日本人は合理性を憎んでいる、だからこそ合理的に生きることが成功につながる
橘玲さんの新刊。
マシンのように 合理的な人生を送れと言ってるわけではなく、合理的な人生設計をしよう、ということだ。
人生設計としては、①金融資本(財産)、②人的資本(労働)、③社会資本(人間関係)を挙げているけど、これは前著と同じ。
今回はこれら幸福の土台に「合理性」という補助線を引いた。
なかでも コスパやタイパに加えて、リスパ(リスクパフォーマンス)を提唱したのが目新しい。
タイパについては勝間和代さんも 新刊を出していたけど、今度はリスパかぁ。
リスパをあげるというのは、「満足度を最大化するのではなく、後悔を最小化する」という発想。
ロジカルに判断して、短期的な幸福よりも長期的な幸福を追求すべき、とも。
これはよく勝間和代さんも言ってる「時間割引率」と同じ概念だ。
合理性の手掛かりとして、ベイズ統計、ベイズ確率を紹介していたけど、こちらも面白そう。
なんでも推理小説の探偵のような思考法らしい。
複数の選択肢を持ち、試行錯誤を繰り返しながら、自分に有利な方へと 乗り換えて行き、 成功の確率を上げるのだとか。
ベイズ統計は他の本も読んでみたくなった。
橘玲さんの本は毎回ためになるんだけど、「言ってはいけない残酷な世界での不都合な真実」が並べられていて、読んだ後は気が滅入ることが多かった。
でも今回は珍しく、人生攻略のためのアイテムをもらったようで希望が持てる読後。
もともと、この本、最初の構想では、成功について書こうとしていた本の前半部分だそう。
となると、後半部分についての続巻があるんだろうか?
次回作にも期待だ。
【プロフィール】
自称セミリタイア・節約系FIRE民。
健康優良寝そべり族。
家でごろごろしていたい。
街をぶらぶらしていたい。
健やかにだらだらしたい。
寝そべりながら本を読みマンガを読む。
自転車通勤を卒業して「歩く人」へ。
睡眠重視のロングスリーパー。
食事は
肉卵チーズのMEC食&メガビタミン。
料理は電子レンジ調理・時短料理。
親が遺してくれた生家に籠城中。。。