税がわかれば、社会がわかる
給料天引きだから税金に関心を持たない?
サラリーマンをやっていると税金は給料天引き。
だから、あまり興味を持たない。
ややこしい税金をおおまかに知りたくなったので「13歳からの税」を読んでみた。
この本を選んだのは正解だった。
大人の自分でさえ分かってなかったことだらけ。
今時の中学生は13歳の頃にこの本を読んで成長する。
そう思うと、圧倒的な情報量の差に呆然としてしまう。
ややこしすぎる税金
そもそも、税金の種類も分かっていなかった。
応益負担の原則による比例税率。
応能負担の原則による累進税率。
減税と控除と手当の違い。
国税と地方税の違い。
直接税と間接税の違い。
自分もそうだったけど、もしわからない言葉があったら「13歳からの税」を読んだ方が良い。
あらためて消費税とは?
「13歳からの税」では消費税についてかなりのボリュームで解説している。
13歳にとって一番身近な税金が消費税だからだろう。
消費税が10%になった時、さんざん話題になったし。
おかげで消費税のおさらいになって良かった。
消費税は戦後すぐに導入されていた
驚いたのは消費税が戦後すぐに導入されていたこと(けっきょく廃止されたけど)。
それどころか、その後何度も名前を変えては登場した。
「取引高税」、「付価値税」、「売上税」などなど。
すぐ廃止されたり、実現しなかったりを繰り返しす。
そして「消費税」に。
今や10%になったってこと。
なんて、うさんくさい歴史だ。
新型コロナウイルス真っ盛りの時期、消費税減税が叫ばれたのも無理はなかった。
税金の使い道は本当に正しい?
東日本大震災復興特別税の使い道がかなり怪しい!
そんな話がよくニュースで流れた。
韓国で行われた世界博覧会の出展費用なんかがそうだ。
その後、旧統一協会と自民党がズブズブだったことが分かる……。
教育予算は世界最低!
意外だったのは日本の教育予算が世界最低レベルだってこと。
これってニュースで見た記憶があまりない。
少子化問題や子育て問題だけじゃなかったのか。
日本の闇は思ったより深い……。
サラリーマンでも節税
これまで読んできた 税金本の中ではこちらが 分かりやすかった。
この本を読むまで給与明細はちゃんと見たことがなかった。
サラリーマンでも節税できるのはありがたい。
ライトノベルで税金を理解する
ライトノベルを読んで税金を学べる。
いい時代になった。
途中まで読んだけど全6巻で完結していた。
読まねば──。
漫画版まである。
ライトノベルも読みやすいけど、漫画版はさらにハードルが低くなる。
つくづく、いい時代だ。
「13歳からの」シリーズ
「13歳からの税」を出しているかもがわ出版は他にも「13歳本」を刊行している。
読みやすいし分かりやすいし全体をパッと理解することができるので、このシリーズは何冊か読んでみるつもりだ。
税金に無関心ではいけない
今や収入の半分が社会負担。
年金と税金と社会保険で半分近く持っていかれる。
「五公五民だ!」「江戸時代かっ!」と話題になった。
税金に無関心でいることは、自分の収入の半分をドブに捨てているようなものだ。
「13歳からの税」のように、読みやすくて分かりやすくて面白い本やマンガで税金の勉強を続けていきたい。
【プロフィール】
セミリタイア一年生。
節約系底辺FIRE民。
年間約150冊の本と約1,500冊のマンガを読む。
食事は肉・卵・チーズのMEC食&メガビタミン。
料理は電子レンジ調理・時短料理オンリー。
築50年超の生家でサバイバル中。。。