ワイドKC モーニング)

誰も寝てはならぬ(17)<完> (ワイドKC モーニング)

 

 

 

読んでると、とにかく、ゆる~い気分になれる。人生、ボチボチでエエやんか、とリラックスできる。

 


舞台は、夢より楽を取った人生ボチボチ人間が集まったデザイン事務所。「シンドない人生」を選んだのは共感できる。

 

髪ロング背の高い若い女の子ばかりナンパするバツ3の社長、女に妻を寝取られたネコ好きヘタレなアーティスト、野球観戦命でユンボ大好きなむさ苦しい絵本作家、バスマニアで暗い作風に固定ファンがつき始めた暗い男、などなど――。

 

 

この作者が描く漫画は舞台が変わっても基本的には同じだ。ナニワン・ワールドと猫と野球。

 


こちらはブレイク前のバンドマンたちの漫画。音楽業界が舞台でもゆるいのは変わらない。

 

セケンノハテマデ(1) (モーニング KC)

セケンノハテマデ(1) (モーニング KC)

 

 

 

アーティストの全部が全部、センター狙いなわけじゃないやねん(←音声入力間違いまで関西弁に)。全4巻。

 

セケンノハテマデ(4)<完> (モーニング KC)

セケンノハテマデ(4)<完> (モーニング KC)

 

 

 

最新シリーズは血のつながらない家族の物語だが、ゆるくて強い関西パワーは変わらない。

 

ストロベリー(1) (モーニング KC)

ストロベリー(1) (モーニング KC)

 

 

 

元野球選手で今は文章を書いている父親やザルにまで刺繍してしまうような刺繍作家? の娘たちなど。やっぱり猫は出てくる。

 


よくわからない人たちが、よくわからない仕事を、なぜ勤まっているのかという仕事ぶりで世間をふわふわと渡っている。これどのシリーズでも同じだけど。

 

 

最後に音楽でも雰囲気を。サンプル無料で聞けます。

 

大阪ストラット

大阪ストラット

 

 


サライネスは関西方面に転勤が決まったけど馴染めるかどうか不安な人に強く勧めたい。あと思いっきり脱力したい人にも――。

 

 

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【君主論 (まんがで読破) 】チェーザレからマキャヴェッリへ。漫画版で中世イタリアの歴史を知る。

 


唐突だけど読んでみた。

 

 

 

読んだ理由は、もちろんチェーザレボルジアだ。

 

もともとチェーザレには疑問があって、それは、なんでこんなに、もてはやされているんだろうってことだ。


こちらも読んでみたけれど、まだ物語全体の前半部分ぐらいなせいか、いまいちよくわからない。

 

 

 

あとがきなどを読んでいると、どうやらチェーザレが注目されるようになったのは、マキャヴェッリが「君主論」の中でチェーザレをお手本として取り上げたのがきっかけだったようだ。

 

かの塩野七生先生もマキャヴェッリを通じてチェーザレボルジアを知り、例の作品を書いた。これで日本人がチェーザレを知るようになったわけだ。

 

チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 (新潮文庫)

チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 (新潮文庫)

 

 


そんなわけで、「チェーザレ 破壊の創造者」は最新刊まで読み切っていないけれど、「君主論」を読んでみたわけだ。ただし、漫画で。幸い、図書館で借りられたし。

 


さて、この君主論。漫画版で読んだのは、少なくとも自分にとっては大当たりだった。


この漫画版の構成は、初めから3/4ぐらいまで、当時の中世イタリア状況のダイジェスト版なのだ。残り1/4になってから、ようやく君主のためのハウツーが出てくる。


ビジネス本のようなノウハウを求めていた読者には肩透かしかもしれないけど、歴史ものを読みたい自分にとっては、むしろ、むっちゃありがたい構成だった。

 

ちなみに、念のためウィキペディアの「君主論」の項を読んでみたところ、この構成はやはり漫画版ならではのものだった。

 

 

チェーザレを取りまく中世イタリアの歴史を分かりやすくまとめとくれた漫画版に感謝! 

 

 

中には、このミケロットって、「チェーザレ 破壊の創造者」に出てくるチェーザレ片腕のミゲルのことか?  あんなにヘタレで丸々として福々しかったジョヴァンニ様がこんなに立派になって……などのお楽しみもあった。

 

 

もちろん、チェーザレの悲劇的な結末も知ってしまったけれど、全ての歴史ものはネタバレ済みなので、これはもうしょうがない。

 

どうして、そうなってしまったのかを詳しく知りたいので、むしろ、これから読むのがもっと楽しみになった。こちらは最新刊――。

 

チェーザレ 破壊の創造者(12) (KCデラックス)

チェーザレ 破壊の創造者(12) (KCデラックス)

 

 

 

それと、マキャヴェッリがなぜ君主論を書くに至ったかの経緯も面白い。要は就活の一環。現状イタリアを概括して統治者はどうあるべきかを書いたレポートだったわけだ。

 

冷酷な権力者のためのハウツー本かと思いこんでたけど拒否反応が消えた気がする。「狐の狡知と獅子の勇猛さ」だけでも無かったし。むしろ現代から見ると、ごく常識的なことばかり。

 

それよりは、いかに当時のフィレンツェが先延ばしで事なかれ主義で優柔不断だったか……。まぁ、これは現代でも「あるある」だけど。

 

 

それにしても、結局、マキャヴェッリの就活は上手くいかず、チェーザレも目的を果たすことは出来なかった。あれほどの才能、ヴィルトゥに恵まれていたというのに。しょせん、運不運なのか、と思いたくもなってしまう。

 

 

ところで、漫画版の君主論を読んだ後、「チェーザレ 破壊の創造者」の第7巻を読んだ。

 

 

 

どちらかと言えばインターミッション的な巻だったか。チェーザレと大学教授との問答により、ローマ帝国からのヨーロッパ史を通じて、皇帝と教皇の軋轢の歴史についてを一気に語った。

 

取り上げられたのは、カノッサの屈辱の真実、封印された皇帝の墓の謎、ダンテの『神曲』の秘密など。

 

チェーザレの物語は全く進んでないけど、これはこれでとても面白かった。なんか、スゲぇ作品だ。監修者もダンテが専門の学者さんだし。

 

ガラにもなくダンテも読んでみたくなった。もちろん漫画で――。

 

 

神曲 (まんがで読破)

神曲 (まんがで読破)