万葉集の和歌も現代若者言葉にしてみるとLINE やインスタと変わらない……。
例えば ある女の人から男の人へ詠んだ歌──。
恋ひ死なば
恋ひも死ねとや
玉鉾の
道行く人の
言も告らなく
「キュンキュンして死にそう♡」
っていったら「死ね」っていわれるし
世間は冷たいもんや
ついでにもう一つ。
男に言いよられた人妻からの返歌──。
さのかたは
実になりにしを
今さらに
春雨降りて
花咲かめやも
うち人妻やのに
付きあえるわけないやん
ワンチャンないで
思わず爆笑してしまう。
テクノロジーは変わっても、言ってることやってることは全然変わってないw
「愛するよりも 愛されたい」は奈良愛にあふれていて、現在の若者言葉の中でも特に奈良弁で訳してある。
1300年前、日本の首都は「奈良」でした。万葉集がつくられたのは、その時代です。
最初からこんな感じ。
なんか微笑ましい。
「愛するより 愛されたい」は「①」とあるので「②」が楽しみだ。
ところで、「令和」は万葉集から選ばれたのは有名な話だけど、もう一つ「いい話」。
万葉集では天皇様が詠んだ歌の隣に「詠み人知らず」な庶民の歌が並んでいたりする。
これは世界的に見ても珍しいことらしい。
日本人は「和歌の前の平等」を実現していたのだ。
こんなにすごい万葉集。
でも、万葉集に限らず古典はとっつきにくい。
けど、現代語に超訳されたり漫画化されたりするとグッと身近になる。
受験生だけじゃなくて、学び直しの社会人でも十分に楽しめる。
【プロフィール】
セミリタイア・節約系FIRE民。
健康優良寝そべり族。
家でごろごろしていたい。
街をぶらぶらしていたい。
健やかにだらだらしたい。
寝そべりながら本を読みマンガを読む。
自転車通勤を卒業して「歩く人」へ。
睡眠重視のロングスリーパー。
食事は
肉卵チーズのMEC食&メガビタミン。
料理は電子レンジ調理・時短料理。
親が遺してくれた生家に籠城中。。。