この本は、サブタイトルが、マンガ『炭水化物は人類を滅ぼす』だ。
マンガ『炭水化物が人類を滅ぼす』 最終ダイエット「糖質制限」が女性を救う!
- 作者: おちゃずけ,夏井睦
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2014/08/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
よくあるベストセラーのマンガ版かと思って読み始めたら、著者のダイエット歴が紹介されていたり、『炭水化物は人類を滅ぼす』の先生だけでなく、いろんな人の話を聞きに行ってたり、MEC 食についても紹介されていたり、と意欲的な作品だった。
炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学 (光文社新書)
- 作者: 夏井睦
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/10/17
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (28件) を見る
炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】 植物vs.ヒトの全人類史 (光文社新書)
- 作者: 夏井睦
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/10/17
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
でも、一番、おもしろかったエピソードは、糖質制限のことではなくて、むしろ真逆のことだった。
青汁だけで13年間、生きていた女性が紹介されていたのである。
- 作者: 森美智代
- 出版社/メーカー: マキノ出版
- 発売日: 2008/04/15
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 81回
- この商品を含むブログ (20件) を見る
彼女の身体の中には、植物の繊維を分解してアミノ酸を作り出す菌があって、まるで牛なようなお腹なんだとか。
もう一つ、肉食パンダのエピソードもおもしろかった。
パンダは、もともと、肉食だったそうな。
人間にすみかを追われて、高緯度地域に逃げ込み、エサとなる動物がいないので、しかたなく笹を食べるようになった。
元来肉食だったパンダは、笹を分解してエネルギーに変える菌を体内に取り込み、肉食パンダから草食パンダどなった。
しかも、その変化は、わずか一週間で行われた、とのこと。
う〜ん。
この2つのエピソードを読んでみると、体内に役に立つ菌を取り込んで定着させられるかどうか、で全てが決まるような印象だ。
最近、話題の痩せ菌サプリなんかも、同じ理屈なのかもしれない。
乱暴に考えると、注射するみたいに、目当ての菌を体内に取り込んでしまえば、思い通りの身体が作れることになる。
まあ、青汁だけで生きていけるような身体が、簡単に手に入るとまでは思えないけど。
今現在、自分の食生活は、MEC 食プラス発酵食品と言う矛盾した2つの要素から成り立っているわけだけど、案外、おもしろい方向へ転がっていくかも、なんて考えたりした。
MEC 食と発酵食品についてはこちら
カテゴリー紹介 #家事 #男子 #おひとりさま
空き家一歩手前の限界ハウスで「健康で清潔な最低限度の生活」を目指し、ストレスフリーな毎日を目指して試行錯誤中のへなちょこ家事男子。