らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

―漫画と本と自転車通勤。そして、がんばらないライフスタイル―

漫画【孤高の人】原案の小説よりも作者の「漫画表現」にぶっ飛び!


久々に

ぶっ飛んだ漫画を

読んだ。

 

物語や設定が

ぶっ飛んでるんじゃなくて、

漫画表現が

ぶっ飛んでいる。

 

この漫画は

新田次郎

孤高の人」が

原案。

孤高の人(上)

孤高の人(上)

 
孤高の人(下)

孤高の人(下)

 

 

小説「孤高の人」は

単独行登山の先駆者で、

実在の人、

加藤文太郎

主人公だ。

 

漫画は

原作を漫画化するのではなく、

新しい物語を

作っている。

だから「原案」なのだ。

 

主人公は

コミュ症の陰キャだし、

相棒はヤンキー。

 

なまじ

原作を読んだことがあったから、

最初は馴染めなかった。

 

けれども

作者の漫画表現のスゴさに

だんだんと

引き込まれていった。

 

雪と氷だけの白い世界。

 

絵では

描きづらいはずなのに、

静謐な緊張感が

みなぎっている。

なんで

こんな風に

描けるんだろう?

 

そのうち

作者の

「擬音を信用しなくなった」て

コメントを読んで、

ようやく気づいた。

 

無駄な擬音を

バッサリと削ったので、

静かな迫力が

出るようになったのだ。


そして

主人公が山を登る時、

8000mオーバーでの

死の風景と、

主人公の心象風景が

オーバーラップしていく。

 

なじめなかった学校、

団地で暮らす平凡な幸せ、

エベレストを越えていくツルの群れ、

能面、

などなど。

 

K2の東壁を登るときには、

amazing grace」の歌詞

(日本語訳付)

が挿入される。

なんだか、もう……。

 

漫画というメディアは、

イメージの挿入だけで、

これだけの表現ができるのだ。

 

実際

この作品、

文化庁メディア芸術祭優秀賞を

もらったようだが、

それも、うなずける。

 

もう

ストーリーとか、

キャラクターとか

どうでもいいから、

作者の漫画表現に酔うべきだ。

 

山登りをやっている人や、

登山に興味のある人よりも、

漫画を読むのもマンネリだなって

思ってる人にオススメしたい。

ガツンと一撃をくれる。

 


おもしろいとか

楽しいとかいうよりも、

とことん

印象的な漫画だった。

 

 

【プロフィール】

 

年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。

 

 

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・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトル飲みでプロテイン&メガビタミン

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