■ほったらかし投資の魅力とリスク
「ほったらかし投資術」の公式本が7年ぶりに全面改訂されました。
この投資術は、インデックスファンドを活用した長期積立投資を提唱しています。
執筆者の一人である水瀬ケンイチさんは、2002年からインデックス投資を実践し、約20年にわたる経験を持っています。
2008年のリーマンショックや2011年の東日本大震災、そして2020年のコロナショックといった大きな市場暴落を経験し、それぞれの修羅場をくぐり抜けてきました。
だから話に説得力があります。
■ドルコスト平均法へのアプローチの違い
この本で注目すべき点は「ドルコスト平均法」についての考え方です。
水瀬さんは、なんと「ドルコスト平均法は気休め」とバッサリ。
「毎月積み立てるのは実行しやすいってだけ」と厳しい。
さらに、まとまった金がある場合には、一括投資を推奨しています。
これは一般的なアドバイスとは異なる点です。
「長期積立投資=ドルコスト平均法」だと思いこんでいたので、これには「!」です。
■なにはともあれ「全世界株式」
水瀬さんは「全世界株式」、いわゆる「オールカントリー」を強く推しています。
アメリカ株式市場への投資よりも、世界全体への投資をってワケ。
「日本含む全世界銘柄で良い」とも。
「全世界株式のうち日本が占める割合は1割しかないため、気にする必要はない」だそうです。
なるほど、です。
■投資のリスクと向き合う
投資には必ずリスクがつきものです。
水瀬さんは最悪のケースとして、「1年後に投資額の1/3の損失を想定すべき」としています。
実際、リーマンショックのときには、多くの投資家が資産額の半分を失った事例がありました。
このようなリスクも意識しておく必要があるようです。
もっとも、リーマンショックのときでも、3年で元の値段に戻っています。
新型コロナウイルスのときも大騒ぎににりましたが、一年たたないうちにリカバリーしたことは覚えておきましょう。
暴落したときに狼狽売りしないように……。
■無リスク資産への視点
リスクヘッジとしての「無リスク資産」についても触れられています。
個人向け国債(変動金利型10年満期)は、日本政府が発行するものであり、銀行よりは破綻しにくく、金利上昇にも強い、とのこと。
また、1000万円以内の普通預金も選択肢の一つとして挙げられています。
■おわりに
「ほったらかし投資術」は、長期的な視点で資産を積み上げたい人にとっては興味深い投資手法です。
ほったらかしにしたまま生活を楽しめるのが素晴らしいですよね。
「ほったらかし投資術」は Audible 聴き放題対象になっています。
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インデックスファンドによる長期積立投資については、これからも情報収集していくつもりです。
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■プロフィール
セミリタイア済みサイドFIRE民です。
セミリタイア後は読書生活に突入して年間365冊の本と1500冊のマンガを読了中。
読んだ中から、おもしろくてタメになる本やマンガをオススメしています。
(今は橘玲さんの本を読み漁っています)
Amazonアソシエイトに申請中。。。
読書以外では、築50年の生家を両親から受け継ぎ、ミニマリスト目指して断捨離中です。
もともと寝そべり族なので、何ごとも「がんばらない」、シンドない生活を継続中。
ライフハックとテクノロジーでチートする都市型スローライフを目指しています。。。