昨日の12月9日の朝日新聞の朝刊を読んでいたら、定年後の地方移住がテーマになっていて、読者からの投稿がいくつか紹介されていた。
都会に住むか田舎に住むかは永遠のテーマで、持ち家がいいか借家の方が良いのかと同じぐらい難しい問題。ケースバイケースとしか言いようがない。
投稿していた人は主に75歳ぐらいで、実際に都会暮らしや田舎暮らしを経験した人なので説得力があり、興味深く読んだ。学者の「意見」などよりはよっぽど。
できることならこの人たちがもう10年経ったらどうなったか、どう考え方が変わったかを知りたい気がする。
乱暴にまとめてみると――。
やっぱり田舎にいきなり飛び込むというのはハードルが高いようだ。地域社会に溶け込むにはとても苦労する。どうしてもよそ者扱いをされがちだ。
それでも都会と田舎の二拠点住宅を持つ人はハードルが低くなるようだ。気楽に行ったり来たりできるのが良い。
ただし田舎で快適に住んでいられるのも体が動くうちのようで、車の運転がおぼつかなくなると厳しくなるようだ。
そうなると交通網が発達した都会の方が良い、ときっぱり言い切る人もいた。
面白かったのは、今の時点では結論を出さずに都会と田舎の二拠点暮らしをしている人がいたことで、往復が難しくなる頃には結論が出ているだろうと成り行きに任せていた。
これって自然体で何より気楽そうでよかった。何もどちらが良いと今すぐ決めつけることもない。
ま、二拠点暮らしができるだけの経済的余裕がある人だけで、都会と田舎のが難しくなれば、そのまま都会の方に住むしか選択の余地はなさそうだけれど。
全体的に都会と田舎の良いところを両取りしようという人が多かった。どちらが良いかではなく両方の良いところを取っていこうという積極的な人が増えたのかもしれない。
「トカイナカ」、都会でもあり田舎でもあるという場所に住むことを勧めてる人もいた。
具体的に、県都の隣町は快適だと書いている。都会にも田舎にもアクセスが良い中間地帯に住むというところだろうか。住む場所よりはアクセス優先。この考え方も面白い
そういえば勝間和代さんは基本的に都会で住むことを推奨していたけれど、「駅から遠いところ」とただし書きがあった。
駅から遠くなれば住宅費は格段に下がる。都会の便利さを享受しつつ、最も金がかかる住宅費用を抑えようということだ。
さて自分はと言うと、今のところ考えているのは、団地に住むか、大学近くのアパートに住むかということだ。
いずれにしろ、一軒家を自分で維持していくのはもう無理だと諦めている。
Wi-Fi、スーパー、図書館、病院などインフラが揃っているところでこじんまりと住む。
UR の団地だったら敷金・礼金・保証人はいらないし、最近は外国人も多いから自分のような人間がふらふらしてても怪しまれない。
大学近くの学生街も同じようにインフラがある程度揃っているし、学生用のアパートもあるし、人の出入りが激しいから自分のような人間にとっては快適な街なのだ。
幸い自転車中心の生活をしているし、駅やバス停から遠く交通の便の悪い所でも住んで行けるので住宅費はだいぶ抑えられそう。
さて、どうなるか。自分でも、ちょっと楽しみ――。
【プロフィール】
夢とか夢中になれることは特に無いので、嫌いなこと、やりたくないことを回避するライフスタイルと、がんばらないためのライフハック がテーマ。
空いた時間はKindle読み上げで本を聴き(週1~2冊)漫画を読んでいく生活(週50冊)。
・片道1時間の自転車通勤中
・食事は糖質制限中。MEC食&高脂質食。ボトルでプロテイン・EAA&メガビタミン。
・ホットクック 1.0Lで自炊中
・服は制服化済み
・住まいは断捨離してミニマリストへ
・マンガと歴史好き
(特に世界史へ進攻中)
これから、やりたいこと――。
・英語で読み書き
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