らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【ゴールデンカムイ】ついに大団円! ロシア圧政へのポーランド系レジスタンスか、戊辰戦争生き残りVS日露戦争生き残り敗者復活戦か。


ついに ゴールデンカムイが大団円――。

読むのは2度目、二周目だ。

今回は、4月28日まで全314話が無料で公開されていて、こちらで読んだ。

すでに完結に向けて、あるいは 好きなキャラに向けて、さまざまな感想がネットにあふれている。

自分の場合、イチ推しキャラはなんといっても 土方歳三 だ。

こんなかっこいいジジイになれるとしたら歳をとるのも怖くないような気がする。

剣と銃、二刀流のバトルアクションはシビれるほどカッコ良い。

ライフルに指を引っ掛けてくるりと回している間に、もう片方の手で敵を斬撃するシーンは悶絶モノだ。


次点はやっぱりシライシ――。

ラスト 1ページで全部持っていった感がある(笑)。

「闇鍋 ウエスタン」な「ゴールデンカムイ」に「GAG & LOVE」要素があるのは間違いなく 白石のおかげ。

作者あとがきによればスピンオフ作品もアリということなので、ぜひシライシ外伝を読んでみたい。

さて、さっきも書いたけど今回は二周目。

一周目はバトルアクションと狩猟グルメにこころ奪われた。

もちろん二周目も、こころ奪われっぱなしだけど、今回は作品の歴史的背景に目がいくようになった。

それは、もちろん、ロシアのウクライナ侵攻があったから。

ゴールデンカムイには、帝政ロシアの圧政を受けたポーランドアイヌの反攻、て構図があるのだ。

一周目の時には特になんとも思わず 素通りしてきたけれど、今回読んだときは、なぜ男達が金塊 争奪戦にこれほど血道をあげるのかが胸に迫った。

かくいう日本もアイヌ民族に圧政を強いてきたことを忘れてはならない。


そして日本の男達にも、戊辰戦争生き残りVS日露戦争生き残り、という構図があるのだ。

(ちなみにこの事をつぶやいたのは 白石)

 

三周目の時にも、きっと 新たな発見があることだろう。

幸い 、作者 あとがきによれば、単行本化にあたって大幅な 加筆修正があるという。

また単行本が完結したら一気読みしよう――。

 


【プロフィール】
サイドFIRE(セミリタイア)目指す寝そべり族。
寝そべりながら年100冊の本を読み(Kindle書籍読み上げで耳活)年2,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は10年を突破。
食事は肉・卵・チーズのMEC食。
調理はレンチン一択。
水出しコーヒーとグリーンズフリー(ノンアル)を愛飲中。。。