らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【人生は攻略できる/橘玲】行き過ぎた資本主義社会のヌルい日本で君たちはどう生きるか

中学高校生から 若手社会人向けに書かれているので 橘玲ワールドの入門書として最適。

 

日本は詰んでいるオワコンだと誰もが言うけれど、そんなことはないと橘玲さんは言う。

日本は「失われた20年」を経ても世界第3位の経済大国だし、日本語という「非関税障壁」に守られて外国企業の参入は難しい。だったら世界じゅうの天才が集まるシリコンバレーではなく、 「ぬるい日本」で億万長者になった方がいいと、本郷バレーの若者たちは考えているのだ。

実例もあげられていて、ある若者は 友人とベンチャー会社を作り、実績を上げてから大企業に会社を売却、億万長者になった後は好きなことをやりつつベンチャー投資家になっている。

 

こんなことになるのも、大企業は 徹底してリスクを取らないようにしているからだ。

そんな大企業では、終身雇用制と年功序列に守られながら社員は数年おきに全く畑違いの部署へ異動する。

先進国の中で日本人の生産性が低いのは、こんな素人が仕事をしているからだ。

でも、素人だらけの大企業の中でスペシャリストになれば頭角を表すことができる、とも。

 

そして世の中も変わりつつある。

橘玲さんはバリ島のネットカフェで出会った 若者のことを書いている。

彼がいうには、毎日会社に通うのはもちろん、せっかくいい波が来てるのに朝から働くのはバカバカしい。でも海外に場所を 移して時差を利用すれば、夕方までサーフィンを楽しんで、 それからちょっと働いて、 真夜中になったら踊りにいくという理想の生活が実現できるのだという。

彼は金髪の男性で短パンにビーチサンダル。

サーフボードを抱えていた。

バリ島では夕方だけどヨーロッパでは朝9時なので、これからヨーロッパ向けの仕事を片付けるそう。

優雅な働きぶりが羨ましい。

 

でも日本だってコロナの影響でリモートワークや テレワークやワーケーションがいくらか進んだ。

将来的にはこんな働き方が可能になるのかもしれない。

希望の持てる話だ。

 

正直言うと橘玲 さんの本を読んでいると、あまりにもシビアな現実が これでもかというぐらい書かれているので読んでいると気が滅入ることが多い。

 

でも、「人生は 攻略できる」は若者向けに書かれている本だからか希望の持てる話が多くて、読み終わっても明るい気分になれた。

 

 

【プロフィール】

自称セミリタイア・節約系FIRE民。

 

健康優良寝そべり族。

家でごろごろしていたい。

街をぶらぶらしていたい。

健やかにだらだらしたい。

 

寝そべりながら本を読みマンガを読む。

 

自転車通勤を卒業して「歩く人」へ。

睡眠重視のロングスリーパー

 

食事は

肉卵チーズのMEC食&メガビタミン。

料理は電子レンジ調理・時短料理。

 

親が遺してくれた生家に籠城中。。。