読んだのはこちら。
独特のペンネームに独特の絵に独特のストーリー。アニメ化されたりゲーム化されたりすることは万が一にもなさそうだけどオンリーワンなことは間違いない。
自分など大阪在住のアジアン系外国人が描いた漫画だと思ってたぐらいだ。それぐらいに個性的。ペンネームも。
登場人物は関西弁がデフォルト。作者は、最初、大阪を舞台にしてたけど、コテコテ過ぎたと思ったのか、東京在住の大阪人を描くようになる。
こちらは大阪時代の作品。
サライネスの漫画はストーリーなんてあってないようなもの。ボテボテの関西人がしょうむない話を関西弁でしゃべりまくる。ただそれだけ。だから、この作者のは全部ショートストーリーだ。
漫画雑誌の中でも、失礼な言い方になってしまうが、箸休め的存在だろう。
けれどもこれがまた絶妙な箸休めなのだ。何試合も登板できるセットアッパーのような。だからこそ長く続いているんだろう。このシリーズは17巻まで続いた。
読んでると、とにかく、ゆる~い気分になれる。人生、ボチボチでエエやんか、とリラックスできる。
舞台は、夢より楽を取った人生ボチボチ人間が集まったデザイン事務所。「シンドない人生」を選んだのは共感できる。
髪ロング背の高い若い女の子ばかりナンパするバツ3の社長、女に妻を寝取られたネコ好きヘタレなアーティスト、野球観戦命でユンボ大好きなむさ苦しい絵本作家、バスマニアで暗い作風に固定ファンがつき始めた暗い男、などなど――。
この作者が描く漫画は舞台が変わっても基本的には同じだ。ナニワン・ワールドと猫と野球。
こちらはブレイク前のバンドマンたちの漫画。音楽業界が舞台でもゆるいのは変わらない。
アーティストの全部が全部、センター狙いなわけじゃないやねん(←音声入力間違いまで関西弁に)。全4巻。
最新シリーズは血のつながらない家族の物語だが、ゆるくて強い関西パワーは変わらない。
元野球選手で今は文章を書いている父親やザルにまで刺繍してしまうような刺繍作家? の娘たちなど。やっぱり猫は出てくる。
よくわからない人たちが、よくわからない仕事を、なぜ勤まっているのかという仕事ぶりで世間をふわふわと渡っている。これどのシリーズでも同じだけど。
最後に音楽でも雰囲気を。サンプル無料で聞けます。
サライネスは関西方面に転勤が決まったけど馴染めるかどうか不安な人に強く勧めたい。あと思いっきり脱力したい人にも――。
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