らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【ミュージアムの女】美術館 Love にあふれすぎなコミックエッセイ

 

美術館の

学芸員ではなくて

監視員のコミックエッセイ。

 

美術館の片隅で

ずっと座っている人。

 

楽な仕事だ、

つまんない仕事だな、

正直、ナメていた。

 

ところが、どうして大変なのだ。

 

つばの広い帽子をかぶった

優雅なマダ〜ムが

くしゃみをしそうになったら

飛抹は飛ぶし

つばが絵に当たってしまうかも。

 

最近は

絵にトマトジュースを

ぶっかける

アート・テロリストもいるから

油断はできない。

 

それでも

この仕事を続けているのは、

絵と美術館が何よりも好きだから。

 

確かに

作者が勤務する岐阜県美術館は

緑の多いとても素敵なところだ。

 

高校時代から好きだった場所に

勤務することができた

とても幸せな人なのだ。

 

 

こうした監視員さん達の

アート愛はハンパない。

 

仕事が終わった後は

学芸員さんのガイドで

館内をゆっくり見て回る。

 

これ、

サービス残業

研修受けてるわけじゃなくて、

自分で希望してやってるのだ。

 

さらに休みの日は、

勤務先である美術館へ来て

いつも自分のいる部屋とは別の部屋を

ゆっくりと見て回る。

 

なかには

家族を連れて遊びに来る人もいる。

 

どんな大企業でも

これほど社員から愛されてる職場は

ないだろう。

 

さらにさらに、

監視員さんたちのロッカールームでは、

不定期で「ロッカーミュージアム」が

展示される。

 

たとえば、

城めぐり趣味の人が

休日にお城を見学したら

その時の写真や感想を書いた文章が

ロッカーに貼り付けられ

公開されるのだ。

 

展示を観た人の感想も

またロッカーに貼られる。

 

いったい、

どこまで好きなんだ

この人たち。

 

あまりにも

美術館ラブにあふれすぎている。

 

 

なぜか

登場人物たちは全員猫の顔なのだが

そこがまた

浮世離れした感じでよかった。

 

ぜひ次回作も読んでみたい。

 

ちなみに

作者は学生時代、

コンサートホールの監視員?  を

よくやっていたそうで、

その時の思い出話も読んでみたい。

 

作者さん、編集者さん、ぜひぜひ!

 

 

ミュージアムの女」新作は

岐阜県美術館の

ツイッターでも読めるようです。

 

このブログを書いた時、

ちょうど朝日新聞でも取り上げられた。

嬉しい偶然!

 

 

【プロフィール】

節約系底辺FIRE

セミリタイア)目指す

ナマケモノ&寝そべり族。

 

寝そべりながら

年100冊の本を読み、

年1,000冊のマンガを読む。

 

片道一時間の自転車通勤は

10年を突破。

 

食事は

肉・卵・チーズのMEC食&

メガビタミン実践中。

 

料理はレンチン&時短料理。

 

親が遺してくれた生家に籠城中。。。