らくだのライフハック

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─セミリタイアして本とマンガの日々─

【臆病者のための億万長者入門】「老後は誰もが一人の投資家」。億万長者を目指さなければ人生100年時代をサバイバルできない?!

 

億万長者は夢ではなく「ノルマ」?

サラリーマンの生涯賃金は平均約2.5億円とか。
老後に約2000万円かかる話は耳タコだ。
「億万長者」というと、自分とは無縁の世界、雲の上の世界。
でも、平均レベルのサラリーマンなら、生涯にわたって億単位のお金を扱うわけで……。

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「贅沢できなくてもいいから、生活に困らない程度のお金が欲しい」と思う人は多いだろう。
いつ何が起こるかわからないから、余裕を持った資産を確保しておきたい、とも。

けっきょく、心から安心して暮らすためには、億万長者になるか、最低限、億万長者を目指すぐらいでないとダメなようだ。
日本経済が右肩上がりで、年金がたっぷり出ていればこんな心配はしなくて済んだけど。
ハードな時代や……。

 

資産運用で現状維持は難しい。

(銀行に預けっぱなしでもインフレリスクがある)
増えるか、減るかの二択。

だから、「臆病者だからこそ億万長者になれる」て言葉に説得力を感じた。

資産防衛を心がけていれば、いつのまにか億万長者になってるわけだ。

 

資産運用に無縁な人はいない

投資や資産運用とは無縁だと思っていないだろうか?

(自分もそう思っていた)
でも、いつかは年金をもらうだろう。
生命保険だってかけている。
住宅ローンでマイホームを購入する人もいる。
iDeCoやNISAを、そろそろ始めなければ……。
これらは、ごく普通の人がやっている。
つまり、ほとんどの人は、意識していなくても、すでに資産運用をしているのだ。


老後は誰もが一人の投資家

橘玲さんの考え方はとても現実的。
老後問題は、老後が長すぎるからなので、できるだけ長く働き続けることを提案する。

(意外と堅実だ)

その一方で、歳をとると働くことができなくなるので、金融資本から富を得なければならない、とも。
(年金だけで悠々と暮らせた時代は終わった)
老後は誰もが一人の投資家になってしまうのだ。

すべての日本人が「投資」を学ばなければならない理由はここにある。


長期投資ならいいってもんじゃない

印象的だったのは長期投資に関するコメントだ。
ドルコスト平均法に基づいてインデックスファンドによる長期投資をオススメしてるけど、「株式市場が暴落してから分散投資を始める」のが良い、とのこと。
これはとても納得できる。

最近は「長期投資なら良い」、「つみたて投資なら間違いない」って言う人が多い。
そうは言っても、株式市場は10年に一度は暴落する。
利益確定しようとした時に、たまたま暴落してたら目も当てられない。
それに、いくら長期と言ったって、自分が90歳過ぎてまともな判断ができるかどうか……。
モヤってたところに、橘さんの言葉は、とても納得できる。


「マイホーム」は不動産投資

もう一つ 印象に残ったのが、不動産投資についてのコメント。
住宅ローンでマイホームを購入するのは「不動産投資」だと言う。
レバレッジをかけて信用取引やFXをしているのと変わらない」とのこと。
確かにバランスシートで見ると全く同じだ。
これは目からウロコ。
家を買うというのは、こんなにリスクが高いものだったのか……。


ゆっくりと考える

「臆病者のための億万長者入門」を読むと、「億万長者」は夢ではなく、資産運用における「ノルマ」なのだとわかる。
そして、資産運用に成功するためには「臆病者」でなければならないことも。

これからの資産運用は、儲けることではなく、労働市場から富を獲得できなくなったときのための保険だと考えるべきだ。

お金についての勉強はこれからも少しずつ行こう。

ゆっくりと考えることのできるひとだけが資産運用に成功する。


次はこちらを読んでみるつもり──。

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【プロフィール】

セミリタイア済み節約系FIRE民。

年間約150冊の本と約1,500冊のマンガを読む。

食事は肉・卵・チーズのMEC食&メガビタミン。

料理は電子レンジ調理・時短料理オンリー。

築50年超の生家でサバイバル中。。。