らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【宮崎駿とジブリ美術館】圧倒されるたくさんのイメージボードは愛をこめてラクガキと呼びたい。「こねこバス」も欲しくなる。

 


今回読んだのは漫画でも読み物の本でもない。

 

美術館及び美術館の展示について、展示物や解説文や図版や資料などをもれなく集めた大型資料本だ。

 

宮崎駿とジブリ美術館

宮崎駿とジブリ美術館

  • 発売日: 2021/01/16
  • メディア: 大型本
 

 


圧倒されるのは宮崎駿さんが描いたイメージボード(ラフやスケッチというよりも愛をこめてラクガキと呼びたい)がこれでもかというぐらいにたくさん掲載されているところだ。


宮崎さんは展示物だけでなく美術館という建物自体にもたくさんのイメージを持っていて、それを何十枚も余すところなく楽描きしている。

 

これは宮崎さんの理想の世界なのだ。

 

 

トトロの等身大の人形について「でかすぎ」と書きこみがあったり、映写室のおじいさんのスケッチに「ヒゲつける!!」と感嘆符付きで書かれていたりするのが楽しい。


確かにヒゲがあったほうがサマになるような気はするけれど、こんな細かいところにまでこだわっていたのだ。

 

神は細部に宿る、というところか。

 

 

個人的には「こねこバス」が欲しくなってしまった。

 

これはねこバスを小さくしたぬいぐるみで、子供達が頭にかぶることができるものだ。

 

 

実際に宮崎さんが頭にかぶった写真も掲載されていて、とてもキュートだった。

 

トトロもいいけど、どちらかといえば、ねこバスのファンなので「ねこバスから見た風景展」は実際に見てみたかったな~。

 

 

ともかく、美術館や企画展用の資料なので情報量が半端ではなく、全てを読むことは最初から諦めていた。

 

今回は絵を中心にパラパラと眺めていった。


たぶん二度三度と読み返すことになるだろう。

 

二度目に読む時は、宮崎さんのインタビュー記事を中心に文字情報を読んでみるつもりだ。

 

 

あと思ったのだが、美術館や展示の資料なので解説文などがいちいち英訳されていて、それが全部掲載されているのだ。

 

もし英語のリーディングの勉強をするなら、つまらないテキストを読むよりも、この解説文を読んで行く方が楽しいし覚えるのも早そうな気がした。

 

まあ実行に移す可能性は低そうだけど、頭に留めておこう。

 

 

こういう作者の世界観をわかりやすく見せてくれる美術館や企画展や資料本を読むことは本当に楽しい。

 

この楽しさを分かりやすく漫画化したものが最近人気の「映像研に手を出すな」なんじゃないかな、などと思ったりした。

 

 

それにしても、でかくて重くてごつい大型本(B4サイズ)だった。

 

値段もごついし、置き場所にも困るし、かといって電子書籍になるようなものでもないので、図書館にリクエストして読むことができた。

 

図書館様々だ。

 

 

おかげで、土日は今回の大型本を眺めて暮らすことが出来て、大変楽しい二日間となった。

 

宮崎さんのイメージボード集のようなものはまだ他にもあるようで、しかも図書館で借りられる。

 

次はこの2冊を借りて眺めて楽しむつもりだ。

 

飛行艇時代―映画『紅の豚』原作

飛行艇時代―映画『紅の豚』原作

  • 作者:宮崎 駿
  • 発売日: 2004/10/01
  • メディア: 大型本
 
宮崎駿の雑想ノート

宮崎駿の雑想ノート

  • 作者:宮崎 駿
  • 発売日: 1997/07/01
  • メディア: 大型本
 

 

 

 

【プロフィール】

面倒なこと、嫌いなこと、やりたくないことから脱出するライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ。

Kindle読み上げで本を聴き、宅配レンタルコミック&図書館で漫画を読む生活。


・片道1時間の自転車通勤中
・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトルでプロテインEAA&メガビタミン。
・調理は電子レンジがメイン。
・服は制服化済み。コンフォート命!
・住まいは断捨離してミニマリストへ(団地へ引っ越す?!)
・歴史と地理とニュースの社会科好き!


これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
古武術介護
小笠原流礼法
・沈没バックパッカー外こもり?!)