らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【世界のニュースを日本人は何も知らない2】ロシアのウクライナ侵攻を予言?! それに世界中が自由民主主義になっても、もう一波乱おこりそう!


新型 コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻以来、日本のメディアって肝心なことを伝えていないと思うようになった。

だからこれを読んだ――。

新型 コロナウイルスへの各国 対応を例にとって、日本の衛生観念や公共心や教育や治安の良さがいかに優れているかが話題の中心。

日頃 ツイッターで舌鋒鋭いめいろま姐さんにしては意外な気がした(笑)。


それよりも 驚いたのは、ロシアのウクライナ侵攻を予言したかのような箇所を見つけたことだった。

ロシアも人口減少に悩んでいます。

(略)

ロシアのプーチン大統領は人口を維持するため二〇二〇年四月、外国人の二重 国籍を認めました。また、これまでは流入を厳しく制限していた旧ソ連諸国からの移住 を促進。特にウクライナから積極的に移民を受け入れ、ロシア国籍を与えています。
それでも二〇一〇年に一億四三〇〇万人だったロシアの人口は、二〇五〇年には一億 一一〇〇万人にまで減るだろう、と予測されています。


ロシアのウクライナ侵攻は様々な面から論じられているけど人口動態から見ると シンプルに見えてくる。

少なくなった人口で、あの広い国土を維持するのはいかにも大変そう。

これは日本よりも深刻かもしれない。

 


さらに驚いたのは 次の箇所――。

アフリカやアジアの人口は二〇五〇年までに八〇%増加すると予想されて います。 先進国をはるかにしのぐスピードで人口が激増するこれらの国は、保守的かつ 信仰心があつい地域です。
(略)
リベラル系の地域は少子化です。 そのため、多数決を基本とする民主主義に準ずるなら、 いずれ多数を占める保守派の考え方が勝ることになってしまうかもしれません。

今まで、ロシアや中国のような独裁者ひきいる専制国家がなくなれば世界は平和になるかと思っていたけど、そうでもなさそう。

世界中が 自由民主主義になっても、リベラルだがマイノリティになった欧米と保守的でマジョリティになったアジア・アフリカ勢とで一波乱 ありそう。


実際、今の移民問題だってこの構図からきてるわけだし。

「世界のニュースを日本人は何も知らない2」によれば、なぜか 日本のメディアでは取り上げられないけど、パンデミック時における東アジア人への差別は想像以上に強かったようだし。

 


「世界のニュースを日本人は何も知らない2」は日本や日本人が思ってるよりも 海外から評価されていることに喜んだり、世界が想像以上に混乱していることに不安になったり、心揺さぶられる 一冊だった。


それにしても、これだけ経済が低迷しているのに、忍耐強く 自制心を失わない日本人って、外国人から見たら さぞかし 不思議に見えるんだろうなあ。

いや、これだけ 民度が高いのに、長い間、不景気が続いていることに驚くべきか――。

しみじみと不思議の国ニッポン。


て訳で、次はこれを読もう――。

 

こちらも、おもしろかったです!

 

 

【プロフィール】
サイドFIRE(セミリタイア)目指す寝そべり族。
寝そべりながら年100冊の本を読み(Kindle書籍読み上げで耳活)年2,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は10年を突破。
食事は肉・卵・チーズのMEC食。
調理はレンチン一択。
水出しコーヒーとグリーンズフリー(ノンアル)を愛飲中。。。