今回は、どうせなら個人的に描いてて楽しい(はずだった)、じいさんと戦車の漫画でいこうと短期連載で始めたのだが…。
久しぶりに
巨匠の名前を目にしたのは
新聞の全面広告だった。
真っ赤な紙面に
鳥山明さんの言葉が掲載されていて、
それがまた良かった。
長いけれど引用してみよう。
「ドラゴンボール」も終わり、いろいろ短編や読み切りを試してみたしのつもりで今の自分を出し切った作品を描いてみようと思いました。
それが「SAND LAND」です。 今思っても、コミックス1巻分限定とはいえ、週刊連載だったのにアシスタント無して、すべて一人だけでよく描いたな、って自分で驚きます。 僕の好みを優先して描いたので、それを楽しいって言ってくれる人って、僕にとっては、わかってる神ファン！ って感じじゃないでしょうか。拝見したのはまだまだ未完成な部分が多い映像でしたが、 20年以上経ってからまさか映像化されるなんて思ってもみなかった上に、このクオリティですから、この時点で夢のようです。
ああ、本当に漫画が好きなんだなぁ。
巨匠と言っても、
漫画好きということでは
自分と同じなのだ。
漫画好きの巨匠が
好きなように描いた作品って
どんなんだろう？
しかも、
あの超大作「ドラゴンボール」の
後に描いた作品なのだ。
で、読んでみた。
確かに作者の言う通り、
やたらと爺さんが出てくる
地味な漫画w
しかし、
この爺さんの描き方が上手すぎる。
たいていの漫画家が
ハゲとヒゲで爺さんを記号化するのに、
鳥山明さんはシワで描き分けてしまう。
しかも、とても立体的な絵。
3D漫画？ と言いたくなるくらい。
舐めるとしょっぱそうな爺さん達が
うようよ出てくる漫画の出来上がりだ。
おまけに、
丸っこい戦車のフォルムがカワイイ。
「ドラゴンボール」よりも
「Dr.スランプ」の世界に近い。
おマヌケな悪者たちが
出てくるところもよく似ている。
とにかく
作者が楽しそうに描いているのが
印象的。
超ベストセラーを描くのも
やりがいがあるだろうけど、
たとえウケなくても、
自分の好きなことを
描きたい放題に描くのにも憧れる。
超ベストセラーを完結させた後、
どんな作品を描いているのか、
他の作家のも読んでみたくなった。
二宮知子さんなんかも、
「のだめカンタービレ」の後に、
超マニアックで面白い漫画を
描いているし。
【プロフィール】
自称セミリタイア・節約系FIRE民。
健康優良寝そべり族。
家でごろごろしていたい。
街をぶらぶらしていたい。
健やかにだらだらしたい。
寝そべりながら本を読みマンガを読む。
自転車通勤を卒業して「歩く人」へ。
睡眠重視のロングスリーパー。
食事は
肉卵チーズのMEC食＆メガビタミン。
料理は電子レンジ調理・時短料理。
親が遺してくれた生家に籠城中。。。
