月曜日は最悪だとみんなは言うけれど
月曜の朝になると、「月曜日は最悪だとみんなは言うけれど」というタイトルの本を思い出す。
村上春樹さんの本だ。
カーヴァーの創作をめぐる〈文学的事件〉とは? 出会った作家たちとのエピソードをまじえて、新聞・雑誌の記事からアメリカ文学界を読む。訳者最新エッセイも収録。カーヴァーの創作をめぐる〈文学的事件〉とは? ...
読んだことがあるわけでもないし、読みたいわけでもないんだけど、インパクトのあるタイトルなんで、つい、月曜の朝になると思い出してしまう。
いよいよ、月曜日になってしまったなあ、と。
で、そんな月曜の朝の自転車通勤で、心がけていることが2つある。
スローペース
一つは、いつもよりスローペースで走ることだ。
休み明けから、シャカリキになってケガでもしたら、たまらない。
特に、今回の土日は、クルマ代わりに乗ったりもしなかったし、自転車に乗らない分、たくさん歩いたわけでもない。
ひたすら休養に努めたのだ。
と言っても、振り返ってみると、以前は、月曜の朝の憂鬱な気分を吹き飛ばそうとしてたのか、けっこうガチで走ってしまっていたような気がするけど。
悪くない月曜の朝でも
また、めったにないことだけど、たまには、そんなに調子の悪くない月曜の朝もあった。
せいぜい、「しゃあない。また、一週間、なんとか乗り切るかあ」ぐらいのテンションだったけれど。
そんな時は、妙にテンション上がってるせいか、やっぱり飛ばし気味になってしまう。
どうも休み明けというのは、「がんばらなきゃ」モードになるという刷り込みでも、されてるみたいである。
月曜オーバーペースと金曜ガス欠
どちらにせよ、月曜の朝からオーバーペースだと、金曜までには、けっきょくガス欠になってしまう。
自転車を駐輪場に置いて電車で帰ったり、疲れて外食が増えたり、ストレス解消の経費がかかったり、家事が滞ったりしてた。
よくあるパターンだと、くたくたになって、電車で帰ることにして、駅ナカでカレーあたりをかきこんで、ビールも飲んで、嫌いな満員電車で悪酔いして、家に帰ったら何もしないで寝てしまう、て感じだった。
決まって、翌日は自己嫌悪におちいるスパイラルだ。
その週残りは全滅となって、ぐったりした週末を迎えることになる。
8割安定バランス
昔の自分に声をかけられるとしたら、今の8割、いや、半分のペースでいいから、もうちょっと安定した毎日を過ごそうよ、て言うだろう。
ほんとうにバランスの悪い日々を送っていたと思う。
余計な出費も多かったし。
今は、自転車通勤だけでなく、家事も、一週間単位で考えるようになったので、単発で一回、一日だけがんばるより、少なくとも平日5日間継続するかどうかを考えるようになった。
がんばるオーバーロード
思えば、「がんばる」というのは、負荷や負担を自分自身にかけることなのだ。
精神的にはストレスがたまるし、肉体的には疲労がたまっていく。
平日5日間乗り切れて、土日に回復できるなら、そのまま上手く回っていくだろうけど、ストレスや疲労を、休日に消化しきれなかったら、オーバーペースとなってしまう。
月曜の朝の微速前進
とは言っても、交通量の多い道路を抜けて、川沿いのサイクリングロードを走っていると、月曜の朝でも、さすがに気分はいいわけで、ついついオーバースピードになってしまう。
くそ重たいノーパンクタイヤに遠心力がついてしまうからだろうか。
時々、我にかえって、スピードダウンした。
月曜の朝は、そろそろと微速前進(スローアヘッド)ぐらいで、ちょうどいい。
自転車通勤編プロフィール
自転車通勤(片道15㎞)7年目。
クロモリのロードバイクと29インチのマウンテンバイク所有。
クルマを処分したので街乗りが増えそう。
ブルベ参戦経験有り(SR取得)。
「やまめ乗り」修業中。