社会的・組織的に解決できない問題も
個人的には対応が可能!
「上級国民」て言葉が
ポピュラーになったのか2019年。
それから新型コロナの時代になって、
ますます格差は広がっている。
この格差はどこから来たのか?
あいかわらず橘玲さんが
言うことはミもフタもない。
でも、
だからこそ真実だと思える。
今回もバッサリ。
生産性と賃金のあいだには、頑健かつ強い正の相関関係があります。 生産性の高い国は 国民の平均賃金が高いし、生産性の高い企業に勤める従業員ほど賃金が高くなります。 逆にいえば、日本がどんどん貧乏くさくなった理由は、「他国に比べて生産性が低いから」で説明できてしまうのです。
そして生産性が低くなった理由については……。
平成が「団塊の世代の雇用(正社員の既得権)を守る」ための30年だったとするならば、 令和の前半は「団塊の世代の年金を守る」ための20年になる以外にありません。
一刀両断!
本書では
それこそ上級国民である
高級官僚から聞いた
ここだけの話として、
選挙でもマジョリティなので
根本的な解決などできずに
対症療法を繰り返すしかない
てエピソードが紹介されている。
この団塊の世代がいなくなるのは
2040年頃なので
それまでは耐え忍ぶしかない、とも。
う〜む。
橘玲さんの本を読むと
絶望的な真実ばかりなので
正直、気が重くなるんだけど、
今回は珍しく
希望的なライムが掲載されていた。
だとしたら、どこにも希望はないのでしょうか。
そんなことはありません。
社会的に解決できない問題も、個人的に解決することは可能です。
私たちがどのような社会に生きており、そこでなにが起きていて、これからどのような世界がやってくるのかを(かなりの精度で) 予測できれば、自分と家族が生き延び、幸福な人生を手に入れるのにきっと大きな助けになるでしょう。
うん。
どうしようもない社会や
建て直しの効かない組織に
所属していても
少なくとも自分だけは
サバイバルすることができるのだ。
これからも
橘玲さんの本は読み続けていこう。
こちらはつい最近出た新刊。
読むのが楽しみ……。
【プロフィール】
節約系底辺FIRE
(セミリタイア)目指す
ナマケモノ&寝そべり族。
寝そべりながら
年100冊の本を読み、
年1,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は
10年を突破。
食事は
肉・卵・チーズのMEC食&
メガビタミン実践中。
料理はレンチン&時短料理。
親が遺してくれた生家に籠城中。。。