ナマケモノ・寝そべり族として人生を送ろうという覚悟? がついたせいか、この頃、ナマケモノや寝そべり族の「強み」は何だろうかと考えることが多くなった。
・コロナ禍に強い。
・ソーシャルディスタンスが得意
(むしろ社交が苦手)
・Stay Home が得意
(むしろアウトドアが苦手)
・節約が得意
(寝そべってることが多いので金をあまり使わない)
・ミニマリストに向いている。
(余計なモノを増やしたくないから)
・余計なことをしない。
(面倒くさいことが死ぬほど嫌いだから)
などなど。
最近はそれに加えて、「ゆっくりやること」「時間を味方につけること」も強みなのではないかと思うようになってきた。
以前は時間をかけずに効率よく物事を処理していく方が良いと思っていたけれど、最近は少し考え方が変わってきたのだ。
というのも、寝そべりながら一歩引いて世間の人たちを眺めていると、あまりにも性急に成果を求める傾向が年々強くなっていると思うからだ。
例えばダイエット――。
毎日体重を計り、中には朝と晩1日に2回体重を計る人もいる。
それで何百グラム増えた減ったと一喜一憂している。
例えば積立投資――。
長期保有がポイントで、ほったらかしできるのがメリットのはずなのだが、これまた毎日上がった下がったと大騒ぎしている。
楽しんでいるんだからほっといてくれと言われてしまえばそれまでだけど、全く成果が出ていないというのもどうかと思う。
おまけに成果が出ないと言ってさっさとやめてしまい、また別の何かに手を出す、これをエンドレスに繰り返す……。
その点ナマケモノは、じっくりと待つことができる、時間を味方につけることができる。
「果報は寝て待て」を実行することが出来るのだ。
これは案外世間の人達にはできないことなのだと気付くまで随分と時間がかかった。
そういえば発酵食も性に合っていたなぁ。
今、自家製発酵食品は豆乳ヨーグルトぐらいだけど、一時は、どぶろく作りにまで手を出していたっけ。
いったん仕込んでおけば、後はほったらかしにしている間にうまいものができるというのは、ナマケモノや寝そべり族にはジャストフィットなテクノロジーだった。
考えてみると、FIRE(経済的独立、早期リタイア)やセミリタイアに憧れるのって、人間関係の煩わしさから解放されるだけでなく、時間に追われることがなくなるからっていうのがある。
世の中の大抵のことって、いついつまでにやらなければいけないと思うから大変なので、時間をかけてゆっくりと取り組むことができるなら、失敗は大幅に減るし、ストレスもかなりなくなるだろう。
だから一時期「スローライフ」が注目されたわけだ。
最近はすっかり聞かなくなってしまったのが残念だけど、勝間和代さんのように新しいタイプのスローライフもある。
効率よく物事を済ませてしまって、できた余暇の時間を何に使うかで頭を悩ませるなんてバカバカしい。
これからは、「スロー」「ゆっくりやる」「時間をかける」を意識して生活していこうと思う。
【プロフィール】
サイドFIRE(セミリタイア)目指す寝そべり族。
寝そべりながら年100冊の本を読み(Kindle書籍読み上げで耳活)年2,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は10年を突破。
食事は肉・卵・チーズのMEC食、調理はレンチン一択、水出しコーヒーとグリーンズフリー(ノンアルコールビール)を愛好中。。。