【登山式DE防災習慣】登山は知らず知らずに防災訓練しているようなものなのです。
今回読んだコミックエッセイはこちら――。
読んでる途中、福島で震度6の地震が起きて、地元の街でも震度4の揺れ。
久々にかなり揺れた。
慌てて続きを呼むハメに……。
それにしても登山を介して防災について漫画化するというのは目からウロコだった。
確かに電気も水道もガスもない山登りに普段から取り組んでいる人は防災にも強そうだ。
この企画を思いついた編集者をリスペクトしたい。
漫画家の鈴木みきさんは、山についてのコミックエッセイを何冊も出してして、ほとんど読んできていたので取っつきやすかった。
ちなみに、こちらは鈴木さんの女子登山3部作――。
鈴木さんは北海道に移住していて、あのブラックアウトも経験している。
おまけに防災士の資格を取るため勉強中だ。
新型コロナウイルスの影響で研修や試験が中止になってしまったために資格取得は延期されたが、防災に対して真摯に取り組んでいる姿勢が伝わってきて安心できる。
それにしても、引きこもり気味インドア生活な自分から見ると、やはりアウトドアな人というのは何と言うか頼もしいし、たくましい。
実際、ブラックアウトの時も、鈴木さんは家の中でキャンプしてるような心持ちで難なく乗り切ることができたようだ。
確かに、山で遭難しないためには突然の気象変化などに迅速に判断を下さなければならない。
こんなことを日常的に繰り返していれば、災害時にも対応出来そう。
災害となれば、当然マニュアル通りにはいかないこともあるけれど、他人の正解を求めるのではなく、自分ならばどうするかを常に考え続けることがベストなのだろう。
例えば、このコミックエッセイを読む前から、さすがにハザードマップを見たり、最寄りの避難所の場所を確認したりはしていたけれど、今一度考えさせられることになった。
具体的に言うと、家から一番最寄りの避難所は神社なんだけど、よく考えたら避難しても泊まれるスペースはものすごく狭い。
町内会の集まりで使うプレハブが一つあるだけだ。
こんなところに避難しても満杯かもしれない。
もし、避難するとしたら最寄り二番目になるけれど、小学校へ避難したほうが無難だろう。
校舎もあるし体育館もある。
さらに考えてみると、小学校よりも近い所に生涯学習センターがある。
このセンターは何故か避難所には指定されていないけれど、東日本大震災くらいの大騒ぎになったら、そんなことも言ってられない。
最悪の場合ここに駆け込むことも想定しておこう。
今回の地震とこのコミックエッセイのおかげで、防災についての考え方をちょっとだけ修正することができた。
東日本大震災の時も熊本地震の時も、初めに地震があってから一週間ぐらいで大地震が来たと言う恐ろしい話も聞いている。
タイムリーな読書だった。
後は大地震が来ないことを祈るのみ――。
ところで防災については、エンタメな漫画形式で読ませてくれるものをあまり見かけない気がする。
地方自治体で無料で提供してるものがあったり、一部漫画になっているけれども、ほとんどは文章で書かれているものがあったりする(そのくせ「マンガでわかる」などとタイトルに入っている)。
防災をテーマにした漫画やコミックエッセイは、これから探して読んで行こうと思っている。
とりあえず、こんど図書館にリクエストしようと思ってるのがこちら――。
【プロフィール】
面倒なこと、嫌いなこと、やりたくないことから脱出するライフスタイルと、がんばらないためのライフハックがテーマ。
Kindle読み上げで本を聴き、宅配レンタルコミック&図書館で漫画を読む生活。
・片道1時間の自転車通勤中
・食事は、たんぱく質ファースト。糖質制限中。MEC食継続中。ボトルでプロテイン・EAA&メガビタミン。
・調理は電子レンジがメイン。
・服は制服化済み。コンフォート命!
・住まいは断捨離してミニマリストへ(団地へ引っ越す?!)
・歴史と地理とニュースの社会科好き!
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
・古武術介護
・小笠原流礼法
・沈没バックパッカー(外こもり?!)