「がんばらないようにしている」と正直に言ってしまったら、「なんだ、こいつは!」とひんしゅくを買ってしまうだろう。
「がんばりすぎないようにしている」と言い方を変えても、「いやいや、もっと、がんばれよ。やればできるんだから」と言う人は必ずいる。
「やればできるってんなら、おまえがやれ」と言い返したい。
がんばりすぎて、心の病になっている人は、たくさんいるというのに。
かと言って、あんまりにもダラダラしてると、かえって疲れる。
渋滞した道路をのろのろ運転してるようなものだ。
ある程度のスピードで巡航してるのが一番楽だ。
早すぎもせず遅すぎもせず、燃費も一番いい。
自分としては、がんばりすぎない目安として、次の二つがある。
①精神的なストレスがたまらない。
②肉体的なダメージを受けない。
どちらも、全くゼロにするのは現実的に不可能だ。
一晩、眠って回復できるかどうかを目安にしてる。
パソコンやスマホを再起動したら元に戻るように。
がんばりすぎてもダメだと言う例え話を一つ。
例えば、F1。
レースの世界では、何よりも速く走ることが優先されるはず。
でも、必ずしも、そうではない。
いくら速く走れても、完走できなければ意味がない。
速く走ろうとして、フルアクセル・フルブレーキを繰り返すと、タイヤが速くすり減ってしまう。
レース後半になると、タイヤがグリップを失い、コーナーでスピンしてリタイア、となる。
それを防ぐには、タイヤコントロールが必要になる。
タイヤに負荷をかけないような「走り」が必要不可欠になる。
がんばりすぎて、自分自身に負荷をかけてしまうと、コースアウトしてしまうのだ。
がんばりすぎず、自分に負荷をかけないようにして、精神的なストレスや肉体的なダメージを最小限にして、快適なスピードで巡航していく。
そんな風に生きていけたら、と思うんだけど。
ライフスタイル系 ガイド
ストレスフリーな毎日を過ごしたい!
「健康で文化的な最低限度の生活」が送れれば充分。
ネコのように丸くなって暮らしたい……。