朝、自転車通勤後、いつものように、駐輪場トランクで着がえていたら、ピシッとか、パキンといった音がして、ドキリとした。
オカルト方面は弱いのだ。
ゾンビ映画なんて見るのも怖い。
『バイオハザード』程度で震え上がった。
ちなみに一番最初のを観ただけで、続編は怖くて観れてない。
それにしても、季節外れだな、と思っていたら原因が判明した。
空のペットボトルが、ガスヒーターの熱でピシピシいってたのだった。
やれやれ。
この駐輪場トランクは人気がないところなので、こういうときは、ちょっと怖い。
鉄骨二階建ての駐輪場があって、一階の奥にフェンスに囲まれた一角がある。
カギを開けて中に入ると、イナバの物置がずらりと並んでいるのだ。
物置にもカギがかかるので、二重にロックできる。
少なくとも、盗難の心配は無さそうだ。
でも、この駐輪場トランクを使っている人と遭遇したのはこの3年間で一度しかない。
おたがい、かなりびっくりしてた。
使ってる人も、かなり少ないみたい。
なぜ使う人が少ないかというと、とにかく料金が高いからだった。
自分が使っているトランクは月13,000円。
せめて月10,000円だったら、と今でも思う。
駅から近いし、職場にも近いし、防犯対策も万全だし、言うことないんだけど、高い……。
コストダウンを考えて、他のコンテナを探したりしたけど、遠かったり、屋根がないので雨の日が不便だったりして不発に終わった。
職場の駐輪場は屋根がないし、吹きさらしだし、盗難も多いのだ。
ロッカーも狭いし、早めに出勤して身体を濡れタオルでふいている時に同僚に出くわすと、気を使ったり説明したりがめんどうだった。
いろいろ微妙な駐輪場トランクなのだが、おまけに、オーナーの爺さんがおかしくなった。
どうも、突然にひどい難聴になったようで、耳元で怒鳴ってもよく聞こえないらしい。
それ以来、性格が変わって、すっかり偏屈になってしまった。
一度、雨に濡れたレインウェアを物置の外壁に干していたら怒鳴りつけられたことがある。
あとで、お詫びのつもりなのか、100円ショップで売ってるようなペンライトが置かれていた。
ちなみに、この駐輪場トランクを探すときは、けっこう苦労した。
自立できないロードバイクを預かってくれる駐輪場がなかなか見つからなかったのだ。
オーナーの爺さんはロードバイクに乗っている人で理解があった。
初めて会ったときには、ヒルクライムの話など聞かせてくれた。
いい人に出会えたなあ、と喜んでいたんだけど……。
かなり微妙な駐輪場トランクだけど、とりあえずは、このまま使い続けるつもり。
通勤手当が8,000円ほど出るので、差し引けば5,000円。
ジムに通ってると思おう。
でも、実際にジムに通ってるときは、割高に感じられて仕方がなかった。
あの時は、ジムは風呂に入れるから、と自分をなだめていたっけ。
それでも、あんまり人には言いたくないのが本音だ。
たいてい、高すぎる、なんで? と言われてしまうので。
それでも、自転車通勤がこれだけ長続きしたのは、この駐輪場トランクのおかげはあるなあ、と思わざるを得ない。
駐輪場トランクを借りる前の自転車通勤は、しょっちゅうサボっていた。
毎日のように長続きするようになったのは、駐輪場トランクを借りるようになってからなのだ。
やはり、「楽で便利」は強いのだ。
高いけど。
駐輪場についてのブログはこちら
カテゴリー紹介 #自転車通勤
自転車通勤(約1時間、片道約15㎞)7年目。
クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイク所有。
ブルベ経験有り(SR取得)。
「やまめ乗り」修業中。