三連休、最終日。
自分としては珍しく、三日間とも自転車で外出した。
この頃は、自転車に乗るのは自転車通勤だけになっていて、休日はなるべく歩くようにしてたのだ。
さて、三日間ともマウンテンバイクで出かけたけれど、どうも、楽しすぎて困っている。
正直、29インチのマウンテンバイクは、ロードバイクのセカンドバイクとしての位置づけだった。
あと、雨の日にロードバイクに乗りたくないので、と言う理由もあった。
どうせなら、やまめ乗りの練習になるかもしれないし、とも考えた。
そんなわけで、『自転車の教科書 ー身体の使い方編ー』を参考にしてーー。
・29インチのマウンテンバイク
・クロモリ
・シングルスピード
・フルリジッド(サスペンションなし)
以上の基準で手に入れたのが、コナのユニットだった。
オレンジと黒のカラーリングは思ったよりもかっこ良かった。
けれども、乗ってみてもピンとこなかったし、チューブレスタイヤがいきなりパンクしたりした。
もちろん、メカ音痴の自分では修理できない。
自分にできるのは、クリンチャーのチューブ交換だけなのだ。
間の悪いことに、お世話になっていた自転車屋の店長が体調を崩してしまった。
別に、どうしても乗りたいわけでもなく、自転車通勤はロードバイクだけで何とかやれていたので、修理を急ぐこともなく、ずるずると二年近くたってしまった。
意を決して、別の自転車屋にお世話になることになり、ようやく修理することにして、自分でもチューブ交換できるクリンチャータイヤに変えてもらった。
こうして書いてみても、何も期待していないし、ずいぶんひどい扱い方をしている。
それなのに、乗り始めてみたら、思ったよりも楽しいのである。
荷重コントロール次第で進んだり進まなかったりするメリハリのある走破性は、オートマしかない人間がマニュアル車の楽しさを知ったときのようだ。
足裏の軸を感じとれるシングルスピードは、時々、直接、足で走っているようなダイレクト感がある。
爆発力のある加速は危なっかしい後続車を、あっという間に置き去りにしてくれる。
好きなときにコースアウトして、オフロードを走るのも楽しい。
雨でも良く効くディスクブレーキ。
アスファルトの継ぎ目や段差をものともしない太いタイヤ。
そして、雨に強い塗装とメンテナンスの楽なシングルスピード。
ちょっとハマってしまっている。
これまで、自分のアイディンティティは、自転車通勤であり、ロードバイクであった。
その延長で、ロングライドやブルベにもハマった。
今さらマウンテンバイクかあ、と思うと、なんだか途方に暮れるような気がしてしまう。
けれども、舗装された真っ直ぐな道をどこまでもただ走っていくようなロードバイクの乗り方には、もう満足できなくなってしまった。
退屈だと思うようになってしまったのである。
これは一時的なものだろうか?
実を言うと、3代目の自転車として、メンテナンスフリーのロードバイク(ブルホーンバー仕様)を作ろう、と準備を進めていたのだけれど、29インチのマウンテンバイクがおもしろすぎて、どうでもよくなってしまったのである。
しばらくは、29インチに夢中になりそうだ。
カテゴリー紹介
やまめ乗りを始めて数年。
実際に講座を受けたのは2回。
脱初心者目指して自習中。
このカテゴリーは、「自転車の教科書」と「自転車の教科書 ー身体の使い方編ー」を読んでないとわかりづらいです。
クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイク所有。
自転車通勤(片道約1時間、約15㎞)継続中。
ブルベ経験有り(SR取得)。