タイトルそのまんま。
やる気のなさと
いい加減さが半端ない。
だからこそ
地方移住の裏面がよくわかる。
主人公の漫画家は
なんとなく田舎暮らしを始めた。
なんとなく田んぼも始める。
理想の田舎暮らしとか
地方移住とか
有機農法とか
地産地消とか
そういう
意識高い系では全くない。
だからこそ
見る目はシビア。
新参者は用水路下流の
田んぼをあてがわれるし、
草刈りを怠けると
怒鳴られるし、
水をせき止めて
田んぼに流してくれない
嫌がらせも受ける。
う〜ん。
なかなかハード。
今まで結構
地方移住ものや
就農体験ものを
読んできたけど、
ここまで厳しい現実は
描かれてなかった。
この手の本や漫画を描く人は
けっきょく
地方移住肯定者なので
不都合な真実には
目をつぶってしまうのだろう。
地元に骨を埋めようと
決心してる人なら
なおさらだ。
その点、
「なんでオレがこんなこと」の
作者は全く配慮がない（笑）。
この作者にしか描けない漫画だ。
まあ、
この作者も
友人と田んぼを始めたのに
突然
カブ日本一周の旅に出たりしてるしw
地元の人たちに
信用されないのも
無理ないかも－－。
そんな作者だけど
道端で拾ったうさぎを
解体したり、
飼い猫のシンシンが
捕まえてきた小鳥を取り上げて
焼いて食ったりと
マイペースで暮らしている。
理想を追いかけて
地方へ来た人より
こういう人の方が
田舎暮らしは
長続きするんじゃないかな。
こちらは最新刊。
作者の今後に期待──。
【プロフィール】
節約系底辺FIRE
（セミリタイア）目指す
ナマケモノ＆寝そべり族。
寝そべりながら
年100冊の本を読み、
年1,000冊のマンガを読む。
片道一時間の自転車通勤は
10年を突破。
食事は
肉・卵・チーズのMEC食＆
メガビタミン実践中。
料理はレンチン＆時短料理。
親が遺してくれた実家に棲息中。。。
