これからはガンガン漫画を読んで行こう、特に歴史方面、さらに世界史方面を攻めていこう、と決意。手始めに図書館で学習漫画の世界の歴史シリーズを読んでいた。
このシリーズを選んだのはたまたまその図書館に置いてあったからだ。検索してみると集英社版以外にも、学研まんがシリーズと小学館のシリーズがあるとわかった。で、集英社版の次に学研まんがシリーズを読み始めてみた。
学習まんが 1 先史時代と古代オリエント (学研まんが NEW世界の歴史)
- 作者: 近藤二郎,加藤広史
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2016/02/09
- メディア: 単行本
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読んでみると学研まんがシリーズは、とにかく新しかった。初版が2016年。絵もデザインも構成も内容も新しい。おそらくコンピューターで描かれたんじゃないだろうか。後発の強みだ。
出だしからインパクト強い。神話から始まって、なんとビッグバン、そして生命の誕生だ。中でも、世界中の創世神話を見開き2ページにまとめたのは圧巻だった。
ちなみに、古代バビロニア神話では、女神を引き裂いて天と地が生まれたそうだ。凄まじいな。
第2章になってからようやく人類が誕生する。おなじみの4大文明が出てくるのは第3章になってからだ。今時の世界史の教科書ってみんなこんな感じなのかな?
個人的には第5章で、ペルシア帝国に丸々一章が割かれていたのがよかった。どうもペルシア帝国って、すぐ後のアレクサンドロス大王がカリスマすぎたせいか不当に過小評価されてるような気がする。
ペルシア帝国だってアレクサンドロス大王とほとんど同じぐらいの領土を獲得してたし、ダレイオス一世が始めた王の目と王の耳と王の道は中央集権国家の始まりと言ってもいい。
世界を初めて統一したのはペルシャと言ってもいいんじゃないのかなという気がするし、当然ペルシャ民族もそう思ってるだろうし、ペルシャ民族の末裔であるイランやイラクが「アメリカ、なんぼのもんじゃい」と思うのも無理はないような気がするんである。
このシリーズは地元の図書館にはないので、リクエストしたら隣街の図書館から取り寄せてくれたもの。リクエストできるのは図書館に行くたびに一冊きりなので、全巻を読み終わるにはずいぶん時間がかかりそうだ。
検索してみたら、第1巻は、単行本は1296円だけど、Kindle 版もあって、こっちは486円だった。なんと63%引き。すげーな。
Kindle 版を買ってしまえばスマホはいつもポケットに入れてあるし、隙間の時間にちょこちょこ読んでいけるんだよな。職場でだって個室のトイレに入った時読めるかもしれない。
こんなことを書いていたら、ついつい欲しくなってしまって、全12巻、約5000円のKindle 版を衝動買いしてしまいました。ははは。
でも、悔い無し。たんなる隙間時間がエンタメ時間になってくれるなら。
あと、Amazon のレビューを見ていたら、右開きの評判がやたらと悪かったので書いておきます。紙の本で読んでも特に気にならなかったけどね。まあ気になる人は買う前に一度考えてみた方がいいかも。