たんぱく質と野菜をたっぷり摂るための簡単手抜きご飯――。
著者は72歳。
現役のお医者さんで、長野県を長寿県に押し上げた人だ。
説得力ありまくり――。
おまけに「手抜き」とタイトルに堂々と謳っている。
この頃は、時短料理、手抜き料理、簡単料理、レンチン、冷凍保存、作り置きなどのパワーワードに弱くて、これらの言葉に引っかかると必ずチェックするようになった。
正直、高齢者向けかな~、あまり参考にならないかもな、と読み始めたのだが、そんなことはなかった。
「鮭と野菜のバター蒸し」
「枝豆のチーズ和え」
「ほうれん草のアーモンド和え」
などなど。
けっこう、こってりなメニューが多い。
それもそのはずで、本書は、「手抜き」だけでなく「野菜とたんぱく質をたっぷり摂ろう」がコンセプトなのだ。
肉・卵・チーズのMEC食者で、肉を食べやすくするために野菜もけっこう食べている自分にとってはぴったりの本だった。
なによりカット野菜と冷凍野菜をフィーチャーしてくれてるところがありがたい。
このカット野菜と冷凍野菜、最近、使い始めたけど、楽で楽でたまらない。
包丁&まな板を使わずにすむし、生ゴミも出ない。
ただ、やっぱり後ろめたい気持ちがあって、野菜を切るぐらいは自分でやらないとダメなのではないかと言う強迫観念から抜け出せずにいたので、本書は多いに救いとなった。
そんなわけで、高齢者でなくとも、簡単に美味い飯を自炊したい人は、ぜひ読もう。
おまけに健康にも良いのだから――。
【プロフィール】
年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。
のんびり暮らすライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ!
・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトル飲みでプロテイン&メガビタミン
・電子レンジの時短料理で自炊中
・服は制服化&コンフォート命!
・断捨離後、ミニマリストに
・歴史と地理とニュースの社会科好き!
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法