子育てについては
気の滅入るニュースが多い。
ベビーカーを使っていたら
文句を言われたとか。
国立大学名誉教授が
「子供の声がうるさい」と
文句を言ったら
公園が廃止されたとか。
これじゃ
子供の数が減るのも
無理はない。
そう思っていた。
でも、
実はそうじゃないかもしれない。
このコミックエッセイは異色だ。
小さな子供を連れて出かけた時に、
周りの人達が子供をあやしてくれたり、
声をかけてくれたり、
親切にしてくれたり、
ただそれだけを延々と描き続けたもの。
でも世の中には、
子供に親切な人が
こんなにたくさんいるんだ
とわかってホッとする。
こわそうなお爺ちゃんが
飲み物をおごってくれたり、
電車の運転士さんが
敬礼してくれたり──。
作者のるしこさんが
「アイドル連れて歩いてるみたいだ…」
と照れるところが素晴らしい。
世の中捨てたもんじゃないと思える。
こういう「良いこと」は
ニュースにならない。
ニュースになるのは悪いことばかり。
だから
ニュースばかり見てると
世の中どんどん悪くなっていくような
気がしてしまう。
でもそんなことはないなと、
安心させてくれた。
これから子供を産む人に読んでもらって
安心してほしい。
【プロフィール】
節約系底辺FIRE
(セミリタイア)目指す
ナマケモノ&寝そべり族。
寝そべりながら
年100冊の本を読み、
年1,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は
10年を突破。
食事は
肉・卵・チーズのMEC食&
メガビタミン実践中。
料理はレンチン&時短料理。
親が遺してくれた実家に棲息中。。。