スゴいタイトル。
でも世の中ギスギスしてるのは誰もが感じてる。
バッシングやディスりや誹謗中傷が止まらない……。
この本を読んでる時に小室圭さんがまた試験に落ちたニュースが流れてきた。
確かに底意地悪いのかも――。
自分の場合、皇室にも小室圭さんにも興味がない。
自分の生活でせいいっぱいだし。
だから世間の人たちがあれほど執拗にバッシングし続けるのがよく分からない……。
ここまで日本人の底意地が悪くなってしまうのは、日本のムラ社会が原因だ、と言うのが加谷さんの主張。
さらに、日本はまだ本当の意味で近代化されてない、とまで言う。
これにはさすがに驚いた。
福沢諭吉、渋沢栄一、夏目漱石らが悩んできたことは、いまだ解決していないのだ、と。
う~ん。
いくら何でもそこまでヒドい? と思ってたら、似たようなことを別の本で言っていたのを思い出した。
橘さんの場合は日本のイエ制度が原因、と主張していた。
イエ制度とムラ社会。
やっぱり近代化されてないのかも――。
一般的に前近代的なムラ社会というのは、近代社会と比較して以下のような特徴が見られます。
①富は拡大させるものではなく奪い合うもの
②人間関係とは基本的に上下関係
③科学的な合理性ではなく、情緒や個人的な利益で意思決定が行われる。
④集団内部と外部を明確に区別
⑤根源的な善悪はなく、集団内部の雰囲気や状況で善悪が決まる 。
⑥自由や権利という概念が極めて薄いか存在しない。
「近代化されてない日本」がデジタル社会やグローバルな資本主義社会とリンク出来てないのは実感出来る。
加谷さんは「本当の日本文化を取り戻せば消費は拡大できる」に一章を割いているけれど、新型コロナウイルスのドタバタっぷりを見ていると「それは、どうかな~」て思ってしまう。
次はこれを読んでみるつもり――。
あいかわらず容赦ないタイトル(笑)。
サブタイトルに「どう生きるか」とあるけど救いはあるかな……。
【プロフィール】
サイドFIRE(セミリタイア)目指す寝そべり族。
寝そべりながら年100冊の本を読み(Kindle書籍読み上げで耳活)年2,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は10年を突破。
食事は肉・卵・チーズのMEC食。
調理はレンチン一択。
水出しコーヒーとグリーンズフリー(ノンアル)を愛飲中。。。