らくだのライフハック

猫のように丸くなって暮らしたい

─セミリタイアして本とマンガの日々─

【アラベスク/山岸凉子】古典的バレエ漫画を読み返してみると主人公より個性的なライバルたちが印象的だった

 

バレエ漫画の古典的な名作

アラベスク」を

久しぶりに再読してみた。

 

もう30年も前の作品だ--。

読み返して

いきなりびっくりしたのは、

主人公のノンナが

ウクライナキエフ(今はキーウ)の

出身だってこと。

 

まさか作者も

ウクライナが戦場になるとは

思ってもいなかったんだろうなぁ。

それにしても

ノンナって、

めそめそしてばかりいる(笑)。

 

でも

気の弱い主人公が

努力を重ねてプリマになるってのが

昔のバレエ漫画の王道だったんだよね。

シゴイてる鬼コーチ・ユーリ先生は

今見るととても大人。

 

ノンナから

男性として見られたいのを我慢して

ダンサーとしての自立を促してる。

そして

主人公に比べて

ライバルたちは多彩だ。

 

才能がありながら

アクが強すぎて

プリマになれないために

体操の世界へ転身するマイヤ。

 

才能がありすぎるために

バレエをあっさり捨ててしまう

天才少女ラーラ。

 

白血病でありながら

バレエへの執念を燃やすマチュー。

 

独学の期間が長すぎたあまり

模倣の天才になってしまったヴェータ。

 

次々と強敵(と書いて「とも」と読む)が

現れてくるので飽きない。

 


最後には同性愛? と思える

美貌のピアニストまで出てくる。

 

なんとなく「日出処の天子」を

連想してしまう。

 

もともと「アラベスク」は

テレプシコーラ」が

面白かったので

さかのぼって読んでみたもの。

こちらは

現代的なバレエの世界。

 

解剖学の知識や

メンタルトレーニングが

ふんだんに出てくるし、

バレエも

クラシックよりは

コンテンポラリー。

第2部は

丸々ローザンヌコンクール編に

なっている。


バレエなど見たこともないし

たいして興味もないけれど、

なぜかバレエ漫画はおもしろい。

 

次は、このあたりを読んでみよう。

 

あとこれも--。

 

 


【プロフィール】

節約系底辺FIRE
セミリタイア)目指す
ナマケモノ&寝そべり族。

寝そべりながら
年100冊の本を読み、
年1,000冊のマンガを読む。

片道一時間の自転車通勤は
10年を突破。

食事は
肉・卵・チーズのMEC食&
メガビタミン実践中。

料理はレンチン&時短料理。

親が遺してくれた実家に棲息中。。。