歴史好きなのでタイムスリップものはよく読むけど、この頃はさすがに食傷気味。
しかしこれにはブッ飛んだ――。
いくらなんでも原始時代へタイムスリップというのは想定外。
しかも、ネアンデルタール人とホモサピエンスの激突! とくる。
場所はアフリカ大陸のどこかだろうか?
タイガたちは、たまたまホモサピエンス勢に近づくけれど、もちろん言葉は通じない。
この辺りが今までのタイムスリップものとは一線を画してるところだ。
もちろんタイムスリップものにも面白いものがたくさんあるけど、だいたい舞台は日本で、人気のある戦国時代か幕末の頃だ。
それに比べると「創世のタイガ」は何しろマンモスが目の前を歩いていくのだ。
マンモスは人間なんか全く気にせずに悠々としている辺りが妙にリアルだ。
ちなみに主人公のタイガが出会うヒロインはホモサピエンスの少女。
ドレッドヘアでぱっと見アフリカ系のビジュアルだ。
これまでたくさんの漫画を読んできたけれど、アフリカ系のヒロインってはじめてかもしれない。
そういえば、ずいぶん昔にアフリカ系アメリカ人の少女がヒロインの少女漫画があったっけ。
これも当時は新鮮だった。
まだBLM 問題がなかった頃だな……。
現代では社会人直前に彼女にふられたヘタレ男子タイガが、タイムスリップしてからはどんどん野生的になっていく。
どこまでメタモルフォーゼしていくのか見届けたくなる。
今回読んだのは3巻までだったけれど、最新刊は第9巻。
楽しみは当分続く――。
【プロフィール】
サイドFIRE(セミリタイア)目指す寝そべり族。
寝そべりながら年100冊の本を読み(Kindle書籍読み上げで耳活)年2,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は10年を突破。
食事は肉・卵・チーズのMEC食、調理はレンチン一択、水出しコーヒーとグリーンズフリー(ノンアルコールビール)を愛