らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

―漫画と本と自転車通勤。そして、がんばらないライフスタイル―

【薔薇はシュラバで生まれる】昭和時代の少女漫画の現場はこうだった!

 


今回は元アシスタントのコミックエッセイ。

作者は美内すずえさんや山岸凉子さんなど、漫画史に名を残すような巨匠のアシスタントをつとめた。

漫画家としてしばらく活動した後は引退して、20年ほど同人誌活動をしていたようだ。

 

これは昭和時代の少女漫画勃興期の歴史でもある。

山岸凉子さんが代表作「天人唐草」を描いた瞬間にも居合わせて、一人の作家が殻を破る瞬間を目撃したりもしている。

 


それにしても漫画家やアシスタントのインフラやスタイルは激変。

昔は何人かが部屋にこもっておしゃべりしながら徹夜でペンを走らせていたけど、今はすっかりデジタル化が進んで、アシさんはリモートワークに。

部屋にこもる場合でも、毎日シャワーを浴びて、寝る前の1時間は洗顔とスキンケア、睡眠時間は7時間きっちり。

たしかに変わった……。

 


でも作中でも話が出ていたように、これがあるべき姿なんだろう。

そもそも漫画家の仕事というのは過酷すぎる。

つい最近もベルセルクの作者がお亡くなりになったばかり。

座りすぎ、つまりは仕事のし過ぎが原因だったようだ。

 


物語を考えて、コマ割りをして、実際に絵を描いていく。

これを全部漫画家がやるのは大変だ。

原作と漫画家と絵を描く作業と、もっと分業が進んでも良いと思うし、アシスタントの仕事も、もっと評価されて良いと思う。

いつまでも「漫画家になれない人」という位置づけは気の毒。

バクマン。」にも登場していたけど、もっとプロフェッショナルなアシスタントが増えてもいいように思う。

 

「薔薇はシュラバで生まれる」を読んでいると、よくもまあ若い女性が、この環境に耐えられたなぁ、そういう時代だったんだろうなぁ、と思う。

漫画史における貴重な資料になるだろう。

 


個人的には、美内先生が「ガラスの仮面」に出てくる月影センセイの服のことで悩むシーンがツボだった。

確かにいつも真っ黒だし、夏は暑そうだけど、そんなことアシに言われてもリアクションに困るよね(笑)。

 


もう一線を退いた漫画家やアシスタントさん達が当時の状況を振り返るコミックエッセイって、もっとたくさん描かれて欲しい。

商業誌で無理ならネットで発表するとか。

自分は読んでみたいぞ――。

 

 

【プロフィール】

年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。


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・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトル飲みでプロテイン&メガビタミン
・電子レンジの時短料理で自炊中
・服は制服化&コンフォート命!
・断捨離後、ミニマリスト
・歴史と地理とニュースの社会科好き!


これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
古武術介護
小笠原流礼法
・沈没バックパッカー外こもり?!)