「臆病者」のための……
株は未経験。
それでも、この本を手に取ったのはタイトルに「臆病者」と入っていたからだ。
iDeCo や NISA もそろそろやらないといけないのか?
投資もやらざるを得ないのか?
自分のテンションはこの程度。
こんな自分が、株について知ろうとするなら「臆病者のための」で良いんじゃない?
そう思ったわけだ。
インデックスファンド長期つみたて投資は本当に安全?
結論を言ってしまえば、「臆病者」はインデックスファンドで長期つみたて投資をやるのが正解ってことになる。
資本主義は自己増殖のシステムなので、長期的には 市場は拡大し、株価は上昇するからだ。
作者の橘玲さんが信用できると思うのは、ちゃんと「ただし書き」がついていたからだ。
(それがいつになるかはわからないが)
そう、これが長い間ずっと疑問だったのだ。
いつまで長期投資すりゃいいの?
「人生100年時代」、「長期投資だ」と言う人は多い。
「できるだけ長く続けましょう」とも。
でも、いったい、いつまでやればいいのかを書いている人って見かけない。
FIRE(経済的独立、早期リタイア)な人たちは、例えば「毎年利回り○%で投資して、毎年○%ずつ取り崩していく」って計算してる。
でも、自分が長生きしたとして、90歳過ぎても投資 やってる自分の姿を想像できない。
90台でまともな判断力って、残っているんだろうか?
けっきょくは長期投資も運次第?
株式市場は10年に一度は暴落するらしい。
ってことは、長期投資を続けていて、そろそろ店じまいしようと思っていた時に暴落してしまったら、いくらドルコスト平均法とは言え、赤字になってしまうのでは?
「長期的には市場は拡大し、株価は上昇する」が、「それがいつになるかはわからない」のだ。
歳をとって人生の残り時間が短くなればなるほど、長期投資もリスクが多くなる。
肝に銘じておこう。
「臆病者のための」シリーズ
作者の橘玲さんには「臆病者のために」がタイトルにつく本がもう2冊ある。
どちらもおもしろかった。
「老後は誰も一人の投資家」のフレーズが印象深い。
定年退職して再就職しても、いつかは年齢を理由に働けなくなる。
「老後は誰もが自営業」でもある。
弁護士をたてない簡易裁判による少額訴訟の話。
一人一人は優秀で真面目なのに、制度が縦割りなので闇が深くなっていく司法制度……。
橘玲さんの本はだいぶ読んできた。
これからも読み続けてコンプリートするつもり。
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セミリタイア済み節約系FIRE民。
年間約150冊の本と約1,500冊のマンガを読む。
築50年超の生家でサバイバル中。。。