■人生100年。からだが資本!
人生100年時代は「働ける程度に健康であること」が求められる。
「何を当たり前なことを?」と言われるかもしれない。
でも、「80代・90代になっても働ける」と断言できる人はあまりいないだろう。
作者は交通事故で人工関節になった方。
だから、「働ける程度に」の言葉に、とても説得力がある。
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作者は、自分のように交通事故にあった人だけでなく、ロコモティブ・シンドロームやロコモ予備軍の人たちにも注意するよう呼びかけている。
と言っても、ハードなスポーツやトレーニングをおすすめしているわけじゃない。
むしろ「スポーツのやりすぎには注意が必要」と言っている。
大切なのは日常的な基本動作の「立つ」、「歩く」、「座る」だと主張しているのだ。
■立つこと・歩くこと
立つこと・歩くことは誰もが当たり前にやっている。
特別に注意したり意識をすることもない。
しかし、正しく立つということは「姿勢を正す」こと、「骨盤を立てる」こと。
そして、正しく歩くことは「胸を開き、骨盤を立てること」だ。
作者は 人工関節になって初めて、自分は「反り腰 」だと気づいたそう。
人は立てなくなったり、歩けなくなってから初めて、立つことと歩くことの重要性に気づくのかもしれない。
■安心して歩ける靴がない
歩く時に重要なアイテムが「靴」だ。
インソールだけでもだいぶ違うそう。
ちなみに、よく耳にする「コンフォート・シューズ」はちっとも楽じゃないらしい。
むしろ、幅のゆるい靴が足腰を痛めつけるそうだ。
これには、ちょっと驚いた。
自分もできるだけ幅広の靴を選ぶようにしていたので。
でも、今の日本人の足は逆に幅狭になっている。
だから、大人の6割から8割は足にトラブルを抱えることになってしまう。
作者は「靴を見直して腰痛を根本から治す」ことを勧めている
■座らなければ仕事はできない
1日8時間働くとして、人は人生の3分の1を椅子に座って過ごすことになる。
意外なのは、上手に座るためには、実はかなりの体力が必要ってこと。
立っている時よりも座っている時の方が、首や腰への負担は大きいそうだ。
人間の体は立って歩くように作られているから、骨格の構造が座ることには適していないのだとか。
そもそも、人間の体は座るのが苦手だったのだ。
■椅子は姿勢をホールドするもの
日本人は正しい椅子の使い方を知らないらしい。
間違いの始まりは、「椅子の背=バックレスト」を「背もたれ」と訳してしまったことのようだ。
バックレストは疲れにくい姿勢を保つためのもの。
だらしなく、もたれかかるものではない。
「アームレスト=肘掛け」も同じ。
肩にかかる腕の重みを軽くするためのもの。
バックレストを使うことで、立っている時の状態にできるだけ骨盤を近づけるのが正しい座り方だ。
正直言って、座り方についても椅子についても、特に考えたことがなかった。
最近になって「座りすぎは体に良くない」て話をちらほら聞くようになった。
日本人はもっと真剣に座り方と向き合う必要があるようだ。
■立つ、歩く、座る
読んでみると、目からウロコの本だった。
まずは姿勢に注意しよう。
ウォーキングシューズを買おうと思っていたけど、むやみに幅広を選ばないようにしよう。
今使っている椅子については考え直そう。
なんなら「スタンディングデスク」も良いかも……。
「立つこと」を取り戻す過程で、姿勢を見直し、
「歩くこと」を取り戻すなかで、歩き方と靴について考え、
「坐ること」を取り戻すことで、椅子とのつきあい方を学びました。
■人生100年時代に歩き続ける
作者のかじやますみこさんは、特に歩くことにこだわっている。
こちらの本も読んでいくつもり。
自分の両親は、亡くなる前に、2人とも寝たきりになってしまった。
「人間死ぬまで自分の足で立ってトイレに歩いて行きたい」としみじみ思った。
おむつは嫌だ。
正しく「立つ」、「歩く」、「座る」は ライフワークにして情報収集していきたい。
■しごとのわレーベルって?
「長く働けるからだをつくる」は「しごとのわレーベル」の作品。
「しごとのわ」レーベルはミシマ社とインプレスの2 つの出版社で起ち上げたものだ。
ユニークな本が多いので注目してる。
例えば、この本も変てこでおもしろい本だった。
中学生2人が先生から借金の仕方など、お金について学ぶ。
対話形式で読みやすくて楽しい本だった。
あと、こちらも、おもしろそうなので読んでみるつもり。
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■プロフィール
セミリタイア済み節約系FIRE民です。
寝そべり族で「がんばらない」ライフスタイルを模索中。
ライフハックとテクノロジーでチートする都市型スローライフを目指しています。
年間150冊の本と1500冊のマンガを読了。
「おもしろくて、ためになった」作品をオススメします。
ジャンルは経済的独立、お金、経済。そして、歴史・ニュースなど。
コミックエッセイ、漫画版、「中二本(14歳でもわかる〇〇)」、「もしも本(もしも〇〇だったら)」が多め。
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