売れなきゃいけない、コケてはいけない長編よりも、作者が自由に描いたり、実験的に描いた短編の方が実は面白かったりする。
個人的には表題作 よりも「リベンジ ドール」が笑えた。
中年で落ち目の漫画家が呪いの人形を手に入れてって漫画なのだが、主人公のクズっぷりがすごい。
編集者に八つ当たりし、編集長には疑心暗鬼になり、若手のアシスタントを 妬み、恋人? を邪魔にする。
高橋留美子さんは 誰もが知ってる有名漫画家なのに、何で ゲスな漫画家の気持ちがこんなにわかるんだろうw
お互いを軽く意識しながらの子ども時代から近況までを交互に描いている。
この2人のことだから、あまり熱血、逆境て感じにはにはならない。
のほほんとすっとぼけた雰囲気になってしまうのは 少年サンデーの風土によるものか?
高橋留美子さんの短編集は読んでいないものが多いので、これからは コンプリートしていくつもり。
ちょっとゲスな売れない漫画家の話はこちらもおすすめ。
ちょいクズな父親と天然娘の泣かせる親子もの。
この人もサンデーの作家だ。
そして同じサンデーの漫画家ものといえば、やはりこちら──。
同じ雑誌でもずいぶん違う……。
【プロフィール】
自称セミリタイア・節約系FIRE民。
健康優良寝そべり族。
家でごろごろしていたい。
街をぶらぶらしていたい。
健やかにだらだらしたい。
寝そべりながら本を読みマンガを読む。
自転車通勤を卒業して「歩く人」へ。
睡眠重視のロングスリーパー。
食事は
肉卵チーズのMEC食&メガビタミン。
料理は電子レンジ調理・時短料理。
親が遺してくれた生家に籠城中。。。