休日に、ちょっとランニングするようになってから、姿勢が変わってきた。
ランニングは自転車に比べると運動の強度が高い。
強めに負荷をかけながら、動的ストレッチをしているようなものだ。
ずっと同じストレッチを30分続けるのは、かなりの苦痛が伴うけど、ウォーキングやランニングだとできてしまうのだ。
走っているとき、アゴが上がっているのに気がついた。
ちょっと引き気味にしてみる。
すると、いきなり姿勢が変わった。
肩甲骨が後ろに閉じて、胸が開いたような感じになり、前へ進みやすくなった。
ほんのちょっと姿勢を変えただけなのに。
そういえば、伸びランニングの講習会に参加したときにも、もっとアゴを引くように言われたっけ。
ずいぶん前のことだったので、すっかり忘れていた。
あの時も、首とか足首とか、「首」がつく身体の部位は大切なんだなあ、と思ったっけ。
進歩するどころか退行してるな……。
アゴを引くことに気づいて、普段、歩いているときにも注意するようにしていた。
そうしたら、自転車に乗っているときに、違和感を感じるようになってきたのである。
自転車は前傾姿勢だから、アゴを引けないのはしかたないかな、と考えていたのが、とんでもない勘違いだと気づくまでは、1〜2週間かかった。
気づいた時は、思わず、違うだろ! と声を出しそうになった。
前傾姿勢だからアゴを引けないのではなく、アゴが引けないほど不自然な前傾姿勢を取っていることが間違っているのだ!
無理なくアゴが引ける程度に、身体を起こして、おじぎを浅くしてみる。
いきなり楽にペダルが回るようになり、自転車が前に進むようになった。
ちょっとアゴを引いただけで、こんなに違ってくるとは。
人間の身体と言うのは、つくづく合理的にできているのだなあ、と感心してしまう。
同時に、今まで、何をやっていたんだろう、と言う後悔もわいてくる。
こんな初歩的なこと、わかっていたはずなのに、と。
しばらくの間、身体に染みこむまでは、アゴを引くことを意識して生活しよう。
カテゴリー紹介 #やまめ乗り
やまめ乗りを始めて数年。
実際に講座を受けたのは2回。
脱初心者目指して自習中。
このカテゴリーは、「自転車の教科書」と「自転車の教科書 ー身体の使い方編ー」を読んでないとわかりづらいです。
29インチのマウンテンバイク(シングルスピード&フルリジッド)で自転車通勤(片道約1時間、約15㎞)継続中。
ブルベ経験有り(SR取得)。
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