【だらしない夫じゃなくて依存症でした】漫画でわかるアルコール依存症。ただの晩酌からいつの間にかアル中へ……
誰でもなる依存症は脳の病気
夫がアルコール依存症に。
回復するまでを妻の視点から見ていくマンガ。
夫はなれない営業職でストレスたまりまくり。
酒量がどんどん増えていく。
妻は、だらしないだけと思ってしまう。
人に相談しても「そんなの普通だよ」と言われてしまうのだ。
世話を焼くのはNG
意外なのは、夫が依存症な時、妻が面倒みるのはNGってこと。
ますます依存が強くなる。
そうは言っても、妻の立場からしたら「私が助けてあげなきゃ」と思ってしまうだろう。
「あなたが支えてあげなきゃ」とも言われそう。
これが依存症の難しいところ。
幸せなラットは依存症にならない
ハッとさせられたのはラットの実験。
オリにラットを1匹入れる。
オリには水とモルヒネだけを置いておく。
ラットはあっという間にモルヒネ依存症になる。
ところが──。
オリの中に複数のラットを入れる。
ついでに遊具も設置する。
これだと、水とモルヒネを置いてもラットはモルヒネ中毒にならない。
他の楽しみや仲間とのつながりがあれば依存症にならないのだ。
だから依存症になったら、断酒会に参加するとか仲間とのつながりを持つと良いってワケ。
「やめる」≠「やめ続ける」
ただ、難しいのは「やめる」よりも「やめ続ける」ことだ。
依存症は「回復」はできるけど「完治」はしない病気。
しみじみと恐ろしい話だ──。
アル中だけじゃない依存症
「だらしない夫じゃなくて依存症でした」には、アルコール依存症だけじゃなく、元薬物依存症の友人や元ギャンブル依存症の上司が出てくる。
現代はあらゆる依存症の可能性があるのだ。
一歩間違えれば自分もこうなっていたかもしれない、いや、これからだってどうなるかわからない。気をつけよう──。
マンガで学べる依存心
作者には自分自身がカフェイン中毒になったときのコミックエッセイもある。
このコミックエッセイがきっかけで依存症の漫画を描くようになったそう。
Kindleでは無料で読める。
最近、続編も出たばかり。
カルト宗教がテーマのようだ。
これもKindleなら無料。
読まねば──。
あと、こちらも──。
資本主義社会と依存症
現代の資本主義社会は消費者をあの手この手でシャブ漬けにしようとする。
ブロックするためにも依存症については知っておくべき──。
【プロフィール】
自称セミリタイア・節約系FIRE民。
健康優良寝そべり族。
家でごろごろしていたい。
街をぶらぶらしていたい。
健やかにだらだらしたい。
寝そべりながら本を読みマンガを読む。
自転車通勤を卒業して「歩く人」へ。
睡眠重視のロングスリーパー。
食事は
肉卵チーズのMEC食&メガビタミン。
料理は電子レンジ調理・時短料理。
親が遺してくれた生家に籠城中。。。