日本全国から厳選された39の団地の写真集――。
2008年に出版された本だけど、この時点でもう写真に写っている団地の建物がとても古びて見える。
まあ日本の団地ってもう作られてから50年近くたっているのがほとんどなので仕方のないところ。
このため多くの団地では外壁の塗り直し作業が行われているし、無印良品などとコラボしてリフォーム可にしてる団地だってある。
この写真集を見たばかりに、やっぱり団地に住むのをやめようと思う人がいないことを祈る――。
話は変わって、何で団地のことをこんなに気にするかと言うと、そのうち団地に引っ越そうと思っているからで、このため団地情報を少しずつ集めているのだ。
何で団地かと言うと、URだと保証人がいらなかったり、家賃がそこそこ安かったり、生活に必要なインフラがそろっているからなんだけど、他にも理由があるんだなと写真集を見ているうちに気づいた。
写真集を見ていて手が止まるのは、緑が多い写真やぽかんと空間が広がっている写真や公園や広場などのページだ。
どうも新型コロナウイルス以来、換気ばかりしていたせいか、空気の良いところに住みたい願望が強くなっている。
おまけにスマホやパソコンの使い過ぎのせいか、やたらと目が疲れるようになっていて、緑の風景に心惹かれるようになってきている。
そして最後の理由――。
団地の中央広場やメインストリートは自動車が入ってこれない歩車道分離帯となっている。
この頃は、そういうエリアに弱くなってるのだ。
10年以上自転車通勤をしてきたけれど、高齢者ドライバーや煽り運転などストレスが溜まることが増えてきたせいかもしれない。
駐車場に停めていた車を高齢者ドライバーにぶつけられることもあるし、自転車通勤中に高齢者ドライバーにはねられたこともある。
煽り運転の自動車に追いかけ回されたこともある。
ちょっとトラウマになってるのかもしれない。
無事に早期リタイヤできて、団地に引っ越したら、車とは無縁のエリアをのんびりと歩きたい。
写真集を見ながら強く思った。
ちなみに写真集では「猫のいる風景」が面白かった。
団地ではペット禁止のはずなんだけど。
近所で飼われている猫が遊びに来ているのかもしれないし、こっそり団地で飼っている人がいるのかもしれない。
いずれにしろ、猫がのんびりしている空間というのは居心地のよい場所のはず。
いつか引っ越す団地がそういう場所だと良いけれど……。
【プロフィール】
サイドFIRE(セミリタイア)目指す寝そべり族。
寝そべりながら年100冊の本を読み(Kindle書籍読み上げで耳活)年2,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は10年を突破。
食事は肉・卵・チーズのMEC食、調理はレンチン一択、水出しコーヒーとグリーンズフリー(ノンアルコールビール)を愛好中。。。