雲をつかめる?
やまめ乗りを始めて数年。
長続きしたのは自転車通勤のおかげだ。
土日のうちどちらか半日くらい自転車に乗るってだけだったら、とっくにあきらめていただろう。
「向いてない」とか言って。
やまめ乗りを知った頃、始めた頃はこんな風に思っていた。
「すごそうなんだけど、何だか雲をつかむような話だなあ」と。
自分の感覚が頼りで、アナログな感じがした。
先生が側にいて教えてくれてると、いつもとは違った身体の使い方、動き方ができるんだけど、地元へ戻ると、とたんにできなくなってしまう。
自転車雑誌の呪い
自転車雑誌に載ってるのは真逆だ。
ハートレイトモニターで心拍数を計測。
サイコンでケイデンスが何回転かを知る。
パワーメーターにいたっては、何をどうやって計っているのかさえわからない。
フィッテイングだってコンピュータが最適値をハジき出すのだ。
実を言うと、某メーカーのフィッテイングを受けようとしていたこともある。
確か、2〜3万円。
これで今より楽に速く走れるなら、と思っていた。
デジタルな世の中でアナログにこだわるのは難しい。
それでも何となく続いたのは、ジテツウの中で取り組んでいたからだ。
自転車通勤と反復練習
もう一つ、やまめ乗りと自転車通勤の相性の良さを上げておきたい。
やまめ乗りの大切なポイントに「反復練習」がある。
・ケンケン
・8の字
・ブレーキ
・ロードバイクでオフロードを走る。
・(自転車で)階段上り
※ できないので土手上りで代用
などなどーー。
※※具体的な内容は、「自転車の教科書」や「自転車の教科書 ー身体の使い方編ー」に載っています。
これらを自転車通勤に盛りこむようにしている。
ケンケンでスタートして、途中でオフロードを走るコースを取り、土手上りもやる。
公園の駐車場に寄って8の字の練習をする。
たまにクルマが停まってて中に人がいるとできないけど。
赤信号で止まる時は、ブレーキの練習で、自転車の真ん中に座れているかをチェックする。
これだと、ジテツウしてる限り、自動的にやまめ乗りの練習もすることになる。
どれも長続きしなかった
以前は休みの日に早起きして練習するようにしてたこともあったけど長続きしなかった。
あらためて時間を取って取り組むというのはエネルギーがいる。
何かのついでにやるくらいだと負担がかからないし、ストレスもたまらない。
ブルベをやっていた時も、600㎞も走るなら途中で退屈するだろうから、やまめ乗りの練習をするくらいのつもりでいよう。
たっぷりと練習できるなあ。
などと、のんきなことを考えていたが、制限時間に遅れないよう必死に走るばかりで、そんな余裕はなかった。
やまめ乗りをマスターしようとするなら、自転車通勤を強く推奨します。
もちろん、毎日乗らなくても、才能ある人は講座を始めて受けたその日に自転車で階段を上ってしまいますが。
普通の人が週に1回自転車に乗るくらいでマスターするのはなかなか難しいと思うので。
それに、休みの日に自転車に乗るなら、どうしても「走り」をしたくなるだろうし、反復練習と両立させるのは、よほど意志が強くないと続かない退屈だろうし。
やまめ乗り 2年生プロフィール
やまめ乗りを始めて数年。実際に講座を受けたのは2回だけ。脱初心者目指して自習中! このカテゴリーは、「自転車の教科書」と「自転車の教科書 ー身体の使い方編ー」を読んでないとわかりづらいと思います。クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイク所有。自転車通勤(片道15㎞)継続中。 ブルベ経験有り(SR取得)。