ナマケモノで仕事以外は引きこもりの寝そべり族だ。
子供の頃から、夢とか特別やりたいことがないのがコンプレックスだったけれど、この頃は、特に何をするというわけでもないけど、のんびりと機嫌よく過ごせれば十分と開き直るようになってきた。
そんな人間から世間を見ると、まともな人間たちは、あれもやりたいこれもやりたい、あれもやらなきゃこれもやらなきゃとキ***じみているように見える。←音声入力が自動的に伏せ字に
最初こそ後ろめたさを感じていたものの、今では「よくやるよ」と冷めた目で眺めている。
どうも優秀な人ほど、真面目な人ほど、余計な仕事を増やす。
自分はこれを「足し算の人生」と呼んでいる。
一方でナマケモノや寝そべり族は「引き算の人生」を送る。
節約やミニマリストと相性が良い。
どうしてもやらなければいけない最小限の事しかやらない。
と言うよりも、面倒くさいことが死ぬほど嫌いなので、できるだけ避けて通っているうちに、いつのまにかシンプルなライフスタイルになってしまったというほうが正しい。
今ではすっかりこういう生活が気に入ってしまっている。
けれども、これはあくまでマイノリティのようだ。
マジョリティの人たちは、そんな生活のどこが楽しいのか、節約ばかりの人生なんて耐えられない、がらんとした部屋で暮らすのは寒々しいなどとおっしゃる。
まぁ確かにその通りなんだけど、そういう生活が全く苦にならない人間も少数だが存在するし、そもそも自分自身がそういう人間なのだ。
これはどちらが正しいかという問題ではなくて、単なる向き不向きの問題なんだと思う。
自分はナマケモノで寝そべり族に向いているので、それを全うすれば良いだけの話だ。
実際、ナマケモノ&寝そべり族にもメリットがあって、例えばコロナ禍でも、さほど影響を受けないということがある。
世間の大多数の人たちが、外出できない、人と会えない、外食できない、旅行できない、イベントに参加できないなどと不満をぶちまけているのを見ると不思議に思えてしまう。
なんでそれだけのことで、ストレスを溜めこんだり、あげくの果てに鬱になったりしなきゃならないんだろうかと。
こういう時、引き算の人生や最低限のシンプルライフを送っている人間は強い。
皮肉な話だけど、新型コロナウイルスやパンデミックが起こったことがきっかけで、自分のライフスタイルについて、これで良いんだという確信を持てたし、これからもやっていけそうだと思えるようになった。
2022年も、この無理ゲー人生・ディストピア社会を「引き算」でサバイブしていこう。
【プロフィール】
サイドFIRE(セミリタイア)目指す寝そべり族。
寝そべりながら年100冊の本を読み(Kindle書籍読み上げで耳活)年2,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は10年を突破。
食事は肉・卵・チーズのMEC食、調理はレンチン一択、水出しコーヒーとグリーンズフリー(ノンアルコールビール)を愛好中。。。