建築家の大学一年生、土神(にわ)は、謎めいた美少女、真百合(まゆり)と出会う。
彼女と出会うことによって、土神は建物の記憶を視ることができるようになるのだが……。
古民家や古い洋館がバンバン出てくる自分好みの作品。
作者も古い建物が大好きなようで、あとがきで同潤会江戸川アパートを見たときのことが熱っぽく書かれていた。
それにしても建築家と言うのは魅力的な職業。
土神がバイトする建築事務所のメンバーや、そこでのやり取りも素敵だ。
衣食住に関わる人って何となくかっこよく思えてしまうよ。
ちなみに第4巻の表紙の4人が建築事務所のメンバーだ。
全4巻――。
もう一つ、土地の記憶が視える少女の物語を紹介――。
作者は「ヨコハマ買い出し紀行」の人。
舞台が同じように近未来かどうかわからないけど、ゆったりとした感じでほっとさせてくれる。
主人公のすーちゃんは、ふだん通い慣れた道が昔は海だった頃の風景を5分ほど視えてしまったりする。
めまぐるしい毎日の中のエアポケットのような時間だ。
すーちゃんのバイト先のマスターやお店も魅力的で、これは「マホロミ」と同じ。
あくまで「スパゲティ屋」で、ミートソースとナポリタンしか作らないマスター が イカす。
こちらも全4巻――。
どちらの作品も、日常的な風景の中に実は不思議な時間や空間が潜んでいることを教えてくれる。
何も異世界へ転生しなくても、十分に毎日は面白いのだ。
それにしても、どちらの作品もタイトルがカタカナで意味が不明。
検索してもわからなかった。
妙に共通点の多い2作品だったな~。
作風は全然違うけど。。。
【プロフィール】
年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。
のんびり暮らすライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ!
・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトル飲みでプロテイン&メガビタミン
・電子レンジの時短料理で自炊中
・服は制服化&コンフォート命!
・断捨離後、ミニマリストに
・歴史と地理とニュースの社会科好き!
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法
・沈没バックパッカー(外こもり?!)