今回読んだのはこの本――。
歴女として有名な乃木坂46・山崎怜奈さんが専門家に歴史のことで質問していくという対談形式の本だ。
初っ端から応仁の乱について分かりやすく解説してくれてるのはありがたかった。
応仁の乱、何が何だかさっぱりわからなかったのだ。
石ノ森章太郎氏の漫画版で読んだこともあるけれど、やっぱり分からない(笑)。
他にも北条早雲を主人公とした漫画があって、そのプロローグ編として(?)応仁の乱のことが丹念に描かれているけれど、若き日の北条早雲が「一体誰と戦っているんだ~」と絶叫するシーンがあったりもする。
とにかく訳のわからん応仁の乱。
足利義政と日野富子の夫婦喧嘩で、そこにトラブルメーカーの畠山義成や勃興してきた足軽が乱入して混乱の一途をたどった、と明確に言ってくれている。
そういえば先の石ノ森章太郎氏の漫画版日本の歴史でも畠山義就は暴れまわっていたな。
なかなか良い武者ぶりという描かれ方だった気がするが、単なるトラブルメーカーだったのか(笑)。
少し手がかりを掴んだ気がするので、もう一度読み返してみたくなった。
そして勢いに乗ってあの本を……。
その他、真田信繁(幸村)はニートだったとか、蒲生氏郷を大河ドラマでやるとしたらなど面白い視点からの話が多い。
極めつけは「江戸坂15」。
「ザキP」こと山崎怜奈プロデューサーが江戸時代の将軍15人でチームを組む?!
江戸時代の歴代将軍でイケメンナンバーワンやおしゃれ番長を選ぶというのは想定の範囲内だったが、フォーメーションを組むときに何列目に誰が立つかとか、ギャップ萌えナンバーワンは誰かとか、ここまで来るとさすがに想定外。
面白い視点だなあ……。
ちなみに、一列目の真ん中はビジュアルエースの徳川慶喜、ギャップ萌えナンバーワンは生類憐れみの令で悪名高い徳川綱吉だった。
専門家の話は詳しいけれど、分かりにくいし、つまらないことが多い。
その一方で趣味で楽しんでいる人は思いもよらぬ角度から切り込んできて感心させられることもある。
今更聞けない初心者的な疑問にも踏み込んでくれる。
本書のように、勘の鋭い素人が、専門家に質問していく形で進んでいく対談本は読みやすくて面白いことが多い。
もっとこういう本が増えてほしいと思う。
南北朝時代を分かりやすく解説してくれないかな。
あの時代もややこしくてさっぱり分からないからな~。
【プロフィール】
面倒なこと、嫌いなこと、やりたくないことから脱出するライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ。
Kindle読み上げで本を聴き、宅配レンタルコミック&図書館で漫画を読む生活。
・片道1時間の自転車通勤中
・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトルでプロテイン・EAA&メガビタミン。
・調理は電子レンジがメイン。
・服は制服化済み。コンフォート命!
・住まいは断捨離してミニマリストへ(団地へ引っ越す?!)
・歴史と地理とニュースの社会科好き!
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法
・沈没バックパッカー(外こもり?!)