この三連休は、インドアな自分にしては珍しく、三日間ともマウンテンバイクで出かけていた。
いい天気の中をポタリングしながら移動する。
移動中は必要以上に寄り道をしては休憩タイムを取った。
公園のベンチや、ショッピングモールのフリースペースや神社の境内なんかで座っては、iPhoneでブログを書いたり、マンガを読んだり、検索したりした。
公園や神社は紅葉で色づいていて、良く晴れたさわやかな天気だった。
ベンチに座ってる人も、みな幸せそうにしている。
インドアな自分でも、こんな日は外にいたくなる。
新鮮な気分でiPhoneをイジり続けた。
そんなことをやっていたら、『モバイルボヘミアン』を読んだことを思い出した。
iPhoneを片手に世界中を旅して、自分の好きなことをビジネスにしていた著者二人のことを。
ものすごくスケールはショボいけれど、この三連休で自分がやっていたことも、ご近所、ローカルエリア内でのモバイルボヘミアンだ。
iPhone片手にマウンテンバイクでふらふらしてブログを書く。
これで、いくらかなりとも収入が発生すれば、立派なモバイルボヘミアンの端くれだ。
旅から旅へ明け暮れるようなアグレッシブな生活は、とても自分には送れそうもないけれど、ご近所を徘徊するレベルのモバイルボヘミアンにならなれそうである。
しかも、それは、とても気楽そうで、ストレスフリーそうなのだ。
本当に、たっぷり充電されたiPhoneとモバイルルーターさえあれば、ブログも書けるし、本やマンガや音楽や映画などの娯楽も楽しめるし、誰かと連絡だって取れてしまう。
頭ではわかっていたけれど、この三日間で実感した。
自転車とiPhoneがあれば、自分仕様のモバイルボヘミアンになって、「健康で文化的な最低限度の生活」は実現できてしまうのかもしれない。
旅人にはなれなくても、徘徊ぐらいはできそうである。