田中邦衛さんがお亡くなりになった。
合掌。
自分にとって田中邦衛さんといえばなんといっても「北の国」からだ。
ほとんどテレビを見ない自分にとって、唯一見たテレビドラマが「北の国」からだ。
わざわざシナリオを初めて読んでみたのも「北の国から」。
北海道へ行った時に富良野に行って丸太小屋を見てきたこともあった。
できればゴミハウスも見たかったな。
五郎さんに憧れて、自給自足を夢見たこともあったっけ。
これほどに夢中になったテレビドラマだけれど、今思い返してみると、結構すげー話だなと思わずにはいられない。
離婚して突然小さい子供を連れて北海道の富良野へ引っ越してしまう。
クソ寒いし自給自足にも似た生活。
なんだかんだ言ってよく小学生がついて行ったよなぁ。
最初に見た時はわがままな純に怒ってばかりいたけど、今思いかえしてみると、むしろ純に同情的になってしまう。
よく聞く話だけど、アニメ「アルプスの少女ハイジ」を子供の頃に見ていた時は、もちろんハイジの目線で見ていて、ロッテンマイヤーさんは意地悪だと思っていたけど、大人になってからもう一度見てみると、むしろわがままなハイジにダメ出ししてしまって、ロッテンマイヤーさんを気の毒に思ってしまう。
年をとってから感想が変わる物語というのは結構あるけど、トシ食ってから子供に感情移入してしまうというのはかなり珍しいんじゃないだろうか。
そういえばこれとよく似た映画を思い出した。
ハリソン・フォードが父親で、リバー・フェニックスが子供という豪華キャスト。
文明に嫌気がさした父親が、妻と子供を連れてジャングルへ移住する話だ。
どちらも冷静に考えてみたらかなりひどい話で、児童虐待に近いかもしれない。
そんなことを考える自分も、自給自足を夢見ていた頃とはすっかり考えが変わってしまって、こうしてダラダラと過ごしてしまっている……。
それにしても田中邦衛さん。
老衰かぁ。
ちょっと切ないけど苦しまずに逝けたのかな。
そういえば、テーマソングも好きだったな。
歌詞のないハミングだけのやつ……。
北の国からのシナリオをもう一度読んでみたくなってアマゾンで検索してみたけれど、紙の単行本だけで電子書籍化はされてなかった。
出版社さん、これを機会にぜひ Kindle 化してください。
最後に、もう一度田中邦衛さんに合掌。
【プロフィール】
年2,500冊の漫画を読み、年に100冊の本を電子書籍読み上げ機能で聞き、片道一時間の自転車通勤を続ける日々――。
のんびり暮らすライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ!
・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトル飲みでプロテイン&メガビタミン
・電子レンジの時短料理で自炊中
・服は制服化&コンフォート命!
・断捨離後、ミニマリストに
・歴史と地理とニュースの社会科好き!
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法