らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【永遠の旅行者】国際金融ミステリーでわかる税金と国家。PT(Perpetual Traveler)とは?

 

小説で経済を学ぶ

社会人になっても経済や金融がさっぱりわからない。
勉強しようと思っても興味が持てない。
そんな人は、おもしろい経済小説や金融小説を読んでみよう。
「永遠の旅行者」ではPT(Perpetual Traveler)を通じて 税金や国家について理解できる。
読み終わった時は経済や金融が身近になっているだろう。

●現在、kindle unlimitedで読み放題中


「永遠の旅行者」あらすじ

元弁護士の真鍋はPTで節税コンサルタント
見知らぬ老人から「20億円を孫に相続させたい。ただし国へ税金を払わずに」と依頼を受けた。
老人が脱税したい理由は単なる強欲からではなかった。
そして、相続をめぐり、失踪、誘拐、殺人が起こっていく……。

 

PT(Perpetual Traveler)とは?

海外放浪は旅人の夢。
でも金がかかる。
では、税金を払わなくて良かったら、どうだろう?
PTは世界中を旅して回る人。
日本の非居住者ってことになる。
どの国にも居住しない。
だから、納税義務もない。
「現代のジプシー」て言われたりする。
普通の人にできることじゃない。
しかし、「こんな生き方もあるのか」と驚かされる。

 

税金とは? 国家とは?

老人が「相続税を払いたくない」と言う。
そう聞くと「強欲な」と思ってしまう。
しかしその老人が戦争後、シベリア抑留の体験があるとしたらどうだろう?
国から見捨てられた人々は、それでも税金を払わなくてはならないのだろうか?
「永遠の旅行者」は重い問いを投げかける。

 

単なる「脱税小説」じゃない

もともと、税金は国家が課税するもの。
国は税金で国民のためインフラを整えサービスを行う。

理屈では国民と国家は対等。
国民にとって国家はしょせん「道具」でしかないのだ。

「永遠の旅行者」を読むことで、改めて、このことに気づかされる。

税金や国家について理解して経済にアクセスできる。

 

タックスヘイヴン三部作

これで橘玲さんの国際金融小説を3冊読んだことになる。

どれもオフショアやタックスシェルターなど租税回避をテーマにした小説。
経済小説や金融小説を読んだのは橘玲さんのが初めてだったので新鮮だった。

 

橘玲さんの本では、次にこちらを読むつもり。

作者の編集者時代のことを書いた作品だ。

 

それと、エンタメで親しんだことだし「お金」や「税金」についても勉強していくつもり。

 

【プロフィール】

セミリタイア済み節約系FIRE民。

年間約150冊の本と約1,500冊のマンガを読む。

食事は肉・卵・チーズのMEC食&メガビタミン。

料理は電子レンジ調理・時短料理オンリー。

築50年超の生家でサバイバル中。。。