らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【透明アクセル】女子フィギュアスケーターを競艇選手へ。「女はいくら稼げるか?」

 


広告代理店ビジネスの

裏側が分かる--。

主人公の青木は

広告代理店一年生。

 

父親は超有名な演歌歌手。

 

そう、
親のコネで広告代理店に入った

ボンボンだ。

 

広告代理店は

こんな社員が多いので、

よく問題を起こすってのは

「特命係長」シリーズでも

やっていたネタ。

 

でも

青木を見ていると

悪いことばかりでもないようで、
大物相手にも

物怖じすることはないし、

庶民には思いつかないような

大胆な発想もする。

 

親のコネを使って

超VIPなゲストも呼んでしまう。

 

確かに悪いことばかりでもなさそう。

 

そして

この親父さんがまた強烈だ。

一族の中で

神様は俺に

すべての天運と才能を与えた

俺以外には

誰にも何ひとつ

与えていない

つまり……

お前は俺の残りカスだ

(略)

だからお前は俺を利用しろ

思いきり

俺のコネを使って

生きろ

ここまで言い切られると

逆に清々しささえ感じてしまう。

 

 

青木は、
万年二位の

女子フィギュアスケート選手を
競艇選手としてデビューさせる

プロジェクトに取り組む。

 

競艇と言うと
親父くさいイメージだけど

女子が男子とフェアに対戦できる

ジャンルだし

女子が大金を稼げる業種のトップ。


そう、

これは「日本で女がいくら稼げるか?」

という物語でもあるのだ。

 


そう思うと

競艇に対するイメージが変わってくる。

 

競艇漫画も読み返してみたくなったな。

 

最後に

青木は映画作りにまで

携わるようになっていく。

かなり荒唐無稽ではあるけど、

これぐらいでかい花火を打ち上げないと

人をワクワクさせることはできないし、

大勢の人間を巻きこむこともできない。

これは不思議な説得力があった--。


三田紀房さんと言えば、

「インベスター Z」や「ドラゴン桜」が

有名。

でも、地味だけど、

「透明アクセル」のような

ビジネスマン漫画も

おもしろい。

 

次はこちらを読んでみるつもり--。

 

いつのまにか

新連載も始まっているようで

今度はお医者さん。

完結したら一気読みしたい──。

 

 

【プロフィール】

節約系底辺FIRE
セミリタイア)目指す
ナマケモノ&寝そべり族。

寝そべりながら
年100冊の本を読み、
年1,000冊のマンガを読む。

片道一時間の自転車通勤は
10年を突破。

食事は
肉・卵・チーズのMEC食&
メガビタミン実践中。

料理はレンチン&時短料理。

親が遺してくれた実家に棲息中。。。