両親が遺してくれた 生家に住み続けることにした。
セミタイヤしたら、できれば家は売って団地か学生用アパートにでも引っ越して固定費の少ない生活を送ろうと思っていたのだが。
考えを改めたのは、家が思っていたよりもしっかりとしていたからだ。
築50年以上経っているので、もちろんあちこちガタが来てるけど、東日本大震災の時に屋根と外壁を、10年くらい前に水回りをリフォームしてあるので、とりあえず生活には支障がない。
そして思っていたよりも固定資産税が安かったというのも大きい。
なぜか勘違いしていて、もっと高いと思いこんでいたのだ。
また、シビアな話、もし100歳まで生きることがあったとしたら、この家に住めるだけ住んで、体が動かなくなってきたら、サービス付高齢者住宅へ入ることが現実的だろうと思えてきたのだ。
両親 2人を見送ってみると、普通の人間が普通の家に死ぬまで住み続けるというのはかなり無理な話だと思い知った。
このまま 1人で暮らしていくのなら 長生きリスクについても考えなければいけない。
そして最後の理由。
生まれ育った家というのは バイアスがかかっているので、たいていのことは我慢できる、と気づいたのだ。
空き家 一歩手前のボロ屋なので気密性は皆無。
夏は暑いし 冬は寒い。
夏場はGだって出る。
あちこち カビで黒ずんでいる。
自分では気づかないけど生活臭も染みこんでいるに違いない。
「おじいちゃん家の匂い」ってやつだ。
もし賃貸 だったら、とっくに引っ越していたことだろう。
でも生家だから気にならないのだ。
そんなわけで、意外な成り行きだけど、このまま生家に住み続けることにした。
昔はパラサイトシングル、今では子供部屋おじさん などと言われてるけど、日本経済の先行きも見えない 今、住める家があるだけラッキーだ。
セミリタイアして、できるだけ支出を少なく節約した生活を送ろうとしているので、おさまるところにおさまったような気もする。
【プロフィール】
自称セミリタイア・節約系FIRE民。
健康優良寝そべり族。
家でごろごろしていたい。
街をぶらぶらしていたい。
健やかにだらだらしたい。
寝そべりながら本を読みマンガを読む。
自転車通勤を卒業して「歩く人」へ。
睡眠重視のロングスリーパー。
食事は
肉卵チーズのMEC食&メガビタミン。
料理は電子レンジ調理・時短料理。
親が遺してくれた生家に籠城中。。。